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【いま、会いにゆきます】
梅雨が訪れたある日、息子と暮らす巧の前に、
病気で死んだ妻・澪が現われた。
澪は死ぬ前に、1年後の雨の季節に戻ってくると言い残していたのだった。
巧たちは記憶を持たない彼女と再び家族としての生活を過ごすのだが…。
はっきり言って、この映画は観るつもりが無かった。
【世界の中心で、愛をさけぶ】
からのプロモーションの流れが嫌だったし、
中村獅童と竹内結子の結婚にいたっては、
どうしても先入観をぬぐえなさそうだったから。
いかにもお涙頂戴的な陳腐なストーリーかなと思っていたから。
実際は、とても良い映画だった。
美しい日本の風景。
非現実的な設定だが、
それは伝えたいことを一番効果的に伝えるための手段であり、
最後には全てがすんなりと心に入ってくる。
一番大切な事を忘れかけている。
クールな恋愛感に逃げようとしている。
確かに映画や小説に出てくるような出会いができる人は少ないかもしれない。
現実は全く違う世界かもしれない。
だが、そんな現代人のために、こういうファンタジーがある。
こういう映画を観て少しだけでも振り返ろう。