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風色明媚

     ふうしょくめいび : 「二木一郎 日本画 ウェブサイトギャラリー」付属ブログ

再訂正 特選秀作絵画展のご案内 長野・ながの東急百貨店

2014年06月19日 | 展覧会案内
長野県長野市・ながの東急百貨店で開催されます「特選秀作絵画展」では
私がメイン出品者という形であるとご紹介いたしましたが
再確認いたしましたところ、「特選秀作絵画展」の中で私の個展が同時開催されるということでした。
再度記事の内容を訂正の上、改めてご案内申し上げます。




私は長野県松本市(旧南安曇郡梓川村)出身なのですが
長野市のある北部はあまり縁がありませんでした。
北部は…と言うよりも、松本のある中部以外の地域も同じように縁が薄い状態でした。
なにしろ長野県は広いのです。

県庁所在地である長野市や飯山・白馬などの北部が北信(ほくしん)
私の故郷である松本市をはじめ、大町・木曽などを含む中部が中信(ちゅうしん)
上田・佐久・軽井沢などがある東部が東信(とうしん)
諏訪・伊那・飯田などの南部を南信(なんしん)と呼びます。
たいていの県は、いくつかの地域に分かれているものですが
長野県は広い上に山地が入り組んでいるために、かつては他の地域への移動は簡単とは言えず
子供の頃の私にとっては、他県へ行くのと同じような感覚でした。
私は蒸気機関車が現役バリバリで活躍していた頃に生まれた世代なのです。

本当に久しぶりに長野市に出かけることになります。
馴染みが薄いだけに、市内に何があるのか、見知っているのは善光寺など数カ所に過ぎません。
だからこそ楽しみでもあるのです。

お忙しいこととは存じますが、何卒ご高覧いただきたくご案内申し上げます。

なお、私は28日の午後と、29日の午前中は会場におります。








*展覧会パンフレットより一部抜粋





特選秀作絵画展
 同時開催 二木一郎 日本画展


6月27日(金)~7月2日(水)

ながの東急百貨店 別館シェルシェ5階ホール

10:00~19:00(最終日17:00まで)
入場無料

〒390-8507 長野県長野市南千歳1-1-1(JR長野駅前 駅西口より徒歩数分)
TEL 026-226-8181

 →ながの東急百貨店ホームページ 



私の作品は30点 ほど展示されます。

その内、新作は以下の3点です。
いずれも混合技法による作品で、岩絵の具・水彩・色鉛筆・パステルを併用したものです。





 常念 3号F  長野県安曇野・常念岳(じょうねんだけ)







 御射鹿池 4号F  長野県蓼科・御射鹿池(みしゃがいけ)







 河畔 3号F  長野県安曇野・万水川(よろずいがわ)


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「洲羽の会」絵画展のご案内  (追記あり)

2014年05月31日 | 展覧会案内
私は8年ほど前から、月に1回、長野県諏訪市で日本画教室を開講しています。
日本画教室と銘打ってはいますが、ジャンルを問わず、あらゆる絵画の指導を行っています。
生徒さんは当然のことながら諏訪近辺在住の方が多いのですが
北は大町市、南は伊那や山梨県内から参加されている方もいらっしゃいます。





教室は「ギャラリー橋田」という画廊の展示スペースを使用させていただいています。
制作用の机は、主に工芸作品を展示するための大きな箱テーブルの上に板と古新聞を敷いたもので
壁面には私の作品をはじめとして、いろいろな作品が架けられたままにしています。

この教室は月に1回、基本的に土・日の2日間開講します。
1回ごとの会費制ですので都合の良い時だけ参加することができます。
1度でも参加されると受講生として登録され、その数は20名以上になりますが
やはり農作業や地元の行事などがあって、1回の平均参加者数は7~8名といったところでしょうか。


