はーるかぶりだね。
まめでいたかね?
あんべぇわりぃとこねーかね?
せっかく来てくれただで、ちょびっとあがってきましょ。
ここんとこ、ずくがなくてブログを更新してねーだよ。
へえ、おらも歳せ。
やりたくても、ひとっきらにゃできねーだよ。
記事を書くのも、あだじゃねーじ。
もだこと書くわけにもいかねしね。
パソコンに向かってても、すぐてきなくなるしね。
やっぱ歳せ。
ふんとせ。
あくされて言ってるじゃねーじ。
あんまりほっぽらかしてると、読んでくれてる人にぐざられるね。
もうちょっとずく出して、まてーに書くでね。
また読んどくりやね。
---------------
皆様、お久しぶりでございます。
しばらくサボっておりました。
さて冒頭の一文、お判りになりましたでしょうか?
すんなり理解できたのなら、あなたは安曇野を始めとした松本平出身である証拠です。
東北弁などに比べると、ちんぷんかんぷんではないとは思いますが、以下に標準語訳を掲載しておきます。
---------------
久しぶりですね。
元気でいましたか?
具合の悪いところはないですか?
せっかく来てくれたのですから、ちょっと寄っていってください。
ここのところ、根気がなくてブログを更新していません。
もう私も歳ですよ。
やりたくても、短時間にはできないんです。
記事を書くのも簡単じゃないですよ。
デタラメを書くわけにもいかないですしね。
パソコンに向かっていても、すぐ疲れてしまいますしね。
やっぱり歳ですよ。
本当ですよ。
ふざけて言っているわけではないですよ。
あまりほったらかしにしていると読んでくれている人に叱られますね。
もう少し根気を出して、丁寧に書きますからね。
また読んでくださいね。
---------------
今日、ラジオを聞きながら仕事をしていたら、長野県の方言についての話題が出てきました。
パーソナリティが「”とびっくら”って判りますか?」と言った途端、「ああ、懐かしい…」と手が止まりました。
”とびっくら”とは、かけっこ・徒競争のことなのです。
一口に長野県の方言とは言っても、長野県は広いですから地域によってかなり方言は異なっているようです。
早速絵の乾き待ちの時間を利用してインターネットで私の故郷安曇野の方言を調べてみました。
「あいさ」→間
「おぞい・おぞっくさい」→悪い・貧相
「うつかる」→寄りかかる
「こすい」→ずるい
「つもい」→きつい
「ぶちゃる」→捨てる
次々に現れる懐かしい言葉たちに、「ああ、そうだった!」と胸がいっぱいになりました。
テレビの旅行番組でのナレーターは当然のことながら標準語で話しています。
標準語のナレーションでは現場にいるような実感はイマイチです。
そこに少しでも方言が混じると、かつて暮らした故郷の風景が鮮烈に蘇ってきます。
農作業帰りの近所のおじさん・おばさんの顔が浮かんできます。
その場の空気の匂いまで伝わってくるようです。
安曇野雪景色
私にとって、安曇野の方言で何を置いても筆頭に挙げたいのは「ずく」です。
故郷にいた頃、ダラダラしていると「ずくなし!」と叱られたものでした。
「ずくなし」とは怠け者のことです。
私は今でも「ずくなし」なのです。
故郷を出てから35年の間に、使わなくなった方言は記憶の奥底に埋もれてしまいました。
それでも「ずく」だけは時々無意識に使ってしまうのです。
「最近ずくがなくなってね…」
「ずく?何それ。」
言葉は文化の根底を支えるものです。
民族のアイデンティティの基盤を成すものです。
少しだけ方言に目を向けてみてはいかがでしょう。
-------------- Ichiro Futatsugi.■
まめでいたかね?
あんべぇわりぃとこねーかね?
せっかく来てくれただで、ちょびっとあがってきましょ。
ここんとこ、ずくがなくてブログを更新してねーだよ。
へえ、おらも歳せ。
やりたくても、ひとっきらにゃできねーだよ。
記事を書くのも、あだじゃねーじ。
もだこと書くわけにもいかねしね。
パソコンに向かってても、すぐてきなくなるしね。
やっぱ歳せ。
ふんとせ。
あくされて言ってるじゃねーじ。
あんまりほっぽらかしてると、読んでくれてる人にぐざられるね。
もうちょっとずく出して、まてーに書くでね。
また読んどくりやね。
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皆様、お久しぶりでございます。
しばらくサボっておりました。
さて冒頭の一文、お判りになりましたでしょうか?
すんなり理解できたのなら、あなたは安曇野を始めとした松本平出身である証拠です。
東北弁などに比べると、ちんぷんかんぷんではないとは思いますが、以下に標準語訳を掲載しておきます。
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久しぶりですね。
元気でいましたか?
具合の悪いところはないですか?
せっかく来てくれたのですから、ちょっと寄っていってください。
ここのところ、根気がなくてブログを更新していません。
もう私も歳ですよ。
やりたくても、短時間にはできないんです。
記事を書くのも簡単じゃないですよ。
デタラメを書くわけにもいかないですしね。
パソコンに向かっていても、すぐ疲れてしまいますしね。
やっぱり歳ですよ。
本当ですよ。
ふざけて言っているわけではないですよ。
あまりほったらかしにしていると読んでくれている人に叱られますね。
もう少し根気を出して、丁寧に書きますからね。
また読んでくださいね。
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今日、ラジオを聞きながら仕事をしていたら、長野県の方言についての話題が出てきました。
パーソナリティが「”とびっくら”って判りますか?」と言った途端、「ああ、懐かしい…」と手が止まりました。
”とびっくら”とは、かけっこ・徒競争のことなのです。
一口に長野県の方言とは言っても、長野県は広いですから地域によってかなり方言は異なっているようです。
早速絵の乾き待ちの時間を利用してインターネットで私の故郷安曇野の方言を調べてみました。
「あいさ」→間
「おぞい・おぞっくさい」→悪い・貧相
「うつかる」→寄りかかる
「こすい」→ずるい
「つもい」→きつい
「ぶちゃる」→捨てる
次々に現れる懐かしい言葉たちに、「ああ、そうだった!」と胸がいっぱいになりました。
テレビの旅行番組でのナレーターは当然のことながら標準語で話しています。
標準語のナレーションでは現場にいるような実感はイマイチです。
そこに少しでも方言が混じると、かつて暮らした故郷の風景が鮮烈に蘇ってきます。
農作業帰りの近所のおじさん・おばさんの顔が浮かんできます。
その場の空気の匂いまで伝わってくるようです。
安曇野雪景色
私にとって、安曇野の方言で何を置いても筆頭に挙げたいのは「ずく」です。
故郷にいた頃、ダラダラしていると「ずくなし!」と叱られたものでした。
「ずくなし」とは怠け者のことです。
私は今でも「ずくなし」なのです。
故郷を出てから35年の間に、使わなくなった方言は記憶の奥底に埋もれてしまいました。
それでも「ずく」だけは時々無意識に使ってしまうのです。
「最近ずくがなくなってね…」
「ずく?何それ。」
言葉は文化の根底を支えるものです。
民族のアイデンティティの基盤を成すものです。
少しだけ方言に目を向けてみてはいかがでしょう。
-------------- Ichiro Futatsugi.■