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Belinda Carlisle / Heaven On Earth (1987)

2005-10-23 00:58:07 | Music > Rock/Pops
 
cherry さんのブログでこのアルバムが紹介されていて、懐かしさのあまり CD を借りてきました。オープニングの "Heaven Is A Place On Earth" はやっぱりいいなぁ・・・。とにかく元気でポップで 80年代らしい一曲ですよね。そういえば、The Corrs を初めて聴いたときに連想したのがこの曲でした。実際 CORRS が彼女に影響を受けていたのかはわかりませんが、この手のサウンドが好きな人には CORRS のデビュー・アルバムもお薦めしておきます(ちょっとだけ宣伝・・・笑)。セカンド・シングルの "I Get Weak" も大好きな曲です。Belinda って声質が少しだけ Stevie Nicks に似てると感じるのは私だけでしょうか(笑)。

a-ha / Hunting High And Low (1985)

2005-10-21 00:22:33 | Music > Rock/Pops
 
紛れも無く 80年代ポップスを代表する名盤の一つでしょう。ノルウェーからデビューした若者三人組は瑞々しく透明感のあるサウンドで、またたく間に全世界のポップス・ファンの心をつかみました。特に彼らのデビュー曲 "Take On Me" の印象的なキーボードはどこかで耳にしたことがある人がほとんどだと思います。そんな a-ha のサウンドを特徴付けているのは、やはり "Take On Me" に代表される Morten のファルセット・ヴォイスでしょうね。ただ私はそれまで「ファルセット」なんて言葉は知りませんでしたけど・・・(笑)。加えてサビの最後で唄われる "in a day or two" という歌詞も、ず~っと「トゥルットゥル、トゥー」というスキャットかと思っていました(笑)。マニアックな告白はさておき、本作でのお気に入りは Morten の深みのある低い声も魅力的な "Hunting High And Low" ですね。叙情的なメロディが本当に美しく、聴いていると、つい感傷的な気分になってきます(泣)。・・・といっても何か特別思い出すことがあるわけではないんですけどね~。雰囲気に浸っているだけってことで(笑)。そういえば、最近の a-ha の映像を LIVE8 で観ましたが、相変わらず Morten はカッコ良かったですねぇ。


It Bites / Once Around The World (1988)

2005-10-18 05:52:17 | Music > Rock/Pops
 
sorapapa さん超お薦めの一枚を聴いてみました。前々から気になっていたアルバムで、最近やっと入手できたのでございます(笑)。リリース当時、友人宅で聴いたことがあるのですが、正直あまり覚えていません。ネットでもざっとしか試聴していませんから、ちゃんと聴いたのは今回が初めてになります。

sorapapa さんの思い入れが深いバンドということで、出来るだけ彼らの音楽をフェアに聴きたいというのが念頭にありました。そんなわけで予備知識を入れるのは一切止めました。聴き終わってから調べればいいことですからね(笑)。最初に感じたのは硬質なサウンドや湿り気を帯びたメロディに覗かせる英国っぽさ。80年代のイギリスのロックやポップスの香りがプンプンしています。ネット試聴では Jack Blades を連想したヴォーカルも、よく聴けば Peter Gabriel っぽくもあり・・・。プログレ的なエッセンスに Genesis というバンドを感じていたせいかも知れません。またアメリカのバンドですが Mr. Mister や初期の Dream Theater も頭に思い浮かびました。すでに何度かリピートしましたが、私にとってはスルメ的なアルバムですね。ポップス・アルバムのように、一聴して「この曲とこの曲が最高!」といった感想は持ちませんでしたが、それは「聴き込まなければわからない」ではなく「聴き込み甲斐がある」といった方が適切かも知れません。時折垣間見せるひねくれたポップ感覚、適度にハードでエッジが効いているサウンド、展開やアレンジの緻密さなど聴く度に新しい発見があるといった味わい深いアルバムですね。

