長い河の流れのごとく

長いようで短かく感じる時間の流れ、その煌く時間の姿を解く

始まりですか?終わりは?

2007-08-10 | Weblog
世界連鎖の株安の始まり。終わりは見えない。米国住宅ローンの問題です。サブプライム。低所得者層に貸し付けた住宅ローン。最初の内は金利が低い。2年経つと金利の見直しがある。時価会計制度のマイナスの面が出てきた。中産階級の人もこのローンを借りているらしい。これらのローンはオルトAと呼ばれている。日本でも不動産担保証券の売買が行われているが全世界的にそのようなことが行われている。日本がかつて踊ったバブルです。その一角にどうも米国経済の足を引っ張る問題が出てきたようです。それは全世界を駆け巡る問題です。過剰流動性を供給してきた日本国。国内の豊かさは感じ取れない。その富は全て海外が消費してきた。今度はその不良債権の処理に日本国民が苦しむ構図のようです。金利が一気に跳ね上がる。為替が一気に円高になる。輸出産業は全て再びリストラの波に飲まれる。財政問題がいよいよ表面化して増税議論が高まる。とにかくこの株価の変動は年内一杯続くようです。上げ下げの幅は相当なものになるでしょう。