【 アメリカン ギャングスター】
これも早く観たかった映画の一つ。
デンゼル・ワシントンもラッセル・クロウも大好き。
麻薬の直接買い付けを思いつき、のし上がったフランク(ワシントン)と、
なかなか姿の見えないフランクを追い続ける、麻薬取締り捜査官、リッチー(クロウ)。
ただ、どう考えても利己的な犯罪者であるフランクを、
デンゼル・ワシントンの魅力と演出で、若干ヒロイックに描いているところが少し納得いかない。
実話に基づいた話であり、本人に協力してもらっていると言う事情もあるかもしれないけど。
そして、結末にしても自分のルールに厳しい悪人にしてはちょっと納得いかない感じ。軽いし。
と、そんなことはあるんだけど、面白いです(笑)。
正直さと荒々しさが同居したリッチーの役はラッセル・クロウにぴったり。
それが善であっても悪であってもエリートになれる聡明さと、
精神の均衡が崩れる直前の演技に関しては、デンゼル・ワシントンはピカイチ。
そして、なんといっても僕の一番好きな60~70年代のブラックカルチャーが満載で、
ファッションも音楽も緻密に再現されていて、
一度も観たことの無いその時代のハーレムが目の前にあるかのよう。
雪が舞うシーンなんかめちゃめちゃクールです。
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