+++ふふっとねこぷらす+++

猫のことやなんとなく興味をもったことから始めてみました。最近、ちょっと過激です。日本を取り戻そう!旧ふとりねこブログ+

転写阻害剤

2020年04月17日 23時16分07秒 | 新型コロナウイルス(武漢ウイルス)
RNAウイルスは細胞内に入り込むと自分のコピーを作って増殖していく。
ウイルスの寿命は24時間程度なので増殖を止められたら(コピーができなくなったら)後は減り続けるだけだ。
ウイルスさえ消滅させることができれば、あとは本人の体力勝負ってことになる。
それこそ人工呼吸器などを使って肺炎をやわらげるしかない。

このたとえはわかりやすいかも。
ウィルスは自分をコピーすることでしか増殖できない
コピーには紙とインクがいる。インクはウィルス自身がが持っている
紙は取り付いた人の普通の細胞。自分のインクで自分を書き込むことで自分に書き換える
アビガンは普通の細胞のフリをし近づく
お、普通の細胞発見と書き込みにかかるが
アビガンの特性は書き込みが不可能。なにせ細胞じゃないんだから
せっせとインクを使い書き込み不能な紙に自分を書き続け
インクを使い果たしウィルスは死ぬ


だからウイルスが変異しても効く訳だ。
アビガンには腎機能低下の懸念という話もあったけど透析患者にも効いたというから、やはり期待できる薬だ。

体内でのウイルスの増殖を抑えるだけ(転写阻害)という話だから、結局のところ、患者本人の免疫力で回復するしかない。
今、アビガンを使った化学療法で重症化を抑止するという結果が出つつある。
アビガン開発者の白木氏も、現在のような緊急事態に命を救う薬だと位置づけているようだ。

ワクチン開発についてはかなり難しいと思う。
なぜなら、新型コロナウイルスが変異してしまうと、免疫系は効かなくなり、変異前のウイルスに対して開発したワクチンも効かなくなる。インフルエンザも同様だが。

風邪のコロナウイルス
HCoV-229E
HCoV-OC43
HCoV-NL63
HCoV-HKU1

重症肺炎
SARS-CoV
MERS-CoV

新型コロナウイルス
CoVID-19・SARS-CoV-2

すべてのコロナウイルスには、ワクチンがなく、変異が早いウイルスであるためにワクチンを作るのが難しい。
抗体検査でも感染した3割に抗体ができていないそうだ。

以上のことが、風邪のワクチンが作れたらノーベル賞ものだといわれる所以だ。
ゆえに、中国がワクチンを持っているというのは半ば信じがたいことだと思う。人民解放軍にも感染者が出ているということだから、ワクチンはおそらくマユツバなのだろうと思っている。SARS-CoVですら無理だったのだから。


日本化学療法学会雑誌 S E P T. 2 0 1 7
ファビピラビル:ウイルス RNA ポリメラーゼ阻害薬
古田要介
富山化学工業株式会社事業開発部*
(平成29年2月24日受付・平成29年3月15日受理)


中国では特許切れているのでファビピラビルとして製造を開始しているが、「アビガン」の名前は使えない。
製造特許はきれていないそうなので、中国国内でしか売れないらしい。
ここで注意しなければならないのは、中国で作るものは原料が中国産だということ。(しかも今は中国は原料の輸出を止めている)
それからジェネリック薬品ではない中国ならではの模造薬が出回る危険性がある。
これらが日本に入ってくることは当面なさそうだが、他の国でマスクの時みたいにニセ薬をつかまされることがないようにして欲しいものだ。
コメント
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