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●夏商戦一斉スタート 固すぎる財布のひも緩める秘策 ・いつもよりスタートが早い今年の夏のセール。しかし、消費者の節約志向は 依然高いままだ。総務省が きょう発表した5月の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は 15ヵ月連続のマイナスで、過去最長の記録となった。項目別では「食料」「被服・履物」がマイナス。高島屋でも、夏のセールを前倒しして 始めた。最近は 客の滞在時間が短くなっていることから、レストラン街32店舗で、1千円のビールとつまみのセットを 提供し始めた。さらに、休憩スペースをヨガの体験場として 活用するなど、客の滞在時間を延ばす取り組みを している。一方「教養・娯楽」は、消費支出が 4.7%に減少した。映画館では 夏休みを前に、日本初の上映システムを導入。スクリーンが3面に広がる「スクリーン・エックス」と呼ばれるもので、まるで アトラクションのような没入感が 特徴だ。劇場でしか 味わえない体験で、新規客の獲得を 期待している。
●京都・二寧坂 世界初「畳のスタバ」誕生の裏側 ・のれんをくぐって 畳の上でコーヒーが飲める。世界初のスターバックスの店が 30日 京都市にオープンした。場所は 清水寺が近く、京都の 伝統的な町並みを残した散策路「二寧坂」。靴を脱いで 畳の上でくつろぐことができるのが 特徴だ。建物は 築100年以上の日本家屋で、内装も なるべく元の状態を生かして 作られている。周辺の景観を守りつつ 営業するために、この店では さまざまな工夫が。通常の緑のロゴは掲げず、のれんに 控えめに 描かれているのだ。そして、スターバックスの店舗につきものの 行列が この店にはない。実は スターバックスは 二寧坂の景観を守るため 店の前の行列を禁止にし、近隣に客に待機してもらうスペースを確保している。京都市は 一世帯あたりのコーヒーの消費量が 日本一で、地元の喫茶店も 多数ひしめく「コーヒー激戦区」だ。スターバックスは 京都人も 納得できる店舗作りで 京都の市場で ビジネスを さらに深める狙いだ。
●三越伊勢丹HD前社長 “解任劇”の沈黙破る ・今年3月、突然の辞任を発表した 三越伊勢丹ホールディングスの大西洋・前社長が、テレビ東京の独占インタビューに 答えた。消費低迷に苦しむ百貨店の「改革の旗手」として知られた 大西氏の辞任のきっかけは 去年11月、構造改革の対象店舗として 松戸や府中など、具体的な店舗名を 挙げたことだった。閉店やリストラを前提とした発言ではなかったものの、三越伊勢丹の社内には 大きな波紋が広がったという。大西氏は「働く人の立場からすると 問題があった」と反省の弁を述べた。また、大西氏は 社長就任後、エステサロンや旅行会社などの異業種を買収し、多角化を積極的に進めてきた。しかし 利益を出すまでには至らず、社内には 多角化を不安視する声も出ていた。社内で改革をサポートする「参謀役」の存在について聞くと「そういう人材がいなかったのは 事実。それを持てなかったのは 自分の力不足」と述べ、組織マネジメントの失敗を認めた。
●香港返還20周年 歓迎ムードなし ・香港返還20周年、主役は香港市民ではないようだ。あす7月1日の返還20周年に合わせ、香港を訪問している中国の習近平国家主席は 今夜、祝賀イベントに出席した。これに 先立ち行われた香港政府主催の晩餐会では、香港の自治を尊重すると表明した。しかし 一方で、午前には、中国人民解放軍の香港基地を訪れ、過去最大規模となる閲兵式に臨んだ。香港が あくまでも 中国の一部であることを改めて強調した形だ。
●日・EU交渉 大詰めの閣僚会議 ・大枠合意に向けて 交渉は大詰めを迎えている。日本とEU=ヨーロッパ連合の経済連携協定を巡る交渉で、岸田外務大臣は きょう、来日したEUで 通商政策を担当するマルムストローム欧州委員と 都内で 大詰めの協議を始めた。交渉の焦点となる 日本からEUへの自動車輸出にかかる10%の関税について、日本側は 5年で撤廃をするよう求めているのに対し、EU側は 10年を主張し 難航してきたが、きょうの交渉で、日本が求める早い時期での撤廃を軸に 最終調整に入ったとみられる。一方で、EUが求めるチーズの関税撤廃について 日本は難色を示していて 大枠合意に向けて 厳しい交渉が続いている。
●カーシェア登録 路上に無人入会機 ・駐車場運営のパーク24などが、カーシェアリングの 新たなサービスを始めた。これまでは、特定の窓口や、インターネットでの手続きが必要だった会員登録が、カーステーション脇の 路上に設置された「無人入会機」でも 可能となった。このサービスは、免許証やクレジットカードなどがあれば 利用が可能で、丸の内でのサービスを 今年いっぱい行う予定だ。路上に「無人入会機」が設置されたのは 今回が初めてで、パーク24は、より多くの人が利用しやすくなるように 設置を決めたという。
●強毒「ヒアリ」名古屋港でも発見 ・愛知県などは、きょう、名古屋港のコンテナ置き場で強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が確認されたと発表した。国内で「ヒアリ」が発見されたのは、神戸港に続いて3例目だ。また、「ヒアリ」が見つかったコンテナを持ち込んだ貨物船は、名古屋港に到着する前に、東京や横浜の港にも寄っていたことが明らかになった。これを受け、国土交通省は、横浜、神戸、博多など22港で、殺虫剤入りの餌を置くといった対策を取るよう港湾管理者の自治体などに要請した。
●【THE行列】茨城“日本一”メロン ・茨城県鉾田市にある「フォレストパーク メロンの森」。多い日には1,200人もの客が訪れ、メロン狩りが楽しめる場所だ。実は茨城県はメロンの生産量が日本一。客はその日本一のメロンを持ち帰り、さらにメロン半分が試食できるとあって人気を呼んでいる。さらに施設で販売するメロンのソフトクリーム、メロンの漬物も行列ができるほどの人気だ。メロンづくしの農園をつくった白井社長、メロンに関係ないものまで販売をしている。茨城県で栽培が盛んな「サツマイモ」、BBQ会場では茨城のブランド「常陸牛」も提供している。その理由は、日本一のメロンや特産品を通して地元・茨城をPRしていこうというのだ。白井社長の取り組みにはある事情があった。詳しくは番組の中で紹介する。取材先:ライフステージ フォレストパーク「メロンの森」、茨城県広報広聴課
●【トレたま】リアチェンボイス ・【商品名】リアチェンvoice【商品の特徴】キャラクターの声にリアルタイムで変換する機器【企業名】クリムゾンテクノロジー【住所】世田谷区池尻2‐37‐2【価格】4,000円前後を予定【発売日】2017年秋を予定【トレたまキャスター】北村まあさ
●対北朝鮮 圧力か対話か… 米韓首脳会議 始まる ・アメリカを訪れている韓国の文在寅大統領がトランプ大統領との首脳会談に臨んだ。北朝鮮問題が最大の焦点になる中、トランプ大統領は会談の冒頭「北朝鮮に対する様々なオプションを議論したい」と述べた。北朝鮮に対し融和的な姿勢の文大統領と、圧力強化を目指すトランプ大統領だが、今回の会談では温度差を表面化させずに、強固な同盟関係のアピールを優先させている。トランプ大統領が北朝鮮制裁で中国の銀行を対象にするなど中国への態度を硬化させているが、さらなる圧力強化には同盟国である韓国の協力が欠かせない。またブルッキングス研究所のジョナサン・ポラック上席研究員は「文大統領には現実が見えていると思う。北朝鮮はもはや核・ミサイル問題を韓国と話し合うつもりがない」として、文大統領の側もトランプ大統領と対立するのは得策でないと考えていると指摘した。
●東京・永田町 あの政局の舞台がホテルに ・多くの政局の舞台となった永田町のビルの跡地。きょうアパホテルが新たなホテルの起工式を行なった。国会のすぐ近くという場所を意識し、内装に高級感を持たせるなど、ハイグレードなホテルを目指すという。実はこの場所は、かつて有力政治家が事務所を構えた「TBRビル」の跡地だ。日本で初めて消費税を導入をした故竹下登元総理や、志半ばで倒れた故小渕恵三元総理など、歴代総理がここを拠点としていた。また、森政権の打倒を目指し「加藤の乱」を主導した自民党の故加藤紘一元幹事長や、小泉改革を巡って野中広務元幹事長と全面戦争を繰り広げた青木幹雄元参議院議員会長などの事務所もあり、多くの政局の舞台ともなった。また跡地は高級ホテルに隣接している。アパグループの元谷代表は「国賓は隣に、随行員はアパに泊まってもらう『コバンザメ戦法』」だと話す。ホテルは、2019年にオープンする予定。
●来週の経済と解説・【コメンテーター】市川眞一氏(クレディ・スイス証券 チーフ・マーケット・ストラテジスト)
