ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

談春独演会@本多劇場

2008年02月12日 | Weblog
春風亭昇太プロデュースの下北沢演劇祭にて開催された談春独演会、昼席・夜席2回公演。
まず談春と昇太の二人が高座で挨拶。二人の弟子比べから談春の元弟子最果ての地へと旅立った(?)春ダチョウの天然っぷりが語られる。
まず昇太が「力士の春」、次に談春「噺家の春」をリレーで演じる。「力士の春」は学校の授業シーンで終わるが、「噺家の春」は後日談までたっぷり。談志ファンの母と志ん朝ファンの父に噺家になるべくして育てられた松岡「美濃部」克由が小学校のクラスを巻き込みながら噺家としての道を順調に歩むまではいいが、親の期待を裏切って円楽党に弟子入りする。しかし目標を見失い、その苦悩を両親に打ち明けた結果、円朝という大きな目標を見つける。かなりの爆笑ネタに仕上がっている。古典のみならず新作でもその才能をいかんなく発揮する談春、ますます期待が高まる。
仲入後は「木乃伊とり」。登場人物のキャラがそれぞれ立っている。若旦那の母親の年齢不詳おばあさんキャラは健在、若旦那の性根の悪さも見事、飯炊き清蔵の朴訥さ、酔っ払いぶりが丹念に演じられている。酒を注がれる清蔵の掛け声、飲む時の奇妙な声が笑いを誘う。若旦那に説教をするシーンと一件落着して飲み直しが始まるシーンの色分けも鮮やか。
お祭りに相応しいネタで笑いの絶えない会だった。
早めの夕食を野田岩の下北沢店で。有名店であるにも関わらず店の佇まいは庶民的で敷居が低いので気軽に入れる。まずは白焼き(志ら焼)。純粋な鰻の旨味が口いっぱいに広がる。焦げ目なく見た目にも美しい。さらに鰻とフカヒレの茶わん蒸しで小腹を満たす。タレの甘みと卵のコンビネーション、きっと嫌いな人はいない。フワっとした鰻がたっぷり入っている。〆の鰻丼はそれなりに食べ応えはある。鰻尽くしで大満足。


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