もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

民主党の戦術に苦言

2015年02月28日 | 社会・政治問題

 民主党は、相も変わらぬ『閣僚とカネ』の追及に躍起である。

 民主党は、衆院予算委員会で質問時間の大半を閣僚の政治資金追及に費消している。民主党は、競争者のマイナスを追求することにより相対的に自分の評価が高められるとの戦術を取っているものと思われるが、この戦術が追及者のマイナスにしか作用しないことはアメリカ大統領選挙での失敗を例とするまでもない。国民は、予算委員会での政策論争を期待しており、その意味では"私の嫌いな共産党"の方が、委員会を最大の国政論争の場とのスタンスの下に論理的で鋭い質問を行っている。民主党の質問者は、各新聞記事のスクラップを論拠として声高な暴言を連発するのみで、委員長から報道した新聞社名と報道時期を問われて絶句する醜態をさらし、国会を我々の居酒屋談義(酒が入ったための悲憤慷慨)の場と同レベルに貶めている。『政治を分かりやすく身近なものにする』とは、政治テーマを卑近なものに限定することではなく、難解な問題を整理し永田町言葉てない平易な表現で正すべき対案を選挙民に提示することだと思う。民主党が今のような戦術を取る限り、国民の政治離れに拍車をかける結果しか得られないと思う。

 綱領しかり、マニュフェストしかり、質問内容しかり、民主党には『国政調査権』『政策秘書』『広報スペシャリスト』のいずれも存在しないのであろうか。


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