2017/02/28(火)
●トクホ… 機能性… 健康飲料どう差別化する・消費者の健康志向の高まりを受け、その健康を軸に据えた商品が 続々と発売されている。アサヒ飲料が4月発売するのが、乳酸菌で体脂肪を減らすという「カラダカルピス」。メインターゲットは 40代の男性。普段の買い物で 気軽に手に取ってもらえるものとして、カルピスをベースに開発した。「カラダカルピス」に使われている「乳酸菌CP1563株」は 脂肪の燃焼を促す体内物質を活性化させる成分を 持っているという。また乳酸菌を砕くことで、菌の中の成分を効率良く吸収できるようにした。一方、キリンビバレッジは 3月下旬に ライザップと共同開発した清涼飲料水を 発売する予定だ。健康をイメージさせるライザップと組むことで キリンの健康への取り組みを アピールするという。新商品は 30~40代の男性が メインターゲットで 運動前後の飲用シーンを想定している。キリンの担当者は「健康が大事な付加価値になる」と話す。
●売り手市場でバブル再来? ""就活戦線""あすスタート・就職活動解禁前日のきょう、大手化粧品メーカーが 就活用メイクのイベントを開いた。今年、就職活動は 企業の業績回復や人手不足から、売り手市場と言われている。日本生命は きょう、保険業界をいち早く知ってもらおうと、就職情報サイト・マイナビのサービスを活用し 業界研究会をウェブ上で生配信していた。売り手市場というと あのバブル期。企業は頭数をそろえるための人材確保に走り、ミスマッチもしばしば…。こうしたなか 飲食店大手ダイヤモンドダイニングでは 採用する学生の量と質の両立をするため、入社前から マンツーマン指導や合宿を行い、内定者一人あたりの質を高めることで 会社の成長につなげる試みを 導入している。就職情報サイトマイナビの吉本編集長は「企業はバブル期と違い 頭数ではなく 質を求めて、入社後のミスマッチを防いでいる」と話した。
●予算案の年度内成立確定で…国会審議の半分以上が""学園""問題・参議院予算委員会で質問が集中したのは「森友学園」の問題。審議では 土地売却前の去年3月、財務省理財局の当時の担当者が 森友学園の籠池理事長と面会していたことが 明らかになった。きょうの審議では 半分以上が森友学園の問題にあてられ、経済政策や働き方改革の議論は 低調に終わった。予算案の年度内成立が確定している中、民進党は 森友学園の問題で 安倍政権をさらに追及していく方針だ。民進党は きょう、春に 開講を目指す建設中の小学校を 視察した。森友学園は「仮置き」していたという土砂の搬出作業を きょうから始めた。民進党の山井国対委員長は「指摘されたから 急に搬出することになったと 思わざるを得ない」と指摘した。森友学園を巡っては、籠池理事長が借金に関する学校認可の基準の緩和を 大阪府に求めたところ、学園側の要望に沿った形で 基準を改正したことが 明らかになった。
●東京都「築地 土壌汚染の恐れ」・東京都・中央区の築地市場に関して、東京都が「土壌汚染の恐れがある」との報告を 昨年春にまとめていたことが わかった。東京都によると、戦後、敷地内にドライクリーニングの工場があった時期があり、有機溶剤が残留している可能性などから、汚染の恐れがあると分析したという。今後、土壌の調査が行われ 汚染が確認されれば、 豊洲市場への移転を巡る小池都知事の判断にも 影響が出そうだ。
●アスクル鎮火…発生から12日・事務用品の通販を手掛けるアスクルの物流倉庫の火災で、倉庫がある埼玉県は、火が完全に消し止められて、午後5時に鎮火したと 明らかにした。火災は今月16日に発生したが、消防活動が難航し、建物のおよそ6割が 焼失した。アスクルによると、火災前の資産額は121億円で、今後、被害状況を確認して 損失額を確定させるとしている。
●かんぽ生命 4月値上げ・かんぽ生命保険は 4月以降に 契約する終身保険や学資保険などの保険料を 値上げすると発表した。日銀のマイナス金利政策で 低金利が続き、運用が困難になっているのが 原因だ。例えば、40歳男性で 終身保険に加入した場合、月々に支払う保険料は11.5%上がる。また富国生命と朝日生命も 保険料の引き上げを発表していて、保険商品の値上げが相次いでいる。
