源ザの独り言日記

日々あったこと、感じたことを気軽に書き込みます。

矢切の渡しで乗り合わせた女優

2006-07-30 19:32:59 | Weblog
2カ月ぶりに葛飾柴又に行くため、いつもの駐車場に車をおいて
矢切の渡しに行った。
ちょうど渡し舟が到着したところで、多くの人の最後尾で乗船できた。
ヤレヤレと思う気持ちに川風がやたらやさしい。
岸を離れると、少し大型のビデオカメラが回りだした。
「細川たかし」の歌でですっかり有名になった、この渡し船は
ビデオやカメラ片手の人は多い。
ところが乗り合わせの一人が「木の実ナナさん」ではと言う。
ご本人が「男はつらいよ」の寅さんこと渥美清没後10年の足跡を撮っているのよとのご返事。後日テレビ放映されると言う。
昨日は隅田川の花火大会のテレビに顔を出していたようだ。
私はこのルートが好きで20年来、ブラリとくるがタレントに合うのは初めて。
60歳近いはずだが、歌手当時と変わらないスタイルに感心させられた。
家内が言うに大変な努力だとのこと。
葛飾側に到着すると乗船者と気楽にカメラに納まっていた。
東京は下町生まれで庶民的なところが長続きの秘訣との家内の解説だ。
柴又帝釈天の仲見世は大勢の観光客で賑わっている。バスツアーの団体さん、車椅子でのお年寄りグループ、外人さんの浴衣姿もチラホラ。
狭い参道を中高年が差す日傘を避けるのに苦労する。
やっと今日の目的である喫茶店でコーヒーの麻袋を貰い受けた。
2カ月前、フラリと寄ったお店でコーヒーが美味しかったので
感激して予約しておいたものだ。実はコーヒー樽が欲しかったのだが。
この店は観光地紹介雑誌「るぶぶ」に取り上げられている珈琲専門店である。
6月に寄った時は、あいにく定休日の月曜日。
その後は雨模様の日が続き今日となってしまった。
帰りに「とらや」で草もちをおみやげを買い、山本亭、寅さん記念館
を歩いて船着場へ。
帰りの渡し船は少し風が強くなって、かなり下流に流されたが発動機が積み込んであるから安心。
料金は大人100円、子供50円。
最終時間は4・30分、強風中止、月曜運休。(昨年までは11月まで無休だったと思ったが)初めてのことがもう一つ、千葉県警の警備艇が通ったことだ。



平家ボタルは年々少なくなっている

2006-07-30 00:21:59 | Weblog
今日暗くなるのを待って、市川植物園のホタル鑑賞会にでかけた。孫娘2人とママの4人。家内は中国語会話サークルから帰ったばかりで今回は見送り。
途中雨が落ちてきたが、駐車料300円支払って会場に向かった。
入口近くに小さな光が見え、今年も楽しめと期待して歩を進めた。
今年は例年になく人が多く、なかなか前に進めない。
進めない上にホタルが少なくひと周りしても、所々にいるだけだ。
毎年来ている私にとっては、今年が最低のように思える。
話は飛ぶが、孫のママが子供の頃、住んでいた大宮の植田谷本の団地近くの加茂川
周辺は今で言うホタルの名所で毎年この時期がくると、沢山のホタルが飛び交いそれは美しい光景だった。
私が早く帰宅したときは、いつも田んぼの畦道を子供を連れて歩いたものだ。
時には虫かごに入れ帰り、お部屋に離し楽しんだ。
仕事で0時過ぎの大宮西口発川越行き最終バスで帰ることがたびたびあったが
水判土停から加茂川沿いを歩いていると懐中電灯は必要ないほどの蛍雪の光だったことを思い出す。ホタルの名所であるとともに桜の並木も美しく、私は仕事の疲れを癒された。ところが住んでから8年くらいして、川がコンクリートで固められ、周辺の農水路がU字溝で整備されるとホタルは激減してしまい、桜は全部切り倒をされた。直後、転居してしまったのが今はどうなっているだろうか。
当時は日本が高成長の時代で近代化という名でコンクリート造りがもてはやされた時代でもあった。自然の持つやさしさを知っているのは私たちの子供まで、孫たちは知らない。自然の美しさを知らない人々はどういう時代を作るのだろうか。