・・・と、ここまで書いたところで、sorapapa さんのレヴューを読み直してみました。当時コメントも残しているんですよね~、ワ・タ・シ(笑)。ふむふむ、なるほど~。Peter Gabriel を連想したの一緒だなぁ・・・って、sorapapa さんの記事が私の記憶の片隅に残っていたのでしょうか(笑)。Yes との関連性については、ほとんどプログレに走らなかった私にはちょっとわかりません。thefirewithin さんもレヴューしていたはずと、そちらも覗いてみました。Jellyfish は詳しく知らないのですが「ひねくれたパワー・ポップ」という表現にうんうんと頷いてしまいました(笑)。

本作って涼しげなジャケットが素敵ですよね。こういう色合いって好きです。1st や 3rd も聴いてみるつもりです。あとライヴ映像! プレイする彼らの姿が観てみたいぞ~! それにしても三枚のオリジナル・アルバムって、ジャケットの方向性がバラバラですよね(笑)。

Chicago / Chicago 17 (1984)

2005-10-17 08:49:28 | Music > Rock/Pops

この時代の Chicago はベスト盤で聴いてしまうことが多いのですが、先日の "Chicago 18" に続いて久しぶりにオリジナル・アルバムを聴いてみました。"Chicago 18" から加入の Jason Scheff は Peter Cetera に声質が似てると言われていましたが、"Chicago 18" が Chicago 初体験の私にとっては、その肝心の Peter を知らなかったわけで・・・(笑)。では聴き比べての感想はどうだったのかというと、私はそれほど似てるとは思いませんでした。二人とも高音の伸びが豊かな素晴らしい声の持ち主ですから、そう感じる人が多いのかも知れませんね。アルバムは躍動感に溢れたポップな楽曲が多く、合間に挟まれる "Hard Habit To Break" や "Remember TheFeeling", "You're The Inspiration" といった David Foster 節が満載のバラードも最高です。その他、"Please Hold On"(最後の掛け合い部分がステキ)や "Once In A Lifetime" もお気に入りですね。

Bruce Hornsby And The Range / The Way It Is (1986)

2005-10-09 00:00:51 | Music > Rock/Pops

ここ数年、DREGS の T Lavitz にハマっていまして、色々と参加アルバムを聴き漁っているのですが、その影響でジャム・バンド系の音楽もよく聴くようになりました。まだまだ不慣れなシーンなので、すべてが真新しいものばかりと思っていたら、意外にもそこで懐かしい名前を何度か目にしたんです。それが Bruce Hornsby でした。The Range を率い、デビュー・アルバムを全米で大ヒットさせた、あの Bruce Hornsby なんですね。今や彼のバンドは、すっかりジャム・バンドとして定着したようです。

Bruce Hornsby & The Range というと、デビュー当時は何かと Huey Lewis & The News の弟分的な扱いをされていましたね。1986年のグラミー賞で最優秀新人賞を獲得したほどだったのに、本作の楽曲で記憶に残っていたのは "The Way It Is", "Mandolin Rain" など数曲程度で、私にとってはイマイチ印象の薄いバンドでした。手当たり次第に洋楽を聴いていた時代ですし、当時の好みからは少し外れていたせいかも知れません。しかしです! 今聴くと、 Bruce のマイルドなヴォーカルやリリカルなピアノを始め、フィドルやマンドリン、アコーディオンも加わった大陸的なサウンドが印象的で一気に引き込まれました。秋のそよ風に吹かれて車を走らせながら聴きたいなぁって、そんな気にさせてくれる爽やかなアルバムです。

Peter Gabriel / So (1986)

2005-10-05 00:02:36 | Music > Rock/Pops
当時 MTV ではユーモアたっぷりの "Sledgehammer" や "Big Time" の PV がヘヴィ・ローテーションで流れていました。やはり最初に好きになったのはそういうポップな楽曲で、これほどの名盤だというのに、それ以外の曲はあまり印象に残らなかったんですよ。初期の Genesis に在籍していたといわれても Genesis は "Invisible Touch" という極上のポップス・アルバムをリリースしていた頃ですし、今一ピンと来ませんでした。聴き込むほどに深みが出てくるこのアルバムを本当に素晴らしいと感じるようになったのは 10年くらい後になってからのことです。今なら、このアルバムで一番好きな曲はと訊かれれば、迷わず "Red Rain" と答えるでしょう。私にとっては 80年代の思い出と Peter Gabriel という一人のアーティストの魅力が詰まった大好きな一枚です。アルバムには Stewart Copeland や Tony Levin, Kate Bush が参加しています。

Chicago / Chicago 18 (1986)

2005-10-03 00:08:40 | Music > Rock/Pops
 
"Will You Still Love Me?" を初めて聴いたときの感動は今でも忘れられません。大げさと思われるかもしれませんが「世の中にこんなにも美しい曲があるんだ」って本気で感じましたもの。洋楽を聴き始めた頃に FM から流れてきたこの曲に出会えたのは幸運だったかもしれません。異国の地で息づいている音楽の魅力というものが十分に伝わってきましたから・・・。早速、レンタル・レコード店でドーナツ盤を借りてきましたが、まだそういうのに慣れていなくて店に入るのもドキドキでした(笑)。同時に Europe の "The Final Countdown" のシングルも借りたように記憶しています。当時は自分のコンポなど持っていませんでしたから、家にあるターン・テーブル付きのステレオとラジカセをつないで録音していました(懐)。やっぱりこの頃のアルバムのことを書こうとすると、色んな思い出が蘇ってきて、どうしても昔話になってしまいますね(笑)。

アルバムの方に話を移しますと、私が洋楽に感じた最大の魅力はメロディの美しさでしたから、最初に気に入った曲は "Will You Still Love Me?" や "If She Would Have Been Faithful..", "I Believe" といったバラードでした。時が経つにつれ、自分の感性も少しずつ広がってきて、他の曲もいつも間にか好きになっていましたね。"Niagara Falls" は Jason のヴォーカルがカッコイイと思いますし、"25 Or 6 To 4" についてもオリジナルを知らなかった分、すんなりと聴けました(後にオリジナルを聴いたときにはシビれましたけど・・・笑)。本作の後、"17", "16" と遡り、"19" 以降はリアル・タイムですが、初期の Chicago を聴くようになったのは大分あとになってからです。

Have A Nice Day / Bon Jovi (2005)

2005-09-19 09:50:26 | Music > Rock/Pops
 
Bon Jovi の最新作、その仕上がりには賛否両論飛び交っているようですが、私にとっては最高のアルバムです。古い記憶を呼び起こされるような不思議な懐かしさに満ちた雰囲気を感じるんです。今の自分の心境に近いのでしょうか、心にすんなりと響いてきます。もう「名盤」「駄作」とか一般的な評価はどうでもよくて、ただ元気が一杯もらえる気がして、「生」へのエネルギーが沸いてくる気がして・・・。だからレヴューなんかにはなりません。私はレヴューを書くときはどこか冷めた目で客観的に捉えている部分がありますから(笑)。実は・・・おバカな私ですがこの一年程、心が迷宮に迷い込んだような状態だったんですよ。自己嫌悪の螺旋みたいなね。だからこっそりもう一つブログを立ち上げて、心の泥を吐き出そうかとも悩んだくらいです(笑)。そう、今なら自分を笑っていられるんです(笑笑笑)。浮いては沈みの繰り返しでしたが、なんとか自分なりの解決策が見えてきて、前向きの舵を取り始めていたころに出会ったのが、先行シングル "Have A Nice Day" だったんですね。歌詞を読んで共感して・・・。Jon のインタヴューも幾つか読みました。色々考えさせられました・・・って、こんなこと書くつもりではなかったんだけどなぁ。なんかこうね、"Have A Nice Day" を聴いていたら、自分にちょっと正直になってきちゃっ、うっ、まずい、自分の秘密をベラベラと喋り出しそうだぞ。

