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●新幹線台車の亀裂で川重謝罪 原因は「鋼材の削りすぎ」 ・2017年12月、東海道・山陽新幹線「のぞみ34号」の台車に亀裂が見つかった問題で、製造元の川崎重工業が記者会見を開き、台車に使われている鋼材を、製造段階で設計よりも薄く削っていたと明らかにした。問題のあったJR西日本の車両だけでなく、JR東海に納品した台車でも同様の不備が見つかったという。この原因について川崎重工業は、品質管理の不備から一部の部品の加工精度にバラツキがあり「厚み」の調整が必要だったこと、また調整の際に「班長から作業者への指示不足」により削りすぎてしまったことなどを挙げた。班の全員が規定に外れていたことをやっている認識がなかったとのことだ。専門家は削らざるを得なくなってしまった設計自体に問題がある可能性があると指摘。今回の「厚さ」の不備は鉄道会社では把握できないとし、台車振動検知システムを全車両につけるべきだと提言する。
●働き方改革法案 「裁量労働制」断念へ ・今国会の最重要法案である働き方改革関連法案。不適切なデータ問題を受け、関連法案のうち裁量労働制の拡大について、政府与党はこの国会での法案提出を断念する方針を固めたことがテレビ東京の取材で分かった。きょうの国会では働き方改革関連法案の撤回を求める野党側が激しく反発。こうした中、安倍総理はこれまでの強硬な答弁から一転、法案を精査する考えを示した。身内である自民党からも厳しい意見が出始め、きのうの厚生労働部会では、今回の問題が安倍政権に打撃を与えかねないとの意見が相次いだ。裁量労働制が入ったままの法案では党内もまとまらず「国会提出のめどがつかない」との声も高まったことで、安倍総理も裁量労働制の切り離しに舵を切ったとみられる。ある自民党関係者は「この国会で裁量労働の法案が出てくることはもうない」との見通しを示している。
●太陽光発電で新たな商機!? リミット迫る「2019年問題」 ・東京ビッグサイトでエネルギーの総合展が始まった。多くの企業が蓄電池に力を入れている理由は2019年問題だ。09年から始まった太陽光発電の余剰電力買い取り制度「FIT(フィット)」。固定価格での買い取り期間は設置から10年で、19年には契約が切れる家庭も出始める。そこで企業が後付けの蓄電池の販売を始めていた。契約が19年で切れる家庭では、売電価格がいくらになるのか気が気でないと話す。09年に契約した家庭では1kWhあたり48円で電力会社に売電しているが、今後は10円になるとも言われていて、蓄電池を買って自家消費へのシフトを検討するとしている。それを見据え太陽光パネルと蓄電池をセットで販売する動きが加速している。ハンファQセルズジャパンは効率の良いパネルと蓄電池をそれぞれ開発し、セット販売で売り込む。ループもAI付き蓄電池を開発。導入した客には電気代を安くする提案を行っている。
●中国からどこへ… 仮想通貨の“発掘”最前線 ・トラブルが起きながらも存在感を増す仮想通貨。セキュリティー対策として、取り引きをする際には計算を記録する必要がある。その際、大量のコンピューターを使って作業に貢献する人たちがいる。その人たちの目的は、計算の対価として新たに発行される仮想通貨だ。この作業は鉱山から金銀を採掘するイメージから「採掘=マイニング」と呼ばれ、巨額の富を生む可能性を秘めると考える投資家も少なくない。この“採掘”作業は中国で活発に行われてきたが、中国当局の規制により作業の現場はロシアに移りつつある。“採掘”では大量のコンピューターが稼働して70度以上の高温になることもあり機械を冷却する必要があるが、1年を通して気温の低いロシアでは冷却費用がほとんどかからない。他国より低コストで仮想通貨を“採掘”できる。政府も仮想通貨を後押しする動きを見せており、国民の期待も高まっている。仮想通貨への投資を拡大する現場を取材した。