教室の詳細はギャラリー橋田のホームページをご覧下さい。
生徒の皆さんの作品ギャラリーもあります。
http://www.hashida.jp








その生徒の皆さんにと共に初のグループ展を開催することとなりました。
会場は、教室として使用させていただいているギャラリー橋田です。








「洲羽の会」という名称は、講師である私が命名させていただきました。
DMに書かれていますように、古代において諏訪は「洲羽」と表記されていました。

8世紀に編纂された日本最古の歴史書である古事記に、有名な「国譲り」の神話があります。
大国主命(おおくにぬしのみこと)らが統治していた葦原中国(あしはらのなかつくに:出雲)に対し
天照大神(あまてらすおおみかみ)ら高天原(たかまがはら)の神々が国を譲るように要求します。
大国主命と長男である事代主命(ことしろぬしのみこと)は承諾するのですが
次男の建御名方命(たけみなかたのみこと)が最後まで抵抗したのです。
そして高天原の神と”力比べ”をして敗れ、科野國之洲羽海(しなののくにのすわのうみ)に逃れたと書かれています。
洲羽海とは諏訪湖を囲む地域、つまり諏訪のことです。
その後、建御名方命は南方刀美神社(みなかたとみのかみのやしろ)という神社に祭神として祀られることになりました。
これが現在の諏訪大社です。

古事記に名を記されているほど諏訪の地は古くからの歴史を誇っています。
日本三大奇祭の一つと云われる「御柱祭」を執り行う諏訪大社をはじめ
諏訪の歴史は多くの謎を秘めてもいます。
そのような諏訪の文化に僅かでも貢献できればと思っています。
お忙しいこととは存じますが、是非ご来場いただけますようご案内申し上げます。



出品点数は40点前後にはなろうかと思います。
私も旧作を何点か展示する予定です。


なお、洲羽の会絵画展終了直後の14日(土)・15日(日)に教室を開講いたします。
教室の見学は自由ですので、どうぞ立ち寄りください。
おそらく、グループ展の展示作品はそのままにしておくと思います。

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新開志保展のご案内

2013年10月08日 | 展覧会案内
最初に、私の個展の御礼から。

長野県伊那市のベルシャイン伊那店での私の個展は10月8日に終了いたしました。
ご来場いただきました皆様には、心より御礼を申し上げます。
また次回以降の展覧会にもご来場いただけますよう、謹んでお願い申し上げます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


この記事は、前回の記事より「新開志保展のご案内」を抜粋したものですが
新たな情報も加えて、多少加筆修正しています。


イタリア在住の友人の画家、新開志保さんの個展をご案内いたします。

長野市出身でイタリア在住20数年の新開さんは、それ以前に暮らしておられた広島などで何度か個展を開催されていますが
昨年のイタリアでの初個展に続き、今回は生まれ故郷長野県での初個展となります。
何卒ご高覧賜りますよう、私からもご案内申し上げます。

ペンと水彩と色鉛筆による、イタリアの風景やワンちゃん・猫ちゃんを中心にした30点が出品されます。
私も1ヶ月ほど前に送られて来た実物を拝見したばかりです。

す、す、凄いぃぃぃ~!!

私の感想は、この一言に尽きます!
新開さんの日常に満ちあふれる明るい光を画面の隅々にまで溶け込ませたような
緻密で繊細に描き上げられた、重厚かつ透明感のある作品群です。
新開さんの作品はブログを通じてずっと拝見してきましたが
画像では本当の良さは分からない!ことを改めて実感しました。
ブログで新開さんの作品をご存知の方も、是非1度実物をご覧いただきたいと思います。


さて、新開さんは10月6日に来日されました!
成田空港に到着後私の個展会場に直行してくださり、ご本人と悲願の初対面を果たしましたぁ!! きゃっほ~!!
4年ほどメールでのお付き合いが続いていますし、昨年はテレビ番組でも取り上げられましたので、初めてお会いしたという気がしませんでした。
幼い頃に生き別れた姉に何十年かぶりで再会したような気分かな? ぎゃはは!
想像していた以上に素敵なお姉様でした!!

