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●トランプ大統領の真意は? ・アメリカのトランプ大統領は ブルームバーグのインタビューで 金正恩委員長との異例の「首脳会談」について 突然言及、会談が実現すれば「光栄だ」と述べるなど“対話”の姿勢を強調した。一方 北朝鮮は きょう、核攻撃を示唆。しかし、アメリカは 北朝鮮への""圧力""も強めている。ソウルでは 日米の駐韓大使が 韓国の尹炳世外相と 異例の会談。連携を確認した。さらにアメリカ軍は 韓国の上空で B1戦略爆撃機2機を使った共同訓練を韓国で行った。専門家は、近いうちに 会談が実現する可能性はないと指摘。一方で、韓国の大統領選の結果次第で 南北対話が進み、首脳会談につながることもあると 述べた。
●韓国大統領選 最後の討論会…結果は ・今後の北朝鮮情勢の鍵を握る韓国の大統領選挙は、9日の投開票まで あと1週間。2日の今夜、上位5人の候補による 最後となるテレビ討論会が 開かれた。北朝鮮への対応や アメリカとの連携についての発言が出た。支持率トップの 革新系最大野党「共に民主党」の文在寅氏は「大統領が 北朝鮮を敵国と規定するのは よくない」「軍事的には敵だが、もう一方では 祖国統一の相手」と、対話の方針を改めて示した。文氏は ここに来て 支持率で 他の候補と差を広げているが、この北朝鮮に対する姿勢は 懸念材料でもある。このまま 文氏が逃げ切るのか、北朝鮮の挑発が続く中「さまよう保守層」が結集するのか、残り1週間 まだ目が離せない。
●クロマグロ漁獲規制 小型マグロだけ逃がせ! ・水産庁は 資源が減少している 小型の太平洋クロマグロの漁獲量が 国際合意で決められた枠を 初めて上回ったと 発表した。去年7月から 今年6月末までに 日本に割り当てられた漁獲上限は 4,007トンにも関わらず 4月末時点で4,008トンに達したのだ。原因は 西日本を中心とした想定外の豊漁と混獲と、ほかの魚を取る目的なのに マグロが入ってしまうというケースだ。東京海洋大の勝川准教授は「混獲がある中で 国の漁獲枠を約束の範囲に抑えていく仕組みづくりが 必要」と話す。青森県深浦町で 大型定置網漁を行う「ホリエイ」は 定置網に入った小型クロマグロを生きたまま逃がす技術の開発を 進めている。表層を泳ぐクロマグロの行動を調査し、逃げ道となる穴を 上の部分につけることで、クロマグロだけを 逃がす。また、大型クロマグロは 逃がしたくないので、網の目を、規制対象の30キロ未満のマグロだけが通れる大きさにして 実験を行う予定だ。
●タケノコ危機の真相 ・今が旬のタケノコだが、天候不順などの影響で、今年、かつてない凶作だ。都内のスーパーでは、仕入れ量が 例年に比べ半分しかなく、入荷後 すぐに売り切れてしまうという。春先は 価格も高騰していたため、買えなかったという客が 殺到している。タケノコ不作の影響は レジャーにも。伊豆にある観光農園「一条竹の子村」は、この時期 タケノコ狩りで人気だ。しかし今年、タケノコが多く出始めたのは 例年より1ヵ月ほど遅い 4月の中旬ごろ。収穫量も 3割ほど減ったという。実は タケノコは、「表年」と呼ばれる豊作の年と「裏年」と呼ばれる不作の年が 交互にやってくる。今年は「裏年」。それに加えて春先の天候不順などで かつてないほどの凶作となっている。未曽有の“タケノコ危機”。タケノコは 遠い存在になってしまうのだろうか。
●安倍総理 被災地を視察 ・信頼回復に繋がるのだろうか? 安倍総理大臣は2日、宮城県を訪れ、4月、今村前復興大臣が 失言問題で辞任してから 初めて、東日本大震災で被災した地域の視察を行なった。視察には、今村氏の後任の吉野復興大臣も 同行し、商店街などの商業施設や 小学校の視察のほか、津波で大きな被害を受けた石巻市と、名取市の閖上地区を訪れ、黙とうを ささげた。2日の視察は 今村前大臣の失言を受けて 急きょ設定したもので、政府としては 被災地の信頼回復を 急ぎたい考えだ。
