おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

スープの材料が無い

2006-09-12 09:28:21 | Weblog
2日前に豚骨の数がどうも少ないように感じたけど、
明日良く勘定してみようと後のばしした付けが夜中に分かった。
昨日は娘のごたごたと、夕方この前にある席でご一緒した小出商工会長が見えたので
少し話をしたりしてさぼっていたら星野ご夫妻が見えた。
川口温泉の帰りに食事に来てくれたのだった。
会長が美味しそうにビールを飲むのを見ていたときから喉がなっていたので
夜の予約が無い事幸いに叉一緒に酒を飲んだ。
親方もいたので大いに盛り上がり豚骨の事などころりと忘れていた。
豚骨は今日夕方津南から肉と一緒に届く。
朝早く津南まで車を走らせようかとも考えたけど往復2時間ぐらい掛かるので手を抜くことにした。
毎日スープがのこっていたのと保管してたのがあった。
蟹やサバブシなどの出汁を足して少し和風にちかずくけどそれはそれなりに
美味しくなると思う。
昨日と違う味に本当はなってはいけないのだが。
板長と小西さんが休みで一人三役と娘の守。
気が焦ってかなりパニクッテいた。
お客さんが来ないうちから。
蟹や鰹節など色々入れてかなり贅沢な出汁になった。
それを前日の残ったスープとあわせてラーメンを作った。
きっと旨くてインスタントラーメンみたいな味になっただろう。
いろいろなものを入れて極めていくと複雑で奥の深い豊かな味で、
何処かのインスタントラーメンそっくりの味になってしまう。
昼定食は天ぷらと山かけマグロ。
ラーメンのスープが残るか心配で気にしていたけど今日のほうが残らないような気がした。
一日中雨が降っていたわりにお客さんが来た。
スタッフもかなりなれて何でも作ってくれるので、自宅から切って来た青竹を割って魚串を作った。
前から考えていた事だが田楽を遣ろうと思って串の大きさや、幅の広さを幾通りも試作してみた。
どうも若い女性達は鮎の塩焼きみたいな骨のあるものより
サトイモやコンニャク等のメニューのほうが喜ばれそうだ。
コシヒカリを半殺しにして幅広の串で焼いてやったり、魚もすり身にして同じようにしてみる。
暖炉に炭が入ったら予約の数だけ串に刺してサービスしょうと思っている。
親方が来て子供たちに米を送ったので予定より早くなくなってしまい伯父に電話して持ってきてもらった。
この前というかお盆前に、指をつぶして医者から繋がらないかもといわれていた。
今日会ったら何とか旨く行きそうで安心した。
指より今年のコシヒカリが来ないのではないかと一番気に掛かっていた。
伯父の米は自然体、有機肥料を使い人とは別の造り方をしている。
昔ながらの造り方と伯父の思想が融和した遣り方だ。
友達のキンちゃんが食味計を使って計り驚嘆の声をあげた物だ。
魚野川が氾濫すると一番先に伯父の田に水が上がり被害を及ぼす。
多い時には100センチもの泥を置いて行く。
翌年は肥やしが多すぎて転んでしまい良い米にならない。
其の後素晴らしい米が出来る。
見た目ではない良い味になる。
全部其の田んぼの良い米を使えるわけではないけれど、他の田も伯父の思想が満ちている。
うちの店では志保ちゃんが米当番だ。
その日使うぐらいの米を精米し、研ぐのも彼女がする。
他の人がしても彼女の味にはならない。
地震の影響も有って今まであまり良い米が来なかったけど今年はかなり期待をしている。
コメント
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