おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

朝もやの果てに

2006-09-21 09:14:07 | Weblog
昨日は長岡の人達を送るので店を閉めて送った。
ピザを焼く人がいなくなるのと板長がいないのと小西さんが少し夏の疲れが出てきたからだ。
去年みたいに忙しく体調を崩して入院してしまわないように少しは気を使っているつもり。
当にしていたお客さんから見ればいい加減迷惑な考えだとわかるが何より健康が第一。
店を作るときに強く心に誓った事は店はお客さんと働いている人の為にある。
経営者はその両方を満たす努力をしなければいけないのだが。

朝いつもの時間と思っておきたら一時間速く起きてしまった。
昨日夜閉めていたので早く終わりその分早く寝たためだ。
若い頃はいくらでも寝れたのに。
今年一番の朝もやに包まれて川原の柳も霞んで見える。
あまり期待ほど温度が下がらなかったのは霧の毛布がここら一帯に掛かっていたからかな。
ヒエ畑のヒエは益々大きな穂をたれ隣のコシヒカリに負けないぐらいに豊かなふくらみになってきた。
何種類ものヒエがあるようでいくつかの色の群落になっている。
東が明るくなったと思ったら霧が少しずつ薄くなり始めて下新田や下島の民家の屋根が朝日に淡く輝きだした。
ひえ畑に近寄り逆光で見る穂は昔オーストラリアの農家の庭で見た朝日を思い出させた。
猫じゃらしに似た穂が茂る広い草原に野うさぎが跳ね羊が群れていた。
晴れた空の青さと乾いた空気はその国に負けないくらいに青く乾いている。
カットハウスのマスターと分かれたのが三年前の今日だ。
その日も今日みたいな好い天気の日曜日の朝だった。
もう十年も前のような気がする。
予約がないのでいちばんさきにマスターに線香と明かりを上げ、
何とか魚野川が開店できこれからも頑張るからねと報告をする。
それから半月前ごろからもう片目が見えないんだよといった妻と娘とで秋のお
天気に誘われて何か美味しいものを食べに行く。
澄んだ秋の空気を一杯吸って、しぼんだ心を膨らましに行く。
昼前に出かけようと思っていたがお客さんが押し寄せて一時的にパニックになり出かけるのが大幅に遅れてしまった。
あまり久しぶりに親子で外出したら、ちょっと嬉しさ半分緊張半分でかえってリラクスできなかった。
娘の行きたいところにと誘い水したけど中々決まらないで結局時間がないので小出の道の駅に寄り自販機で飲み物を買い流れる雲を見て、そして蕎麦屋によって蕎麦を食べて帰った。この頃の疲れがどっと出て自宅で夜まで寝た。
久しぶりに予約がないので釣り吉で飲み、そのうちにキンちゃんが権現堂の登山の帰りに取ったきのこを質問してきたので呼び寄せて湯の谷まで出かけ美濃家で飲み続けた。
キンちゃんによると登山道に熊の糞が有ったと教えられた。
きのこ採りは気をつけなければ。
酔っているから思うけど、やはり飲むに限る。
家族の事は叉仕切りなおし。
帰りはしげちゃんに迎えに来てもらった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする