もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

あら何ともなや・・

2021年07月09日 | コロナ

 2回目のコロナワクチンを接種して20時間が経過したが、副反応は全くない・もしくは自覚できない。

 現在の心境は「あら何ともなや きのふは過ぎて ふく(河豚)の汁」である。自分はこれまで前掲の句は「我雪とおもへば軽し笠の上」と機智・諧謔に富む宝井其角の句と思っており、酒席でも蘊蓄を垂れた記憶があるが、今回ブログで使用するに際して調べて見たら其角の師匠である俳聖松尾芭蕉の句であることを知った。生兵法はさておいて、もしワクチン接種に危惧をお持ちの向きには知っておいて欲しいように思える(不測の事態が起こっても責任はとれないが)。閑話休題
 NHK特設サイトによると7月6日時点でのワクチン接種状況は、1回目:3350万人、2回目:1914万人とされているので、約5300万回の接種が行われたことになるが、当初は10万回に数件発生するであろうと云われたアナフィラキシーショックや血栓等の重篤な副反応は、アストラゼネカ製薬品が使用されていないこともあって殆ど報じられていない。
 しかしながら、医療従事者や高齢者に対するワクチン接種の進展が、素人観には社会に思わぬ副反応を起こしているように思える。我が市では、毎日10数名の新規感染(発症)者が速報されるが、昨今では60代以上の感染者を見ることは殆ど無くなった。本来なら60代以上の感染者が減少すれば総感染者数は減るように思われるが、全体数に変化がないのは変異株の特性によるものでは無く、ワクチンを接種した高齢者等が感染しても発症しないために、外見では健康者のままに保菌者・スプレッターとなってウィルスの増殖と拡散を援けているためではないだろうか。ワクチン接種の安心感から開放的となった高齢者が、街をうろつき、カラオケし、孫に逢い、小旅行に精を出して感染し、車中で見知らぬ人に、同居家族にウィルスを伝達するという結果であるように思える。

 副反応が無い若しくは軽いことについて、仲間内で最近盛り上がった軽口を紹介。
 「副反応が無い」のは、体温の上昇等を認知する機能が衰えたものであり、倦怠感や節々の痛みは日常的であるために副反応と気付かないためである。
 「副反応が軽い」ことは、接種したワクチンが薄められている所為で、効き目のあるワクチンを打ってもらうためには窓口で賄賂を渡せば、本来の濃度で効き目のあるワクチンを打って貰える。
 科学的な知見の基に接種を拒否する人には無縁の戯言であろうが、何となく不安という人にとっては古人も「案ずるよりも産むが易し」「馬には乗ってみよ」と諭しているように、接種はあまり恐れる必要は無いことを知って貰えれば幸甚です。