●ホンダAI開発拠点「X」設立へ・ホンダは、ロボットやAI=人工知能などの先端技術の開発を担う「R&DセンターX」を4月に設立すると発表した。施設の入り口に カフェスペースを設けるなど、社外スタッフが入りやすいつくりにしている。幅広く門戸を開放し、ベンチャー企業や大学などと 共同で研究することで、自動運転など 先進分野での技術を高めたい 考えだ。
●【ロングセラー研究所】あずきバー・1973年、オイルショックで買いだめ騒動が起きたこの年に 誕生したのが、小豆を使ったアイス「あずきバー」だ。発売から44年、年間2億5,000万本以上が売れる人気商品。三重県津市にある本社工場では 1日1億粒の小豆の選別が行われてる。あずきバーは、選別されたあずきに 砂糖や塩を加えて""ぜんざい""を作り、金型にマイナス35度の液体をかけて 急速に凍らさせる。そうすることで、70粒の小豆が均等に配置された、カッチカチのアイスバーが出来上がる。井村屋は 1896年に 和菓子メーカーとして創業、夏場に""あん""を使った商品を作りたいと、当時の社長のアイデアをきっかけに「あずきバー」は誕生。今では 会社全体の売り上げの2割を占める主力商品になった。開発担当者は ロングセラーの極意を こう話す。「受け継ぐところは受け継ぎ 変えるところは変える」。成長を続けるあずきバー、売り上げは今でも右肩上がりを 続けている。
●トランプ演説で市場はどう動く?・日本時間の3月1日午前11時ごろから、アメリカ・トランプ大統領の就任後 初めてとなる議会演説が始まる。演説の焦点となる政策は、景気刺激策の「インフラ投資」、「法人税率の引き下げ」、企業の輸出に対する税を低くする代わりに 輸入に対する税を高くする、「国境調整」などだ。日本株の専門家は、トランプ政権の人事が固まっていないことから、演説で 具体的な内容は出ないと見る。ただ、日本の輸出の痛手となる国境調整の話題が出ると、株価には マイナスだという。一方、為替の専門家は、アメリカ景気の刺激につながる法人税改革は ドル高円安要因だと話す。しかし、改革実現のための財源が 明確ではなく、リスクの方向はドル安円高に傾いているともいう。
●16年10-12月期 米GDP年1.9%増で修正なし・アメリカの16年10~12月期のGDP=国内総生産の改定値は、速報値と変わらず 年率換算で1.9%プラスと、市場予想を下回った。GDPの7割を占める個人消費は 0.5ポイント上方修正されたものの、企業の設備投資が 1.1ポイント下方修正されたためで、トランプ政権の政策への不透明感が 反映されたと いえそうだ。ただ、今回の発表は 3月のFOMC=連邦公開市場委員会での判断への影響は 小さいとみられ、市場の注目も すでにあすのトランプ大統領の演説に移っている。中継担当:ニューヨーク支局 宇井五郎
●【トレたま】だまし絵コースター・【商品名】コースターパッド【商品の特徴】グラスに絵が浮かび上がるコースター【企業名】遊生活【住所】千葉県松戸市八ヶ崎緑町3-1-101【価格】2,980円【発売日】2月24日【トレたまキャスター】片渕茜
●明日の経済と解説・【コメンテーター】梅澤高明氏(A.T.カーニー日本法人会長)
●サムスントップら19人起訴・サムスンのイメージ失墜は、避けられそうもない。韓国の国政介入事件を捜査する 特別検察官チームは きょう、サムスングループの事実上のトップ、李在鎔容疑者を贈賄などの罪で起訴するなど、19人を 一斉に起訴した。李被告は、朴槿恵大統領と会談し、経営権の強化を図ったグループ内の企業合併などで 政権の便宜供与を求め、大統領の親友、崔順実被告らに 多額のわいろを贈った贈賄の罪に 問われている。特別検察官チームの捜査は、朴大統領の聴取が出来ないまま終了する。捜査を引き継ぐ検察は 来月前半に予想される憲法裁の決定で、朴大統領が罷免されるか 任期満了で退任した後に 刑事処分を決める見通しだ。
