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ロバート・アルトマンのドキュメンタリー映画が秋に公開。嬉しい。
映画ばかり見ながら過ごしてきたけど、
結局のところ、アルトマンが一番好きな映画監督なのであった。
『70年代アメリカ映画100』は、実はかなりの部分、アルトマンを軸に構成された本だったのだが、
というのも、彼こそ70年代的な態度や姿勢を体現し、貫いた監督であり作品群だったと思えたからである。
アルトマンは同時代の最も革新的なアメリカ監督であり、彼の手になるとあらゆるジャンルの、演技、脚本、撮影、編集など全ての要素が、巧みに従来の作法から「ずらされ」ていった。
彼は、アメリカの映画文化を批評的に扱いながら、アメリカとそこに暮らす人々の振る舞いを白日のもとにさらして、心からうんざりしつつも、同時に愛していたと思う。このアンビバレンツこそ信じられるものであったし、いまもなお信じられるものだと思うのである。
追記
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