●夏商戦一斉スタート 固すぎる財布のひも緩める秘策 ・いつもよりスタートが早い今年の夏のセール。しかし、消費者の節約志向は 依然高いままだ。総務省が きょう発表した5月の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は 15ヵ月連続のマイナスで、過去最長の記録となった。項目別では「食料」「被服・履物」がマイナス。高島屋でも、夏のセールを前倒しして 始めた。最近は 客の滞在時間が短くなっていることから、レストラン街32店舗で、1千円のビールとつまみのセットを 提供し始めた。さらに、休憩スペースをヨガの体験場として 活用するなど、客の滞在時間を延ばす取り組みを している。一方「教養・娯楽」は、消費支出が 4.7%に減少した。映画館では 夏休みを前に、日本初の上映システムを導入。スクリーンが3面に広がる「スクリーン・エックス」と呼ばれるもので、まるで アトラクションのような没入感が 特徴だ。劇場でしか 味わえない体験で、新規客の獲得を 期待している。
●京都・二寧坂 世界初「畳のスタバ」誕生の裏側 ・のれんをくぐって 畳の上でコーヒーが飲める。世界初のスターバックスの店が 30日 京都市にオープンした。場所は 清水寺が近く、京都の 伝統的な町並みを残した散策路「二寧坂」。靴を脱いで 畳の上でくつろぐことができるのが 特徴だ。建物は 築100年以上の日本家屋で、内装も なるべく元の状態を生かして 作られている。周辺の景観を守りつつ 営業するために、この店では さまざまな工夫が。通常の緑のロゴは掲げず、のれんに 控えめに 描かれているのだ。そして、スターバックスの店舗につきものの 行列が この店にはない。実は スターバックスは 二寧坂の景観を守るため 店の前の行列を禁止にし、近隣に客に待機してもらうスペースを確保している。京都市は 一世帯あたりのコーヒーの消費量が 日本一で、地元の喫茶店も 多数ひしめく「コーヒー激戦区」だ。スターバックスは 京都人も 納得できる店舗作りで 京都の市場で ビジネスを さらに深める狙いだ。
●三越伊勢丹HD前社長 “解任劇”の沈黙破る ・今年3月、突然の辞任を発表した 三越伊勢丹ホールディングスの大西洋・前社長が、テレビ東京の独占インタビューに 答えた。消費低迷に苦しむ百貨店の「改革の旗手」として知られた 大西氏の辞任のきっかけは 去年11月、構造改革の対象店舗として 松戸や府中など、具体的な店舗名を 挙げたことだった。閉店やリストラを前提とした発言ではなかったものの、三越伊勢丹の社内には 大きな波紋が広がったという。大西氏は「働く人の立場からすると 問題があった」と反省の弁を述べた。また、大西氏は 社長就任後、エステサロンや旅行会社などの異業種を買収し、多角化を積極的に進めてきた。しかし 利益を出すまでには至らず、社内には 多角化を不安視する声も出ていた。社内で改革をサポートする「参謀役」の存在について聞くと「そういう人材がいなかったのは 事実。それを持てなかったのは 自分の力不足」と述べ、組織マネジメントの失敗を認めた。
●香港返還20周年 歓迎ムードなし ・香港返還20周年、主役は香港市民ではないようだ。あす7月1日の返還20周年に合わせ、香港を訪問している中国の習近平国家主席は 今夜、祝賀イベントに出席した。これに 先立ち行われた香港政府主催の晩餐会では、香港の自治を尊重すると表明した。しかし 一方で、午前には、中国人民解放軍の香港基地を訪れ、過去最大規模となる閲兵式に臨んだ。香港が あくまでも 中国の一部であることを改めて強調した形だ。
●日・EU交渉 大詰めの閣僚会議 ・大枠合意に向けて 交渉は大詰めを迎えている。日本とEU=ヨーロッパ連合の経済連携協定を巡る交渉で、岸田外務大臣は きょう、来日したEUで 通商政策を担当するマルムストローム欧州委員と 都内で 大詰めの協議を始めた。交渉の焦点となる 日本からEUへの自動車輸出にかかる10%の関税について、日本側は 5年で撤廃をするよう求めているのに対し、EU側は 10年を主張し 難航してきたが、きょうの交渉で、日本が求める早い時期での撤廃を軸に 最終調整に入ったとみられる。一方で、EUが求めるチーズの関税撤廃について 日本は難色を示していて 大枠合意に向けて 厳しい交渉が続いている。