なので~、アルバムについての感想をチロッと。ボーナス・トラックを除いた "Have A Nice Day" から "Story Of My Love" までの12曲に関しては、こんなことは今まで一度もなかったのですが、一曲残らずグサっときました。そのかわり特出して気に入った曲があるわけでもないんです。何か不思議な感じですが、全12曲が足並み揃えて、いい感じなんですよ。そう、いい感じ・・・。「スゴイ」でも「素晴らしい」でもなくね。ボーナス・トラックの "Dirty Little Secret" と "These Open Arms" は曲順によってはアルバムに違和感無く溶け込むんじゃないかと思います(アルバムの流れは "Story Of My Life" で止まっていますからね)。"Unbreakable" はおまけって感じですね。BSB の "Everybody (Backstreet's Back)" かと思っちゃいました(BSB は好きですが、ああいうビートは苦手なので)。このアルバムのバランスを考えたときに唯一違和感を感じる楽曲かなぁ・・・。

結局、何がいいたかったのかというと、僕のバイオリズムは今 "Have A Nice Day" に同期しているってことですかね~意味不明(笑)。

Have A Nice Day!!!

スーパードライの CM ソング

2005-09-18 00:08:47 | Music > Rock/Pops
 
最近、アサヒ・スーパー・ドライの CM で "Got My Mind Set On You" が流れていますね。オリジナルは James Ray という人ですが、私はやっぱり George Harrison のヴァージョンが好きです(・・・というか、オリジナルは聴いたことがないし~)。当ブログでも何ヶ月か前に、この曲が収録された George のアルバム "Cloud Nine" を強引に Eric Johnson に結び付けて紹介しました(笑)。

それはさておき CM の曲です。一聴すると George のヴァージョンっぽいアレンジですが、ヴォーカルはもう少しロックしていてパワフルです。ネット検索によると Robbie Wyckoff という人が歌っているようです。現在は Under-Radio という HR/HM 系のバンドでヴォーカルを担当しているみたいですね。Under-Radio のバンド・メンバーには Gregg & Matt の Bissonette 兄弟の名前もあって「へぇ~」って感じです(笑)。そうそう、もう一つ面白い発見がありました。オフィシャル・サイトのディスコグラフィーによると、このバンドの中心人物でありギタリストの Eric Zimmermann は Jason Becker のトリビュート・アルバムに参加しているんですよ! モース先生も参加しているアルバムですからね、持ってますよ~ん。アルバムを見たら "Rain" という曲で Eric Zimmermann の名前がクレジットされていました。

今回は気になる CM ソングを調べていたら予想外にも自分の持っている CD にまで辿り着いてしまったわけで・・・。う~ん、やっぱりこういうのって楽しいなぁ。でもこれだけ書いておいて Robbie Wyckoff が同姓同名の異人だったらどうしよう・・・。まっいいか(笑)。


アサヒ・スーパー・ドライ:
「海の幸、山の幸」篇の TV-CM が見れます。
http://www.asahibeer.co.jp/superdry/7/main.html

Under-Radio Official Site:
http://www.under-radio.com


Kelly Clarkson / Breakaway (2004)

2005-09-13 00:00:07 | Music > Rock/Pops
 
先日、Kelly Clarkson というアーティストの "Behind These Hazel Eyes" についての記事を書きましたが、Kelly ってポップ・チャートを賑わしている売れっ子アーティストだったんですね。日本で言うと浜崎あゆみとかそういった感じなんでしょうか? いや、よくわからないけど・・・(笑)。一般的にはメジャーな音楽でも私にとっては未知の世界?なのでやっぱりワクワク感はあるわけで、何だかんだとアルバムに手を出してみました。