●セブン 弁当・総菜に健康志向 ・セブン-イレブン・ジャパンはきょう、健康にこだわった新たな弁当や総菜を発表した。ハクサイやニンジンなど8種類の野菜に鶏の胸肉を使った「サラダチキンあんかけ丼」は、1日に必要な野菜の半分以上がとれるとしている。客の健康志向の高まりを受け、今後、こうした弁当やスープなどの開発を強化する方針だ。また、店舗数が2万店を突破した記念として来月からはメーカーと協力した期間限定の商品を投入するという。
●東京五輪マスコット決定 ・020年東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会はきょう、公式マスコットの採用作品を発表した。選ばれたのは市松模様と桜をモチーフにした作品で、大会史上初の試みとなる小学生の投票によって決定した。
●TPPで「対話開始」 ・アメリカのムニューシン財務長官は27日、TPP=環太平洋経済連携協定への復帰をめぐり、参加国と「極めて高いレベルで対話を開始した」と明らかにした。参加11ヵ国のうち、どの国と協議したかはわかっていない。ただ、トランプ政権は2国間の通商協定を重視しているとして、TPPへの復帰は検討課題の一つにすぎないとの認識も示した。
●パウエル議会証言で 金利↑ 株↓ ・アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が27日、はじめての議会証言に臨んだ。金融引き締めに向かうアメリカが、利上げペースを加速するのか注目される中、パウエル議長の発言を市場は「強気」と捉えたようだ。5日の就任日に株価が急落して以降、これまでほとんど発言がなかったパウエル議長。「12月以降発表された経済指標で経済の力強さが確認できた。個人としてもインフレ目標に向かっているという自信を深めている。経済環境は逆風から追い風に変わった」と証言し、アメリカ経済の力強さに自信を示した。市場では利上げペースがさらに加速するとの見方が強まり、アメリカの長期金利は2.9%台まで上昇。27日のアメリカの株式市場では金利上昇による業績悪化などが懸念され、ダウ平均株価は下落。きょうの東京株式市場でも金利上昇への警戒感から日経平均株価の終値は4日ぶりに下落した。
●訪日客呼び込め! 東京・大阪で「高所アトラクション」 ・春休みシーズンを前に、東京と大阪、それぞれで高さを売りにしたアトラクションが登場している。東京タワーが披露したのは初の体験型ツアーです。手渡される13の言語に対応した音声ガイドを聞きながら、東京タワーを巡る。一方、日本一高いビル、大阪の「あべのハルカス」は地上およそ300メートルにあるデッキで命綱をつけて歩くアトラクション「エッジ・ザ・ハルカス」を始める。遮るものが何もない状態で景色を楽しむことができる。いずれの施設も訪日客に人気のスポットだが、新アトラクションの導入で来場者のさらなる増加を見込む。
●【トレたま】挟んで落とすハンガー!? ・【商品名】びっくりはんがー(仮)【商品の特徴】靴下などの洗濯物を挟んで干せるだけでなく、一気に落として取り込むことができるハンガー。【企業名】(渡部歯科医院)WATANABE【住所】愛媛県砥部町宮内1401-1【価格】未定【発売日】未定【トレたまキャスター】北村まあさ
●明日の経済と解説・【コメンテーター】熊谷亮丸氏(大和総研 経済調査部 チーフエコノミスト)
●リニア談合 大成建設元常務ら聴取 ・リニア中央新幹線の工事をめぐる談合事件で、東京地検特捜部はきょう、大成建設の元常務らから事情を聴いているとみられることがわかった。特捜部などは去年12月、大成建設と鹿島、大林組と清水建設の大手ゼネコンが入札前に受注調整していた疑いがあるとして家宅捜索していた。特捜部は独占禁止法違反の疑いで立件することを視野に、詰めの捜査を進める方針だ。
●番組の見どころ 3月01日(木)・米国FBIが中国文化の普及拠点を捜査した。なぜこのタイミングなのか。容疑は何なのか。取材を進めると意外な側面が見えてきた。ほかはパナソニック100周年の家電戦略に迫る。ロングセラー研究所は森永チョコボール。
