ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

着々と

2010年12月24日 | Weblog


今日は電気工事担当のケンさんが現場に初めて入ってくださいました。
お蔭で配線がすっかり整い、宙ぶらりん状態だった配電盤も壁に納まりました。



数日前には水道工事担当のノリさんが黙々と配管を施工してくださいました。
変化が地味だったので写真ではお伝えしにくいのですが・・・。

電気の配線が出来上がると、天井に手を付けられるようになります。
白く塗装した杉の板をランダムに貼っていきます。
継ぎ目をどこに持っていくか、センスが問われる作業です。

カウンターには天板が!
古材の雰囲気を大切に、素材感を生かして仕上げます。



私は終日ペンキ塗り。
B型人間の神経質さを発揮し、自分なりに満足のいく仕上がり。
仕上がりはいいんだけど、気が付くと服のみならず床にも壁にも家具にもペンキの跡が・・・。
これだからB型ってやーねーと言われるんだな、とちょっと反省。

ケンさん、左官を「しゃかん」と発音します。
へ~、落語のまんまなんだ、と思って聞いてみると、石鍋さんは「さかん」と読むそうです。
世代の差(ケンさんは47才、石鍋さんは37才)
落語では、大工と左官は仲が悪いということになっています(ex.『三方一両損』)。
「なぜなんでしょうね~」なんて聞いてみたら、ケンさん曰く
「左官は砂を扱っているでしょ。靴底に砂がついてて、磨いた床の上をそんな靴で歩くと一発で木がダメになる。だから大工は左官が出入りすることを嫌ったみたいですよ」
へ~~~。そういう理由だったんだ~

「昔は随分大工は威張ってて、現場のピラミッドの頂点が大工だったんだよね。棟梁に挨拶なしで現場で作業してたら、靴の上から釘打たれたりすることもあったんだよ」
お~~~、いたたたたた

職人さんの世界は本当に面白いです。
時代の流れとともに、随分大工さん達も丸くなったようですが、ひとむかし前までは江戸っ子気質の棟梁が現場で威張ってたんだな~と思うと、なんだかワクワクしてしまいます。

さて、25日から大阪へ。
コーヒーの仕入れ先で研修を受けてきます!