●エイベックスが「未払い残業代」 ・宅配業界につづき 大手音楽会社でも、残業代の未払いが発覚。音楽ソフト大手の「エイベックス・グループ・ホールディングス」が、グループの従業員らに 数億円規模の未払い残業代を5月、支払うことが分かった。グループの全従業員 およそ1,500人のうち、現時点では、およそ半数に 適切な残業代を支払っていないと みられている。特に、音楽制作部門など、深夜の勤務が多い職場で 未払いが多く見つかったという。
●「ボルヴィック」自主回収 ・キリンビバレッジは 2日、ミネラルウォーターの「ボルヴィック」にプラスチック片が混入した疑いがあるとして、およそ370万本を自主回収すると発表した。対象は500ミリリットル入りのペットボトルで、これまでに 健康被害の報告はないという。フランスの製造工場で機械のプラスチック部品が破損し、一部が容器に入ったことが原因だとしている。
●朴被告側 否認の構え ・収賄の罪などで起訴された韓国の前の大統領、朴槿恵被告の 事実上の初公判となる公判準備手続きが きょう、ソウルで開かれた。朴被告本人は きょうは 法廷に出席しなかった。弁護側は サムスンなど 大企業から 巨額の賄賂をうけとった罪など 18の起訴内容を否認する構えだが、「捜査記録の検討が 終わっていない」として、次の裁判まで 認否を留保した。
●「築地」の土壌調査を開始 ・東京都は、土壌汚染の恐れがあると指摘される築地市場で、有害物質の調査を始めた。過去に必要な調査が行われていなかった 111地点が対象で、土や地中のガスを採取して ヒ素やベンゼンなどの濃度を分析する。調査結果は 今月中に公表されるが、結果によっては、豊洲市場への移転を巡る小池知事の判断に 影響する可能性もある。
●なぜ今? AIIB歩み寄り発言相次ぐ ・アジアの発展途上国などに 資金援助をして 経済成長を支える国際機関の中で、中国が主導するAIIB=アジアインフラ投資銀行が 今、存在感を増している。このAIIBに対し、日本は 同じ役割を果たすADB=アジア開発銀行を主導しているため、ライバル意識を持っていた。しかし このAIIBに歩み寄る発言が 相次いでいる。きょう 横浜市で講演した日銀の黒田総裁は AIIBに 多くの国や地域が加盟していることは良いことだ と、AIIBの役割を評価。また、政府与党からは 自民党の二階幹事長が 香港のメディアに対して 日本がAIIBに参加する可能性もあると 発言。二階氏の側近の議員によると こうした発言を 2月ごろから検討していたという。安部総理は 過去に透明性がないといわれる AIIBの組織体型に 疑問を投げかけていた。AIIBに前向きな発言が相次いだ理由を 外交問題に詳しい専門家は アメリカと中国の関係が 背景にあると話す。
●【ロングセラー研究所】リカちゃん・今年で 誕生から50年を迎えた 着せ替え人形の定番「リカちゃん」。今では タレント名鑑に載るほど有名となり、これまで 6千万体以上を販売してきた。海外製品とは違い、日本人の生活や好みに合っていたことから、発売から1ヵ月で 4万体を出荷する大ヒットとなった。この人気を持続させるために 打ち出したのが、“ソフト戦略”だ。「リカちゃん」の友達の人形などを販売することで、人形の世界を ストーリーで面白く展開していったのだ。今では、おもちゃの枠を越え、インスタグラムで 自ら情報発信をしたり、フランスの観光親善大使に就任したり するなど 活躍の場を広げている。取材先:タカラトミー、リトルファクトリー
●【トレたまinアメリカ】模様を描き続けるテーブル・【商品名】模様を描くテーブル【商品の特徴】磁石の力で 鉄の球を動かし、テーブル上の砂に 模様を自在に描く技術。【企業名】芸術家 ブルース・シャピローさん【住所】アメリカ ミネソタ州ミネアポリス【価格】1,000ドル~【取材】ライアン・マキューン【トレたまキャスター】片渕 茜
●明日の経済と解説・【コメンテーター】伊藤元重氏(学習院大学 教授)