素敵なお姉様なのですが、来日早々成田空港で大ドジをしでかしまして…。
まあ、それにつきましては本人が帰国後に告白・懺悔の記事をブログに掲載されると思いますので、私が先にバラすのはやめておきます。
どんな大ドジだったのか早く知りたい方は、どうぞ会場にお越しいただいて本人の口から直にお聞きください!

個展のために来日した新開さんではありますが、しかし、頭の中から絵のことは綺麗サッパリ消えているようです。
その代わり頭の中を占拠しているのは、ずばり日本食!
あれも食べたい! これも食べたい! 食べて、食べて、食べまくるぞぉ!!…とのことです。
それが何より証拠には、新開さんのブログをご覧になれば一目瞭然。

イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

そりゃあね、久しぶりの日本ですから心情はお察し致しますがねぇ…。
丸々と肥えて帰国されるのは一向にかまいませんが、お腹がピーピーゴロゴロにならないようにしてくださいね!




新開志保展

10月12日(土)~20日(日)
ギャラリー橋田

〒392-0017 長野県諏訪市城南1-2550
TEL 0266-52-3420 FAX 0266-52-3653
10:00~18:00
入場無料


ギャラリー橋田ホームページ
http://www.hashida.jp

新開さんは毎日会場にいらっしゃいます


  


新開さんの作品が掲載されているブログはこちら。
水彩画分室 ・ イタリア・絵に描ける珠玉の町、村



長野県にお住まいの皆様へ!

長野朝日放送のテレビ番組で、再び新開さんが紹介されます。
新開さんは昨年の10月に放送された 「おぉ!信州人」北イタリアでブラボーな出会い旅 で取り上げられましたが
今回は、その番組の姉妹番組と言える短編番組「週刊・おぉ!信州人」に再び登場されます。
先日、個展会場となる諏訪市のギャラリー橋田にて収録が行われました。
そして再び私も金魚のフンのように登場する予定です、ぎゃはは!
ただし、3分間という短い放送時間ですので、どうぞお見逃しなく!

長野朝日放送「週刊・おぉ!信州人」
10月15日(火) 夜6時55分~6時59分



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個展のご案内・10 長野・伊那市 ベルシャイン伊那店 + 新開志保展のご案内(DM画像追加)

2013年09月26日 | 展覧会案内
まずは私の個展のご案内から。

長野県伊那市のベルシャイン伊那店にて、2回目の個展をさせていただきます。
お忙しい時期とは存じますが、何卒ご高覧賜りますようお願い申し上げます。


二木一郎日本画展

10月3日(木)~8日(火)
ベルシャイン伊那店 2階 文化ホール

〒396-8501 長野県伊那市日影435-1  TEL 0265-76-2111
(JR伊那北駅より約1.3km、JR伊那市駅より約1.5km)

10:00~18:00(最終日は15:00まで)
入場無料


ベルシャイン伊那店ホームページ
http://www.nishizawa.co.jp/bell_ina.php

私は、5日(土)・6日(日)のみ会場におります。



今回は35点余の展示を予定しています。
その内、新作は5点。
日本画2点と、岩絵の具やパステルなどを併用した混合技法が3点です。

新作の5点をご紹介します。


■日本画



 余韻(よいん)  6号M





 一輪(いちりん)  6号P



■混合技法(岩絵の具+パステル+色鉛筆)



 高遠遠望(たかとうえんぼう)  6号F  長野県・高遠城址公園





 桜雲(おううん)  4号F  長野県・高遠城址公園





 烟火(えんか)  3号F  長野県・諏訪湖



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



続きまして、新開志保展のご案内です。

イタリア在住の友人の画家、新開志保さんの個展が迫ってきました!
長野市出身でイタリア在住20数年の新開さんは、それ以前に暮らしておられた広島などで何度か個展を開催されていますが
昨年のイタリアでの初個展に続き、今回は生まれ故郷長野県での初個展となります。
何卒ご高覧賜りますよう、私からもご案内申し上げます。

ペンと水彩と色鉛筆による、イタリアの風景やワンちゃん・猫ちゃんを中心にした30点が出品されます。
その内の27点はすでに到着しており、私も初めて実物を拝見しました。

す、す、凄いぃぃぃ~!!

