◆ 小下図 ダ・ムーラ邸 4号大 ( 30 × 21.5 cm )
何年か前、いつものようにネットでヴェネツィアの画像を検索していて、ふと一枚の画像に目が止まりました。
いかにもヴェネツィアらしい建物を写したものですが、見覚えのある建物ではありませんでした。
便利な世の中になったものだと、つくづく思います。
その建物の正体を知るべく更に検索をかけたところ、すぐに目的の建物が分かりました。
Palazzo da Mula(パラッツォ・ダ・ムーラ)。
ヴェネツィアン・グラスで有名なムラーノ島のほぼ中央の運河沿いに建っています。
貴族ダ・ムーラ家が夏の別荘として既存の建物を購入し、改装したもののようです。
因みに、クロード・モネの作品に「パラッツォ・ダ・ムーラ」がありますが
これとは別の建物で、本島のカナル・グランデ沿いにあります。
本番では20号で描く予定です。
ドローイングペンでの描き起こし。
ダ・ムーラ邸の真ん前の運河上にはヴァポレット(水上バス)の停留所がドカンと設置されています。
この構図ですと、一階の下半分ほどは停留所で隠れてしまいます。
現在この建物は自治体の支所として使われているとのことで
住民の利便性を考慮して設置したものと思われますが、もちろん省略します。
ガッシュで彩色。
ヴァポレットの停留所はおろか、ボートの係留杭すらない古いモノクロ写真を見つけ
それも良さそうだと、運河上には何も入れないことにしました。
が…、係留杭はヴェネツィアの風物の一つでもありますし
それくらいは入れた方がいいのではないかと迷いが出てきました。
それはまた本番の際に再検討します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本日のおまけ
最近になって、YouTube の埋め込み位置がページの中央に変わっていることに気づきました。
以前は、記事や画像と同じく左揃いだったのが、いつの間にか!
レイアウト上、統一感が無くなって嫌なのですが
YouTube の仕様が変更になったようですので仕方ありません。
-----------------------------------
マジック(手品・奇術など)は、高度になればなるほど見る人を驚かせてくれます。
しかし、映像だけで見せられると、本当に実演したものかどうか疑わしくなります。
現代のデジタル技術を使えば、どのようなものでも作れるからです。
それを逆手に取るように、デジタル技術を駆使してマジック風に見せているのが、ザック・キングの作品です。
彼は映像作家であってマジシャンではありません。
綿密な制作による高度な完成度に加え、ユーモラスな演出をしているので
少しも興醒めさせずに、最後まで魅せてくれます。
------------- Ichiro Futatsugi.■
何年か前、いつものようにネットでヴェネツィアの画像を検索していて、ふと一枚の画像に目が止まりました。
いかにもヴェネツィアらしい建物を写したものですが、見覚えのある建物ではありませんでした。
便利な世の中になったものだと、つくづく思います。
その建物の正体を知るべく更に検索をかけたところ、すぐに目的の建物が分かりました。
Palazzo da Mula(パラッツォ・ダ・ムーラ)。
ヴェネツィアン・グラスで有名なムラーノ島のほぼ中央の運河沿いに建っています。
貴族ダ・ムーラ家が夏の別荘として既存の建物を購入し、改装したもののようです。
因みに、クロード・モネの作品に「パラッツォ・ダ・ムーラ」がありますが
これとは別の建物で、本島のカナル・グランデ沿いにあります。
本番では20号で描く予定です。
ドローイングペンでの描き起こし。
ダ・ムーラ邸の真ん前の運河上にはヴァポレット(水上バス)の停留所がドカンと設置されています。
この構図ですと、一階の下半分ほどは停留所で隠れてしまいます。
現在この建物は自治体の支所として使われているとのことで
住民の利便性を考慮して設置したものと思われますが、もちろん省略します。
ガッシュで彩色。
ヴァポレットの停留所はおろか、ボートの係留杭すらない古いモノクロ写真を見つけ
それも良さそうだと、運河上には何も入れないことにしました。
が…、係留杭はヴェネツィアの風物の一つでもありますし
それくらいは入れた方がいいのではないかと迷いが出てきました。
それはまた本番の際に再検討します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本日のおまけ
最近になって、YouTube の埋め込み位置がページの中央に変わっていることに気づきました。
以前は、記事や画像と同じく左揃いだったのが、いつの間にか!
レイアウト上、統一感が無くなって嫌なのですが
YouTube の仕様が変更になったようですので仕方ありません。
-----------------------------------
マジック(手品・奇術など)は、高度になればなるほど見る人を驚かせてくれます。
しかし、映像だけで見せられると、本当に実演したものかどうか疑わしくなります。
現代のデジタル技術を使えば、どのようなものでも作れるからです。
それを逆手に取るように、デジタル技術を駆使してマジック風に見せているのが、ザック・キングの作品です。
彼は映像作家であってマジシャンではありません。
綿密な制作による高度な完成度に加え、ユーモラスな演出をしているので
少しも興醒めさせずに、最後まで魅せてくれます。
------------- Ichiro Futatsugi.■