●トランプ大統領の真意は? ・アメリカのトランプ大統領は ブルームバーグのインタビューで 金正恩委員長との異例の「首脳会談」について 突然言及、会談が実現すれば「光栄だ」と述べるなど“対話”の姿勢を強調した。一方 北朝鮮は きょう、核攻撃を示唆。しかし、アメリカは 北朝鮮への""圧力""も強めている。ソウルでは 日米の駐韓大使が 韓国の尹炳世外相と 異例の会談。連携を確認した。さらにアメリカ軍は 韓国の上空で B1戦略爆撃機2機を使った共同訓練を韓国で行った。専門家は、近いうちに 会談が実現する可能性はないと指摘。一方で、韓国の大統領選の結果次第で 南北対話が進み、首脳会談につながることもあると 述べた。
●韓国大統領選 最後の討論会…結果は ・今後の北朝鮮情勢の鍵を握る韓国の大統領選挙は、9日の投開票まで あと1週間。2日の今夜、上位5人の候補による 最後となるテレビ討論会が 開かれた。北朝鮮への対応や アメリカとの連携についての発言が出た。支持率トップの 革新系最大野党「共に民主党」の文在寅氏は「大統領が 北朝鮮を敵国と規定するのは よくない」「軍事的には敵だが、もう一方では 祖国統一の相手」と、対話の方針を改めて示した。文氏は ここに来て 支持率で 他の候補と差を広げているが、この北朝鮮に対する姿勢は 懸念材料でもある。このまま 文氏が逃げ切るのか、北朝鮮の挑発が続く中「さまよう保守層」が結集するのか、残り1週間 まだ目が離せない。
●クロマグロ漁獲規制 小型マグロだけ逃がせ! ・水産庁は 資源が減少している 小型の太平洋クロマグロの漁獲量が 国際合意で決められた枠を 初めて上回ったと 発表した。去年7月から 今年6月末までに 日本に割り当てられた漁獲上限は 4,007トンにも関わらず 4月末時点で4,008トンに達したのだ。原因は 西日本を中心とした想定外の豊漁と混獲と、ほかの魚を取る目的なのに マグロが入ってしまうというケースだ。東京海洋大の勝川准教授は「混獲がある中で 国の漁獲枠を約束の範囲に抑えていく仕組みづくりが 必要」と話す。青森県深浦町で 大型定置網漁を行う「ホリエイ」は 定置網に入った小型クロマグロを生きたまま逃がす技術の開発を 進めている。表層を泳ぐクロマグロの行動を調査し、逃げ道となる穴を 上の部分につけることで、クロマグロだけを 逃がす。また、大型クロマグロは 逃がしたくないので、網の目を、規制対象の30キロ未満のマグロだけが通れる大きさにして 実験を行う予定だ。
●タケノコ危機の真相 ・今が旬のタケノコだが、天候不順などの影響で、今年、かつてない凶作だ。都内のスーパーでは、仕入れ量が 例年に比べ半分しかなく、入荷後 すぐに売り切れてしまうという。春先は 価格も高騰していたため、買えなかったという客が 殺到している。タケノコ不作の影響は レジャーにも。伊豆にある観光農園「一条竹の子村」は、この時期 タケノコ狩りで人気だ。しかし今年、タケノコが多く出始めたのは 例年より1ヵ月ほど遅い 4月の中旬ごろ。収穫量も 3割ほど減ったという。実は タケノコは、「表年」と呼ばれる豊作の年と「裏年」と呼ばれる不作の年が 交互にやってくる。今年は「裏年」。それに加えて春先の天候不順などで かつてないほどの凶作となっている。未曽有の“タケノコ危機”。タケノコは 遠い存在になってしまうのだろうか。
●安倍総理 被災地を視察 ・信頼回復に繋がるのだろうか? 安倍総理大臣は2日、宮城県を訪れ、4月、今村前復興大臣が 失言問題で辞任してから 初めて、東日本大震災で被災した地域の視察を行なった。視察には、今村氏の後任の吉野復興大臣も 同行し、商店街などの商業施設や 小学校の視察のほか、津波で大きな被害を受けた石巻市と、名取市の閖上地区を訪れ、黙とうを ささげた。2日の視察は 今村前大臣の失言を受けて 急きょ設定したもので、政府としては 被災地の信頼回復を 急ぎたい考えだ。
