ペンタトニックス”第２章”が始動！

2011年に結成されてから6年。
怒涛のように突っ走ってきたペンタトニックスから
ヴォーカルベースのアヴィ・カプランが脱退を表明して半年近く経ちましたが
昨日の朝、ペンタトニックスの公式ツイッター（英語）に次のようなツイートが載りました。

We are so excited to announce that Matt Sallee will be joining us this holiday season!

「マット・サリー が今年のクリスマスシーズンに我々に加わることになることを発表することに非常に興奮しています！」

そのように書かれていますので、マット・サリー Matt Sallee という名の新メンバーが加入したということのようです。
何度も書きましたが私は英語が不自由で翻訳に自信がありませんし、日本語による報道は今のところ無いようですので
英語が堪能で正確なことを知りたい方は公式ツイッターをご覧ください。

https://twitter.com/PTXofficial/status/918979298614116353




ツイッターには、マット・サリーを加えた５人の写真とメッセージが載っています。


twitterより引用

左端がマット・サリーです。
メッセージによると、この写真は新しいミュージック・ヴィデオ「 Deck the halls 」製作の折に撮影されたもののようです。
このヴィデオは近いうちに公開されるだろうと思います。

「 Deck the halls 」は、20日にリリースされるホリデイ・アルバム「 A Pentatonix Christmas Deluxe 」に収録される新曲です。
昨年リリースされた「 A Pentatonix Christmas 」の11曲に加えて、新たに５曲が追加されます。
ただしこのアルバムは海外盤で、日本盤がリリースされるかどうか今のところは何も情報がありません。





トラック・リスト

1. O Come, All Ye Faithful

2. God Rest Ye Merry Gentlemen

3. White Christmas　feat.The Manhattan Transfer

4. I'll Be Home For Christmas

5. Up On The Housetop

6. The Christmas Sing-Along（オリジナル曲）

7. Coventry Carol

8. Hallelujah

9. Coldest Winter

10. Good To Be Bad（オリジナル曲）

11. Merry Christmas, Happy Holidays


ここまでは「 A Pentatonix Christmas 」と同じですが
これらに加えて、以下の５曲が追加されます。
当初は10曲追加という情報もありましたが、5曲に落ち着いたようです。


12. Deck The Halls

13. How Great Thou Art ( feat. Jennifer Hudson )

14. Away In A Manger

15. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!

16. Hallelujah ( feat. The String Mob )



正直なところを言わせてもらうと、なぜブランニューのアルバムではなくて
昨年の「 A Pentatonix Christmas 」に追加するという形にしたのかという疑問がないでもありません。
素人目には、曲数が少ないのであればEPという形でもよかったように思うのですが
おそらく、あえてこういう形をとった何らかの意図があったのでしょう。



アヴィ・カプランの脱退発表の直後、新メンバーを探すことになるというインタビュー記事が出ましたが
それ以降は沈黙が続き、噂すら流れてきませんでしたので
メンバー探しが難航し、このまま4人組で続けるのかと思い始めていたところでした。

ペンタトニックスという名前は「名は体を表す」式に、5人であることからつけられたものです。
とは言え、5人組であることを説明するだけの名前ではなく、ブランド名・商標のようなですから
4人以下であろうと、6人以上であろうと、一向に構わないわけです。
フィフス・ハーモニー Fifth Harmony という人気女性グループのように
結成当初はその名の通り5人組でしたが、1人脱退して以降、4人で活動を続けているという例もあります。


ファンにとってはヤキモキする日々だったと思いますが
ついに新メンバーが決定し、待望のペンタトニックス”第２章”がスタートします。
マット・サリーを加えて、どのような新展開を見せるのか
まずは新しいミュージック・ヴィデオを待ちたいと思います。


------------- Ichiro Futatsugi.■

すべて１人でやってます！

まずは、これをご覧ください。

Don't You Worry 'Bout A Thing - Jacob Collier



まだあどけない少年の面影を残す若い男性のヴォーカルから始まる演奏は
リードヴォーカルはもちろん、コーラス、そして楽器まで
この若い男性が、１人で全てのパートを演奏し、それを多重録音したものです。

曲はスティーヴィー・ワンダーの名曲のカヴァーですが
演奏している男性は、ジェイコブ・コリアー Jacob Collier という23歳のミュージシャンです。

ジェイコブはロンドン出身で、音楽一家という環境で育ったとのことですので
おそらく耳で音楽を呼吸するように、音楽は空気のごとく身近で不可欠な存在だったのでしょう。
彼の曲は、大筋ではモダン・ジャズのような曲調が多いのですが
様々なジャンルの音楽を貪欲に聴き漁り、身近にあった楽器を片っ端から弾きまくっていたようで
弱冠23歳にして驚くべきスキルを身につけています。


Hideaway – Jacob Collier





ジェイコブは2011年からYouTube に作品をアップし始め
名プロデューサーとして知られるクインシー・ジョーンズの目に止まり
スイス・レマン湖畔の街モントルーで開かれる世界最大級の音楽イベント
「モントルー・ジャズフェスティバル」に参加する機会を与えられるなど
急速に注目を集める存在となっています。


昨年にはデビューアルバム「 In My Room 」をリリース。



1. Woke Up Today
2. In My Room
3. Hideaway
4. You And I
5. Down The Line
6. Now And Then I Think About You
7. Saviour
8. Hajanga
9. Flintstones
10. In The Real Early Morning
11. Don’t You Know



続いて今年は、セカンドアルバム「 Pure Imagination - the hit covers collection - 」をリリース。



1. Don't You Worry 'Bout A Thing
2. Close To You
3. Georgia On My Mind
4. Pure Imagination
5. The Road Not Taken
6. Oh What A Beautiful Morning
7. Isn't She Lovely
8. P.Y.T.
9. In The Bleak Midwinter
10. Fascinating Rhythm



そして、今年の第59回グラミー賞では
最優秀アレンジメント / インストゥルメンタル / ア・カペラ部門と
最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲部門の２冠を獲得しています。




Close To You - Jacob Collier





In The Real Early Morning (Audio) - Jacob Collier





Flintstones - Jacob Collier





ヴォーカルから楽器演奏まで、すべてを１人でこなす技術の高さと
アレンジのセンスの良さ、しみじみと聴き入ることのできる音楽性の高さなど
まだ荒削りながらも驚異的な力量の持ち主だと思います。
こういうミュージシャンは稀有な存在なのではないでしょうか。


ジェイコブのYouTube チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCtmY49Zn4l0RMJnTWfV7Wsg


------------- Ichiro Futatsugi.■