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もし全作入ったBOXがでたら…。

2005年11月24日 | 映画
昨日は朝10時過ぎにTSUTAYAを2軒まわったが、
いずれも全て貸し出し中。
がっかりして帰ってきたら、お隣さんが購入したということで、
晩には貸してもらうことが出来ました。すごく嬉しい。


【スター・ウォーズ エピソードⅢ / シスの復讐】

自分の有り余る力への自信とその待遇への不満。
アナキン・スカイウォーカーは
愛するパドメの死を予見し、死をも操れる力を持つために、
ダークサイドへ堕ちていく。

やっと、物語がつながった。
ダース・ベイダーの誕生、そしてルークの誕生。

この作品もふくめた
スターウォーズ全体の事になってしまうが、
本当に素晴らしい映画だ。その映像と世界観。
スターウォーズは、“遠い昔、はるかかなたの銀河系で…。”
というテロップから始まる。
そう、これは僕たちにとって未来ではなく、大昔の話なのだ。
この一言だけでも、僕たちの先入観はぶっ壊される。
宇宙のスケールがグンと広がる。
銀河の中でも辺鄙な場所にある地球。
そこにいる人間達が頭の中で時間も距離も超えて創造した世界。
隅々まで統一された世界観が観る者を惹きつける

今作はかなりライトセイバーでのチャンバラが多い。
ジェダイは銃を使う事を潔しとしない為、剣術での戦いになり、
それがこの作品の面白いところの一つだが今作はかなり見ごたえがある。
どんな場所で、どんな戦いが行われるかがとても楽しい。
これまでの作品を観ていれば今回のストーリーは、
結果がわかっていて、経過もある程度予測できる話となるわけだが、
戦闘シーンの充実がそんな事は感じさせないし、
また感情的な部分も充分に描かれているので、
なるほどこういう事だったのかと最後まで楽しめる。

ジェダイの騎士はいつも落ち着きすぎていて、
結構無謀というか、策も無くいきなりのり込んで行って、
窮地に陥り、最後は力で何とかしてしまう場合が多い。
それに対し、中盤3部作のソロ(ハリソン・フォード)は
一見無謀なようで実は策士、コミカルな面も多い。
そういった意味で中盤3部作の方が登場人物に感情移入し易いが、
こういう対比が、根本的な世界観は一緒なのに
3作ずつの印象をがらりと変え飽きさせる事が無い。

これで、6つのエピソードが揃ったわけだが、
実際には更に終盤の3つがあるそうだ。
しかし、映像化はしないと断言しているらしい。
確かに失敗できないプレッシャーの中で、
さらに10年以上このモチベーションを保ち続けるのは、
ジョージ・ルーカスにとっても大変だし、
色んな面で最後までやりきる自信が無いのかもしれない。
でも、何とか最後まで映像化して欲しいな。