●エイベックスが「未払い残業代」 ・宅配業界につづき 大手音楽会社でも、残業代の未払いが発覚。音楽ソフト大手の「エイベックス・グループ・ホールディングス」が、グループの従業員らに 数億円規模の未払い残業代を5月、支払うことが分かった。グループの全従業員 およそ1,500人のうち、現時点では、およそ半数に 適切な残業代を支払っていないと みられている。特に、音楽制作部門など、深夜の勤務が多い職場で 未払いが多く見つかったという。
●「ボルヴィック」自主回収 ・キリンビバレッジは 2日、ミネラルウォーターの「ボルヴィック」にプラスチック片が混入した疑いがあるとして、およそ370万本を自主回収すると発表した。対象は500ミリリットル入りのペットボトルで、これまでに 健康被害の報告はないという。フランスの製造工場で機械のプラスチック部品が破損し、一部が容器に入ったことが原因だとしている。
●朴被告側 否認の構え ・収賄の罪などで起訴された韓国の前の大統領、朴槿恵被告の 事実上の初公判となる公判準備手続きが きょう、ソウルで開かれた。朴被告本人は きょうは 法廷に出席しなかった。弁護側は サムスンなど 大企業から 巨額の賄賂をうけとった罪など 18の起訴内容を否認する構えだが、「捜査記録の検討が 終わっていない」として、次の裁判まで 認否を留保した。
●「築地」の土壌調査を開始 ・東京都は、土壌汚染の恐れがあると指摘される築地市場で、有害物質の調査を始めた。過去に必要な調査が行われていなかった 111地点が対象で、土や地中のガスを採取して ヒ素やベンゼンなどの濃度を分析する。調査結果は 今月中に公表されるが、結果によっては、豊洲市場への移転を巡る小池知事の判断に 影響する可能性もある。
●なぜ今? AIIB歩み寄り発言相次ぐ ・アジアの発展途上国などに 資金援助をして 経済成長を支える国際機関の中で、中国が主導するAIIB=アジアインフラ投資銀行が 今、存在感を増している。このAIIBに対し、日本は 同じ役割を果たすADB=アジア開発銀行を主導しているため、ライバル意識を持っていた。しかし このAIIBに歩み寄る発言が 相次いでいる。きょう 横浜市で講演した日銀の黒田総裁は AIIBに 多くの国や地域が加盟していることは良いことだ と、AIIBの役割を評価。また、政府与党からは 自民党の二階幹事長が 香港のメディアに対して 日本がAIIBに参加する可能性もあると 発言。二階氏の側近の議員によると こうした発言を 2月ごろから検討していたという。安部総理は 過去に透明性がないといわれる AIIBの組織体型に 疑問を投げかけていた。AIIBに前向きな発言が相次いだ理由を 外交問題に詳しい専門家は アメリカと中国の関係が 背景にあると話す。
●【ロングセラー研究所】リカちゃん・今年で 誕生から50年を迎えた 着せ替え人形の定番「リカちゃん」。今では タレント名鑑に載るほど有名となり、これまで 6千万体以上を販売してきた。海外製品とは違い、日本人の生活や好みに合っていたことから、発売から1ヵ月で 4万体を出荷する大ヒットとなった。この人気を持続させるために 打ち出したのが、“ソフト戦略”だ。「リカちゃん」の友達の人形などを販売することで、人形の世界を ストーリーで面白く展開していったのだ。今では、おもちゃの枠を越え、インスタグラムで 自ら情報発信をしたり、フランスの観光親善大使に就任したり するなど 活躍の場を広げている。取材先:タカラトミー、リトルファクトリー
●【トレたまinアメリカ】模様を描き続けるテーブル・【商品名】模様を描くテーブル【商品の特徴】磁石の力で 鉄の球を動かし、テーブル上の砂に 模様を自在に描く技術。【企業名】芸術家 ブルース・シャピローさん【住所】アメリカ ミネソタ州ミネアポリス【価格】1,000ドル~【取材】ライアン・マキューン【トレたまキャスター】片渕 茜
●明日の経済と解説・【コメンテーター】伊藤元重氏(学習院大学 教授)
右中央の鉄の玉が砂を動かして模様を作る