アルバムでは "Behind These Hazel Eyes" のような耽美なスタイルは数曲で聴ける程度で、今風のポップスやロックを中心としたヴァラエティに富んだ楽曲が収録されています。言い換えると Kelly Clarkson という特定のスタイルはあまり感じられないということですね。特に思い入れのあるアーティストではないですから、私にとっては曲がすべてであり、過剰な期待をしていない分、素直に聴けました。アルバム一枚聴き流しても全然辛くないところは、やはりそれなりの完成度を持ったアルバムだと思いますし、TV 番組のアイドル・コンテスト出身といっても、アルバムで聴く限り、ヴォーカルは本格派です。私の時代で言えば Mariah Carey の声で Tiffany がデビューしたようなものでしょうか(笑)。

何曲か気に入った曲を紹介しておきますと、前述の "Behind These Hazel Eyes" 以外に "Because Of You" というバラードや "Gone", "You Found Me" といったポップな曲がいいですね。"Gone" は Last Autumn's Dream の Mikael Erlandsson が唄ったら似合いそうな感じ。コードの流れがホント、Mikael が書きそうなんですよ。と思ってクレジットを調べてみたら、何と Mikael の名前が・・・んなわけありませんね(笑)。でも Mikael のソング・ライティングの才能がそれくらい認められる日が来るといいなぁ。何といっても彼は素晴らしいメロディ・メイカーですから・・・。おっとスミマセン、ボーダレスなネタで話が逸れてしまいました。

たまには時代を意識した作品もいいなぁなんて思いながら、最近ヘヴィ・ローテーションで聴いています。

Steve Walsh の新作がリリース!

2005-09-12 00:00:24 | Music > Rock/Pops
 
近々、Steve Walsh が待望のサード・アルバム "Shadowman" をリリースします。Kansas の "Power" (1986) で彼に出会って以来、ずっと大好きなヴォーカリストの一人です。さすがに最近は全盛期の艶は無くなってしまいましたが、それでもパワーは衰えず声の存在感は Steve Walsh であることを未だ強く主張していて、頼もしい限りです。プロジェクトへの参加も積極的で、若いミュージシャンとのコラボレーションも常に彼の感性を刺激しているのでしょうね(Khymera では Hardline の "Love Leads The Way" を唄っていてビックリ!)。ざっと試聴してみたところ、かなりヘヴィネスが強調されていた前作に比べてライトな仕上がりで、ヴァラエティに富んだアメリカンなサウンドでした(ジャケットのような暗いイメージではないですよ~)。個人的には、ソロでは Mike Slammer と組んで Steve Morse 在籍時代の Kansas や Streets のようなストレートでメロディアスなハード・ロックを演って欲しいなぁなんて思ったりもしますが・・・。元バンド・メンバーの David Ragsdale や Symphony X の Michael Romeo らがゲスト参加しています。

Ben Folds Five / Ben Folds Five (1995)

2005-09-03 08:21:42 | Music > Rock/Pops

Eric Johnson もお気に入りのゴキゲンなピアノ・ロック!

1998年3月のインタヴューで Park Street に "What have you been listening to?" と訊かれた EJ は真っ先にこのバンドの名前を挙げていました。私はというと、名前を耳にしたことがある程度で、彼らの素性や音楽性についての知識は皆無でした。程なくして知りたい病が始まってきた私は無意識に "Ben Folds Five" の Google 検索結果のページを見ていたわけで・・・。ほとんど条件反射ですな(笑)。ブラウズした情報を整理してみると、バンドはピアノ、ベース、ドラムのギターレスのトリオ編成、スタイルはピアノ・ロックとのこと。またレヴューではここかしこで私の大好きな Jerry Lee Lewis や Billy Joel の名前が出てきます。「結構ストライクかな」と感じたので早速チェックしてみました。