私の感想は、この一言に尽きます!
新開さんの作品はブログを通じてずっと拝見してきましたが
画像では本当の良さは分からない!ことを改めて実感しました。
ブログで新開さんの作品をご存知の方も、是非1度実物をご覧いただきたいと思います。
新開さんの日常に満ちあふれる明るい光を画面の隅々にまで溶け込ませたような
緻密で繊細に描き上げられた、重厚かつ透明感のある作品群です。


さて、作品とは初対面を果たしましたが、新開さんご本人との初対面も間もなく!
やっぱり最初の挨拶はイタリア式にホッペとホッペをくっつけて? うぎゃぁ~! 恥ずかしい~!
純真無垢な日本男児としましては、顔から火が出て失神しそう!
はい、ホッペをピカピカに磨き上げてお待ちしておりま~す!



新開志保展

10月12日(土)~20日(日)
ギャラリー橋田

〒392-0017 長野県諏訪市城南1-2550
TEL 0266-52-3420 FAX 0266-52-3653
10:00~18:00
入場無料


ギャラリー橋田ホームページ
http://www.hashida.jp

新開さんは毎日会場にいらっしゃいます


  



新開さんの作品が掲載されているブログはこちら。
水彩画分室 ・ イタリア・絵に描ける珠玉の町、村

そしてもう一つ、イタリア各地のご案内のブログ。
イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!

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第2回 日本画グループ 未然会展のご案内

2013年05月02日 | 展覧会案内
私が講師を務める、NHK文化センター青山教室日本画二木クラスの展覧会です。
2010年以来2度目の開催となります。
私と生徒12名の総出品点数は35点になります。
何卒ご高覧賜りますようご案内申し上げます。


  

  



私のクラスは日本画教室ではあるのですが

日本画である以前に自分の絵であれ!
上手な絵よりも、その人らしい絵を!

そういう指導方針の下、約20年が経過しました。

講師としての私の役目は、生徒がヒントを掴むための助言、それが精一杯です。
次の段階で試してみることを提示するまでで限界なのです。
答えは私も持っていません。
答えは、作者それぞれの内側に潜んでいます。

自分の外側に、自分の描くべきものはないのです。
自分の外にあるものは、夥しい数のヒントだけです。
スケッチをすることも、展覧会を観ることも、絵を描くための勉強と言えるものは、すべてヒントを見つけることなのです。
日常のあらゆる場面にヒントは転がっています。
そして、見つけたヒントと、描き続けることによって得た技術が一体となって、絵を描くための道具ができてきます。
それを使って、自分の中に潜む答えを捜して行くことが絵を描くことだと思います。
試して、試して、試行錯誤を続けて行くうちに、いつの間にか絵という形になっていくものなのです。

私は講師ではありますが、生徒にとって本当の師匠は私ではありません。
各自が描いているもの、それが本当の師匠なのです。
本当の師匠は、私の百倍のことを教えてくれます。
私は、本当の師匠と生徒とを引き合わせるための橋渡し役といったところでしょうか。
言わば愛のキューピットのようなもの?

生徒A「キューピット? 先生がぁ? プッ!」
生徒B「先生の家には、きっと鏡がないのよ」
生徒C「どこからどう見ても閻魔大王だよねぇ…」



閻魔大王は4点出品させていただきます!
制作過程を紹介してきました2点と、昨年の作品が2点です。





 「御射鹿池・秋紅」(みしゃがいけ・しゅうこう) 20号M





 

  「遠雷」(えんらい) 20号P







 「久遠の泉」(くおんのいずみ) 15号F





 

  「シエナ派の天使」 8号変型


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