●カーシェア登録 路上に無人入会機 ・駐車場運営のパーク24などが、カーシェアリングの 新たなサービスを始めた。これまでは、特定の窓口や、インターネットでの手続きが必要だった会員登録が、カーステーション脇の 路上に設置された「無人入会機」でも 可能となった。このサービスは、免許証やクレジットカードなどがあれば 利用が可能で、丸の内でのサービスを 今年いっぱい行う予定だ。路上に「無人入会機」が設置されたのは 今回が初めてで、パーク24は、より多くの人が利用しやすくなるように 設置を決めたという。
●強毒「ヒアリ」名古屋港でも発見 ・愛知県などは、きょう、名古屋港のコンテナ置き場で強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が確認されたと発表した。国内で「ヒアリ」が発見されたのは、神戸港に続いて3例目だ。また、「ヒアリ」が見つかったコンテナを持ち込んだ貨物船は、名古屋港に到着する前に、東京や横浜の港にも寄っていたことが明らかになった。これを受け、国土交通省は、横浜、神戸、博多など22港で、殺虫剤入りの餌を置くといった対策を取るよう港湾管理者の自治体などに要請した。
●【THE行列】茨城“日本一”メロン ・茨城県鉾田市にある「フォレストパーク メロンの森」。多い日には1,200人もの客が訪れ、メロン狩りが楽しめる場所だ。実は茨城県はメロンの生産量が日本一。客はその日本一のメロンを持ち帰り、さらにメロン半分が試食できるとあって人気を呼んでいる。さらに施設で販売するメロンのソフトクリーム、メロンの漬物も行列ができるほどの人気だ。メロンづくしの農園をつくった白井社長、メロンに関係ないものまで販売をしている。茨城県で栽培が盛んな「サツマイモ」、BBQ会場では茨城のブランド「常陸牛」も提供している。その理由は、日本一のメロンや特産品を通して地元・茨城をPRしていこうというのだ。白井社長の取り組みにはある事情があった。詳しくは番組の中で紹介する。取材先:ライフステージ フォレストパーク「メロンの森」、茨城県広報広聴課
●【トレたま】リアチェンボイス ・【商品名】リアチェンvoice【商品の特徴】キャラクターの声にリアルタイムで変換する機器【企業名】クリムゾンテクノロジー【住所】世田谷区池尻2‐37‐2【価格】4,000円前後を予定【発売日】2017年秋を予定【トレたまキャスター】北村まあさ
●対北朝鮮 圧力か対話か… 米韓首脳会議 始まる ・アメリカを訪れている韓国の文在寅大統領がトランプ大統領との首脳会談に臨んだ。北朝鮮問題が最大の焦点になる中、トランプ大統領は会談の冒頭「北朝鮮に対する様々なオプションを議論したい」と述べた。北朝鮮に対し融和的な姿勢の文大統領と、圧力強化を目指すトランプ大統領だが、今回の会談では温度差を表面化させずに、強固な同盟関係のアピールを優先させている。トランプ大統領が北朝鮮制裁で中国の銀行を対象にするなど中国への態度を硬化させているが、さらなる圧力強化には同盟国である韓国の協力が欠かせない。またブルッキングス研究所のジョナサン・ポラック上席研究員は「文大統領には現実が見えていると思う。北朝鮮はもはや核・ミサイル問題を韓国と話し合うつもりがない」として、文大統領の側もトランプ大統領と対立するのは得策でないと考えていると指摘した。
●東京・永田町 あの政局の舞台がホテルに ・多くの政局の舞台となった永田町のビルの跡地。きょうアパホテルが新たなホテルの起工式を行なった。国会のすぐ近くという場所を意識し、内装に高級感を持たせるなど、ハイグレードなホテルを目指すという。実はこの場所は、かつて有力政治家が事務所を構えた「TBRビル」の跡地だ。日本で初めて消費税を導入をした故竹下登元総理や、志半ばで倒れた故小渕恵三元総理など、歴代総理がここを拠点としていた。また、森政権の打倒を目指し「加藤の乱」を主導した自民党の故加藤紘一元幹事長や、小泉改革を巡って野中広務元幹事長と全面戦争を繰り広げた青木幹雄元参議院議員会長などの事務所もあり、多くの政局の舞台ともなった。また跡地は高級ホテルに隣接している。アパグループの元谷代表は「国賓は隣に、随行員はアパに泊まってもらう『コバンザメ戦法』」だと話す。ホテルは、2019年にオープンする予定。
●来週の経済と解説・【コメンテーター】市川眞一氏(クレディ・スイス証券 チーフ・マーケット・ストラテジスト)