●トクホ… 機能性… 健康飲料どう差別化する・消費者の健康志向の高まりを受け、その健康を軸に据えた商品が 続々と発売されている。アサヒ飲料が4月発売するのが、乳酸菌で体脂肪を減らすという「カラダカルピス」。メインターゲットは 40代の男性。普段の買い物で 気軽に手に取ってもらえるものとして、カルピスをベースに開発した。「カラダカルピス」に使われている「乳酸菌CP1563株」は 脂肪の燃焼を促す体内物質を活性化させる成分を 持っているという。また乳酸菌を砕くことで、菌の中の成分を効率良く吸収できるようにした。一方、キリンビバレッジは 3月下旬に ライザップと共同開発した清涼飲料水を 発売する予定だ。健康をイメージさせるライザップと組むことで キリンの健康への取り組みを アピールするという。新商品は 30~40代の男性が メインターゲットで 運動前後の飲用シーンを想定している。キリンの担当者は「健康が大事な付加価値になる」と話す。
●売り手市場でバブル再来? ""就活戦線""あすスタート・就職活動解禁前日のきょう、大手化粧品メーカーが 就活用メイクのイベントを開いた。今年、就職活動は 企業の業績回復や人手不足から、売り手市場と言われている。日本生命は きょう、保険業界をいち早く知ってもらおうと、就職情報サイト・マイナビのサービスを活用し 業界研究会をウェブ上で生配信していた。売り手市場というと あのバブル期。企業は頭数をそろえるための人材確保に走り、ミスマッチもしばしば…。こうしたなか 飲食店大手ダイヤモンドダイニングでは 採用する学生の量と質の両立をするため、入社前から マンツーマン指導や合宿を行い、内定者一人あたりの質を高めることで 会社の成長につなげる試みを 導入している。就職情報サイトマイナビの吉本編集長は「企業はバブル期と違い 頭数ではなく 質を求めて、入社後のミスマッチを防いでいる」と話した。
●予算案の年度内成立確定で…国会審議の半分以上が""学園""問題・参議院予算委員会で質問が集中したのは「森友学園」の問題。審議では 土地売却前の去年3月、財務省理財局の当時の担当者が 森友学園の籠池理事長と面会していたことが 明らかになった。きょうの審議では 半分以上が森友学園の問題にあてられ、経済政策や働き方改革の議論は 低調に終わった。予算案の年度内成立が確定している中、民進党は 森友学園の問題で 安倍政権をさらに追及していく方針だ。民進党は きょう、春に 開講を目指す建設中の小学校を 視察した。森友学園は「仮置き」していたという土砂の搬出作業を きょうから始めた。民進党の山井国対委員長は「指摘されたから 急に搬出することになったと 思わざるを得ない」と指摘した。森友学園を巡っては、籠池理事長が借金に関する学校認可の基準の緩和を 大阪府に求めたところ、学園側の要望に沿った形で 基準を改正したことが 明らかになった。
●東京都「築地 土壌汚染の恐れ」・東京都・中央区の築地市場に関して、東京都が「土壌汚染の恐れがある」との報告を 昨年春にまとめていたことが わかった。東京都によると、戦後、敷地内にドライクリーニングの工場があった時期があり、有機溶剤が残留している可能性などから、汚染の恐れがあると分析したという。今後、土壌の調査が行われ 汚染が確認されれば、 豊洲市場への移転を巡る小池都知事の判断にも 影響が出そうだ。
●アスクル鎮火…発生から12日・事務用品の通販を手掛けるアスクルの物流倉庫の火災で、倉庫がある埼玉県は、火が完全に消し止められて、午後5時に鎮火したと 明らかにした。火災は今月16日に発生したが、消防活動が難航し、建物のおよそ6割が 焼失した。アスクルによると、火災前の資産額は121億円で、今後、被害状況を確認して 損失額を確定させるとしている。
●かんぽ生命 4月値上げ・かんぽ生命保険は 4月以降に 契約する終身保険や学資保険などの保険料を 値上げすると発表した。日銀のマイナス金利政策で 低金利が続き、運用が困難になっているのが 原因だ。例えば、40歳男性で 終身保険に加入した場合、月々に支払う保険料は11.5%上がる。また富国生命と朝日生命も 保険料の引き上げを発表していて、保険商品の値上げが相次いでいる。