●新幹線台車の亀裂で川重謝罪 原因は「鋼材の削りすぎ」 ・2017年12月、東海道・山陽新幹線「のぞみ34号」の台車に亀裂が見つかった問題で、製造元の川崎重工業が記者会見を開き、台車に使われている鋼材を、製造段階で設計よりも薄く削っていたと明らかにした。問題のあったJR西日本の車両だけでなく、JR東海に納品した台車でも同様の不備が見つかったという。この原因について川崎重工業は、品質管理の不備から一部の部品の加工精度にバラツキがあり「厚み」の調整が必要だったこと、また調整の際に「班長から作業者への指示不足」により削りすぎてしまったことなどを挙げた。班の全員が規定に外れていたことをやっている認識がなかったとのことだ。専門家は削らざるを得なくなってしまった設計自体に問題がある可能性があると指摘。今回の「厚さ」の不備は鉄道会社では把握できないとし、台車振動検知システムを全車両につけるべきだと提言する。
●働き方改革法案 「裁量労働制」断念へ ・今国会の最重要法案である働き方改革関連法案。不適切なデータ問題を受け、関連法案のうち裁量労働制の拡大について、政府与党はこの国会での法案提出を断念する方針を固めたことがテレビ東京の取材で分かった。きょうの国会では働き方改革関連法案の撤回を求める野党側が激しく反発。こうした中、安倍総理はこれまでの強硬な答弁から一転、法案を精査する考えを示した。身内である自民党からも厳しい意見が出始め、きのうの厚生労働部会では、今回の問題が安倍政権に打撃を与えかねないとの意見が相次いだ。裁量労働制が入ったままの法案では党内もまとまらず「国会提出のめどがつかない」との声も高まったことで、安倍総理も裁量労働制の切り離しに舵を切ったとみられる。ある自民党関係者は「この国会で裁量労働の法案が出てくることはもうない」との見通しを示している。
●太陽光発電で新たな商機!? リミット迫る「2019年問題」 ・東京ビッグサイトでエネルギーの総合展が始まった。多くの企業が蓄電池に力を入れている理由は2019年問題だ。09年から始まった太陽光発電の余剰電力買い取り制度「FIT(フィット)」。固定価格での買い取り期間は設置から10年で、19年には契約が切れる家庭も出始める。そこで企業が後付けの蓄電池の販売を始めていた。契約が19年で切れる家庭では、売電価格がいくらになるのか気が気でないと話す。09年に契約した家庭では1kWhあたり48円で電力会社に売電しているが、今後は10円になるとも言われていて、蓄電池を買って自家消費へのシフトを検討するとしている。それを見据え太陽光パネルと蓄電池をセットで販売する動きが加速している。ハンファQセルズジャパンは効率の良いパネルと蓄電池をそれぞれ開発し、セット販売で売り込む。ループもAI付き蓄電池を開発。導入した客には電気代を安くする提案を行っている。
●中国からどこへ… 仮想通貨の“発掘”最前線 ・トラブルが起きながらも存在感を増す仮想通貨。セキュリティー対策として、取り引きをする際には計算を記録する必要がある。その際、大量のコンピューターを使って作業に貢献する人たちがいる。その人たちの目的は、計算の対価として新たに発行される仮想通貨だ。この作業は鉱山から金銀を採掘するイメージから「採掘=マイニング」と呼ばれ、巨額の富を生む可能性を秘めると考える投資家も少なくない。この“採掘”作業は中国で活発に行われてきたが、中国当局の規制により作業の現場はロシアに移りつつある。“採掘”では大量のコンピューターが稼働して70度以上の高温になることもあり機械を冷却する必要があるが、1年を通して気温の低いロシアでは冷却費用がほとんどかからない。他国より低コストで仮想通貨を“採掘”できる。政府も仮想通貨を後押しする動きを見せており、国民の期待も高まっている。仮想通貨への投資を拡大する現場を取材した。
