風色明媚

     ふうしょくめいび : 「二木一郎 日本画 ウェブサイトギャラリー」付属ブログ

2012年 4月30日 月曜日

2012年04月30日 | 仕事場
引越しから4ヶ月近くが経ちました。
仕事は本格的に始まっています。

前の部屋で暮らした時間が永かったせいだと思いますが
他人の部屋に居候しているような落ち着かない気分がしばらく続きました。
仕事を再開してからも、10分ほど描くと集中力が途切れて周りをキョロキョロ見回し
意味もなく、あっちにウロウロ、こっちにウロウロする始末です。
それで仕事を本格的に再開するのがすっかり遅れてしまいました。

新しい仕事場は和室の6畳。
前の仕事場はフローリングの6畳でしたので広くはなりませんでしたが
襖を隔てて隣接するリビングも一時的な仕事場として使えますので、特に不足はありません。



新しい仕事場の様子です。




仕事場の壁には、昔公募展に出品していた際に使ったパネルを裏返して置いています。
横幅が2m20cmあり、その桟にピンを並べて打って制作中の作品をかけているのです。
不安定なように見えますが、東日本大震災の震度6の揺れでも1点も落下しなかった優れものです。


新たに始めた作品は4点。
イタリア・アッシジの水飲み場(15号)
イタリア・アマルフィのドゥオーモの夜景(10号)
長野県諏訪大社の十間廊(10号)
イタリア・フィレンツェにあるシエナ派の彫刻の天使像(8号)

昨年から持ち越しになっているものは2点。
イタリア・架空の岩の台地の街(50号)
イタリア・アッシジのサント・ステーファノ聖堂の夜景(6号)
これらは仕上がり間近なのですが、その後あまり進んでいません。

それぞれの作品の詳細・制作過程は
連休明けから折に触れて掲載して行こうと思っています。

今年10月には長野県松本市で隔年開催している個展があります。
もう5月ですので本腰を入れて制作せねばなりません。
新しい環境で、だいぶ気分も変わってきましたので
それがどのような影響を作品に与えるのか…。

楽しみでもあり、怖くもあり。

-------------- Ichiro Futatsugi.■


コメント (2)
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