ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

出雲の旅 二日目

2017年06月13日 | Weblog
湯の川温泉を9時に出発、石見銀山を目指します。
先日、地元の方から「高速でも一般道でもそれほど時間はかわりませんよ」とアドバイスを頂戴していたので、海沿いのルートで向かいます。
途中、キララ多岐という道の駅にてお土産購入。
多岐はイチジクが特産品なのですね。
イチジク関連の加工品が充実しています。
ちなみに、多岐のドライイチジクは驚愕の美味しさ。



ドライですが程よいソフト感、豊かな風味と深い味わい、ヘルシーで栄養価も高く、とても贅沢なオヤツです。

11時過ぎに石見銀山観光案内所に到着。
駐車し、レンタサイクル弥助さんで電動自転車を調達。
これが大正解。
平日に一般公開されている間歩は龍源寺間歩1ヶ所だけなのですが、そこまで延々上り坂です。
徒歩だと小1時間かかるところ、電動アシストのおかげで10分程で辿り着く事が出来ました。
駐輪場に自転車を停め、受付を済ませ、いざ坑内へ!



手作業で掘り進められた、その痕跡が感じられます。
横幅2尺高さ4尺、10日で10尺掘り進めるということは、10日がかりで3メートル強でしょうか?
大小600余りの間歩が点在しているということは・・・、大変な労力ですね。



最盛期は世界の銀の流通量の約3分の1を石見銀山が産出していたというから驚きです。
暗い坑内はあちこちに横穴、縦穴があり、天井には鍾乳石も。



狭い個所もありますが、とても歩きやすく、クールな坑内。



週末のみガイドツアーで公開されている大久保間歩は、スケールがより大きいそうです。
行きたかったなぁ。

途中、精錬所跡に立ち寄りました。



階段ピラミッド!?古代遺跡のような風格があります。上まで登れるのですが、間近で精巧な石組が見られ、当時の技術力の高さが感じられます。

鉱山の守り神、佐毘売山神社。苔むす階段に誘われます。



石見銀山を堪能したところで、そろそろご飯タイム。
自転車を返却し、大森地区を散策。





江戸風情が色濃く残る、素敵な街並みです。
そんな中、一際風格のある群言堂にてランチ。豆のカレーとみかんジュースを注文しました。
群言堂はライフスタイルにまつわる品を扱うセレクトショップ。
コの字型の建物の中央に中庭があり、清々しい緑に癒されます。



大森地区で最も異彩を放っていたのが、ベッカライコンディトライヒダカ。
こちらは本格的なドイツパンとお菓子のお店です。
近所にあったら毎日通いたくなる美味しさです。
ちなみにこちらのお菓子、ドライフルーツをぎゅっと固めたようなフルヒテブロートが個人的ヒット。キルシュが効いています。



店構えは江戸!ギャップが良いですね。



石見銀山ついでに、1400年の歴史を誇る温泉津温泉へ足を延ばしました。
大正ロマン風建築が印象的な薬師湯。



アーチ部分はリラックスルームになっています。



屋上からは温泉津の街並みを俯瞰できます。
お隣の建物のとんがり屋根が可愛い!



私が訪問した時は、地元の人がポツポツ利用されている程度でゆっくり出来ました。
ただ、お風呂はこじんまりしているので、タイミング次第でギュウギュウになる危険性あり。

薬師湯に隣接した震湯カフェ。とんがり屋根の正体です。



最後に焼き物の郷訪問。
2基の登窯、迫力あります!



2日目はこれにて終了。
足立美術館にほど近い、さぎの湯温泉へ約60キロ、帰りは高速利用し、2時間程で到着。
長距離移動でしたが、充実した1日でした。