●セブン 弁当・総菜に健康志向 ・セブン-イレブン・ジャパンはきょう、健康にこだわった新たな弁当や総菜を発表した。ハクサイやニンジンなど8種類の野菜に鶏の胸肉を使った「サラダチキンあんかけ丼」は、1日に必要な野菜の半分以上がとれるとしている。客の健康志向の高まりを受け、今後、こうした弁当やスープなどの開発を強化する方針だ。また、店舗数が2万店を突破した記念として来月からはメーカーと協力した期間限定の商品を投入するという。
●東京五輪マスコット決定 ・020年東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会はきょう、公式マスコットの採用作品を発表した。選ばれたのは市松模様と桜をモチーフにした作品で、大会史上初の試みとなる小学生の投票によって決定した。
●TPPで「対話開始」 ・アメリカのムニューシン財務長官は27日、TPP=環太平洋経済連携協定への復帰をめぐり、参加国と「極めて高いレベルで対話を開始した」と明らかにした。参加11ヵ国のうち、どの国と協議したかはわかっていない。ただ、トランプ政権は2国間の通商協定を重視しているとして、TPPへの復帰は検討課題の一つにすぎないとの認識も示した。
●パウエル議会証言で 金利↑ 株↓ ・アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が27日、はじめての議会証言に臨んだ。金融引き締めに向かうアメリカが、利上げペースを加速するのか注目される中、パウエル議長の発言を市場は「強気」と捉えたようだ。5日の就任日に株価が急落して以降、これまでほとんど発言がなかったパウエル議長。「12月以降発表された経済指標で経済の力強さが確認できた。個人としてもインフレ目標に向かっているという自信を深めている。経済環境は逆風から追い風に変わった」と証言し、アメリカ経済の力強さに自信を示した。市場では利上げペースがさらに加速するとの見方が強まり、アメリカの長期金利は2.9%台まで上昇。27日のアメリカの株式市場では金利上昇による業績悪化などが懸念され、ダウ平均株価は下落。きょうの東京株式市場でも金利上昇への警戒感から日経平均株価の終値は4日ぶりに下落した。
●訪日客呼び込め! 東京・大阪で「高所アトラクション」 ・春休みシーズンを前に、東京と大阪、それぞれで高さを売りにしたアトラクションが登場している。東京タワーが披露したのは初の体験型ツアーです。手渡される13の言語に対応した音声ガイドを聞きながら、東京タワーを巡る。一方、日本一高いビル、大阪の「あべのハルカス」は地上およそ300メートルにあるデッキで命綱をつけて歩くアトラクション「エッジ・ザ・ハルカス」を始める。遮るものが何もない状態で景色を楽しむことができる。いずれの施設も訪日客に人気のスポットだが、新アトラクションの導入で来場者のさらなる増加を見込む。
●【トレたま】挟んで落とすハンガー!? ・【商品名】びっくりはんがー(仮)【商品の特徴】靴下などの洗濯物を挟んで干せるだけでなく、一気に落として取り込むことができるハンガー。【企業名】(渡部歯科医院)WATANABE【住所】愛媛県砥部町宮内1401-1【価格】未定【発売日】未定【トレたまキャスター】北村まあさ
●明日の経済と解説・【コメンテーター】熊谷亮丸氏(大和総研 経済調査部 チーフエコノミスト)
●リニア談合 大成建設元常務ら聴取 ・リニア中央新幹線の工事をめぐる談合事件で、東京地検特捜部はきょう、大成建設の元常務らから事情を聴いているとみられることがわかった。特捜部などは去年12月、大成建設と鹿島、大林組と清水建設の大手ゼネコンが入札前に受注調整していた疑いがあるとして家宅捜索していた。特捜部は独占禁止法違反の疑いで立件することを視野に、詰めの捜査を進める方針だ。
●番組の見どころ 3月01日(木)・米国FBIが中国文化の普及拠点を捜査した。なぜこのタイミングなのか。容疑は何なのか。取材を進めると意外な側面が見えてきた。ほかはパナソニック100周年の家電戦略に迫る。ロングセラー研究所は森永チョコボール。