風色明媚

     ふうしょくめいび : 「二木一郎 日本画 ウェブサイトギャラリー」付属ブログ

2018年 8月8日 水曜日

2018年08月08日 | 仕事場
◆ フロイデンベルグの街並み 日本画 20号 第10回

ドイツのフロイデンベルグの街並みをモデルにして描いていますが、描き始めてからすでに1年以上が経過しています。
経験の少ない種類のニカワ、初めて使う絵の具などに手こずり、しばしば中断するなど苦戦が続いています。





前回(6月)の状態

どうにもピンと来ないので画面を洗い(あまり落ちませんでしたが)
強い洗いによるドーサ抜けとシミの対策を施し
全体に色をかけ、建物の何度目かの全面的描き起こしを開始したところ。





ここから画像の横幅を750ピクセルに拡大します。
線描による建物の描き起こしが一通り終わったところです。







当初は夜景にするつもりはなかったのですが
ここに来て、はっきりと夜景にしようとしています。

当初のイメージとは異なり、背景が家並みより明るくなったのが気になります。
これでは変…という訳ではなく、どこかピンと来ないのです。






現在の状態

あくまで当初のイメージに沿うことにし、背景を暗く落としました。
夜景にするべく街灯の位置・明るさを探っています。



さて、まだ描き足りない部分が多いので、もう少し描き進めてみないと何とも言えないのですが
あれこれ試してみても、どうもピンと来ないのです。
画面の状態も、何度か洗っている内に、かなり描きにくく感じるようになってしまい
この状態で再び手が止まっています。

このまま描き続けようという気持ちが半分。
思い切って新たに書き直そうという気持ちが半分。
まだ決めかねています。
その決断がつくまで、またしばらくの中断となりそうです。







◆ 浜野浦の棚田 日本画 10号 第1回

九州にある棚田を描き始めました。

佐賀県北西部、東松浦半島の玄海町にある”浜野浦の棚田”は
玄界灘に面した狭い谷間に築かれており、日本の棚田百選に選ばれています。
日本の棚田の中では決して規模の大きいものではありませんが
巧妙に地形を生かして造られた田圃の配置は、他に類を見ない独特の景観を生み出しています。

棚田の西側、つまり日の沈む方向には玄界灘が広がっており
春の日没の頃、玄界灘に沈み行く夕日が織りなす美しさには定評があります。





棚田の東端にある展望台からの眺めを描いています。

太陽が天頂を過ぎると、棚田は徐々に逆光になって行きます。
水田が西陽を反射し、田の畔や周囲の斜面は暗く沈んで行きます。
田植え前に水が張られてから、稲の緑が水田を覆い尽くすまでの間だけ見ることができる
影絵のような、最も人気のある光景です。


------------- Ichiro Futatsugi.■

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