ウホホ!といった感じのゴキゲンなピアノ・ロックですね。デビュー作からこのテンションとは恐れ入りました。かなりレイド・バックした温もりのあるサウンドで、ロック・スピリットに溢れるヴォーカルや歪んだベースも印象的です。EJ 自身もピアノを弾きますから Ben Folds Five のようなバンドには自然と興味が沸くのでしょうね。語れるほど聴き込んでいるわけではないのでレヴューらしいレヴューは出来ませんが、私にとっては当分の間ヘヴィ・ローテーションに組み込まれそうな勢いのアルバムです。

U2 / The Joshua Tree (1987)

2005-09-01 18:16:46 | Music > Rock/Pops
 
デビューから25年が経過した現在も第一線でロック・シーンをリードし続ける U2 が 1987年にリリースした名盤中の名盤。アイルランド出身のロック・バンドが名実共に世界の頂点に登りつめた瞬間であり、これまでの U2 の集大成ともいうべきアルバムです。The Edge のディレイの効いた切れ味鋭いカッティングは U2 サウンドの核となり、魂ほとばしる Bono のヴォーカルは聴く者の心を打ちます。深遠な世界観を描きつつも、一般のリスナーにアピールする音楽性は筆舌に尽し難く、特にシングル・カットされたオープニングからの三曲はいずれも素晴らしい出来で、それに違わぬヒットを記録しました。またタイトルをモチーフとしたモノクロのジャケットも印象的で、荒涼な大地をバックに立つ四人の姿は想像力をかき立てる見事な構図です。本作で一旦は完成を見た U2 サウンドは更なる成長を目指し、"Achtung Baby" 以降、エレクトロニクスとの融合という新たなる世界へ踏み出すことになります。当時の私はその変化についていけず、以後長い間、U2 から遠ざかってしまうのでした。

Madonna / True Blue (1986)

2005-08-31 00:00:06 | Music > Rock/Pops
 
Madonna というアーティストに入れ込んだことはないのですが、ポップス・アルバムとしての "True Blue" は本当に強力な一枚です。まあ私が語るとこの時期のアルバムは何でも「イイ!」ってことになってしまうのですが(笑)、それを抜きにしても "Papa Don't Preach", "Open Your Heart", "Live To Tell", "La Isla Bonita" とシングル・カットされた曲がことごとくヒットを飛ばしていることからもそれはお分かりだと思います。全体のクォリティは非常に高く、通しで聴くのが全然苦にならないアルバムはそうめったにあるものではありません。変にアーティストを気取った作風ではなく、王道ポップスに徹しているところにも好感が持てますね。MTV 時代には "Open Your Heart" の挑発的な PV も話題になりましたが、今でもその美しさが衰えていないところは「さすがプロ」といった感じです。いずれにしても彼女が "True Blue" のような香りを持ったアルバムを作ることはもう無いでしょうから、本作はこれからも大事に聴き続けていきたいですね。

REO Speedwagon / Life As We Know It (1987)

2005-08-30 01:05:22 | Music > Rock/Pops
 
REO Speedwagon といえば普通は全米一位を記録した "Hi Infidelity"(邦題は「禁じられた夜」)となるのでしょうが、私にとっては初めて聴いたこのアルバムが今でも一番好きです。ラジオで流れた "That Ain't Love" の哀メロが私のストライクでした。バックの女性コーラスやアコースティック・ギターのカッティングなどもいい味を出しています。また学校では決して習うことのない "ain't" なんて言葉を知ったのもこの曲がキッカケでした(笑)。アルバム全体の印象はホーンやピアノも入ってくるアメリカンなパーティ・ロックといった感じで "New Way To Love", "One Too Many Girlfriends", "Can't Get You Out Of My Heart" などはその代表的なサウンドと言えるでしょう。また彼らのバラードも魅力の一つで "In My Dreams" は天下一品の美しさですね。私にとってはいつまでも忘れられない 80年代の名バラードの一つです。ただ出だしの "There was a time some time ago" と歌われる部分の最後が未だに「た~まご~」に聞えてしまいますが(笑)。