●ホンダAI開発拠点「X」設立へ・ホンダは、ロボットやAI=人工知能などの先端技術の開発を担う「R&DセンターX」を4月に設立すると発表した。施設の入り口に カフェスペースを設けるなど、社外スタッフが入りやすいつくりにしている。幅広く門戸を開放し、ベンチャー企業や大学などと 共同で研究することで、自動運転など 先進分野での技術を高めたい 考えだ。
●【ロングセラー研究所】あずきバー・1973年、オイルショックで買いだめ騒動が起きたこの年に 誕生したのが、小豆を使ったアイス「あずきバー」だ。発売から44年、年間2億5,000万本以上が売れる人気商品。三重県津市にある本社工場では 1日1億粒の小豆の選別が行われてる。あずきバーは、選別されたあずきに 砂糖や塩を加えて""ぜんざい""を作り、金型にマイナス35度の液体をかけて 急速に凍らさせる。そうすることで、70粒の小豆が均等に配置された、カッチカチのアイスバーが出来上がる。井村屋は 1896年に 和菓子メーカーとして創業、夏場に""あん""を使った商品を作りたいと、当時の社長のアイデアをきっかけに「あずきバー」は誕生。今では 会社全体の売り上げの2割を占める主力商品になった。開発担当者は ロングセラーの極意を こう話す。「受け継ぐところは受け継ぎ 変えるところは変える」。成長を続けるあずきバー、売り上げは今でも右肩上がりを 続けている。
●トランプ演説で市場はどう動く?・日本時間の3月1日午前11時ごろから、アメリカ・トランプ大統領の就任後 初めてとなる議会演説が始まる。演説の焦点となる政策は、景気刺激策の「インフラ投資」、「法人税率の引き下げ」、企業の輸出に対する税を低くする代わりに 輸入に対する税を高くする、「国境調整」などだ。日本株の専門家は、トランプ政権の人事が固まっていないことから、演説で 具体的な内容は出ないと見る。ただ、日本の輸出の痛手となる国境調整の話題が出ると、株価には マイナスだという。一方、為替の専門家は、アメリカ景気の刺激につながる法人税改革は ドル高円安要因だと話す。しかし、改革実現のための財源が 明確ではなく、リスクの方向はドル安円高に傾いているともいう。
●16年10-12月期 米GDP年1.9%増で修正なし・アメリカの16年10~12月期のGDP=国内総生産の改定値は、速報値と変わらず 年率換算で1.9%プラスと、市場予想を下回った。GDPの7割を占める個人消費は 0.5ポイント上方修正されたものの、企業の設備投資が 1.1ポイント下方修正されたためで、トランプ政権の政策への不透明感が 反映されたと いえそうだ。ただ、今回の発表は 3月のFOMC=連邦公開市場委員会での判断への影響は 小さいとみられ、市場の注目も すでにあすのトランプ大統領の演説に移っている。中継担当:ニューヨーク支局 宇井五郎
●【トレたま】だまし絵コースター・【商品名】コースターパッド【商品の特徴】グラスに絵が浮かび上がるコースター【企業名】遊生活【住所】千葉県松戸市八ヶ崎緑町3-1-101【価格】2,980円【発売日】2月24日【トレたまキャスター】片渕茜
●明日の経済と解説・【コメンテーター】梅澤高明氏(A.T.カーニー日本法人会長)
●サムスントップら19人起訴・サムスンのイメージ失墜は、避けられそうもない。韓国の国政介入事件を捜査する 特別検察官チームは きょう、サムスングループの事実上のトップ、李在鎔容疑者を贈賄などの罪で起訴するなど、19人を 一斉に起訴した。李被告は、朴槿恵大統領と会談し、経営権の強化を図ったグループ内の企業合併などで 政権の便宜供与を求め、大統領の親友、崔順実被告らに 多額のわいろを贈った贈賄の罪に 問われている。特別検察官チームの捜査は、朴大統領の聴取が出来ないまま終了する。捜査を引き継ぐ検察は 来月前半に予想される憲法裁の決定で、朴大統領が罷免されるか 任期満了で退任した後に 刑事処分を決める見通しだ。