野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

府中郷土の森博物館梅まつり

2019-03-02 08:07:48 | 散歩

 ぽかぽか陽気に誘われて、府中郷土の森博物館に梅を見に

行ってきた。梅まつりは2月2日から3月10日まで。いつもは

少し早く出かけてしまうのだが、今年は終わり間近だが

梅見にはちょうど良かったようだ。

 

 園内でみられる梅は60種、1100本。

そのうち、早咲きの品種は終わりかけていたが、中咲きの白加賀、

月影、新茶青などがちょうど見ごろだった。

 緑味のつよい月影

 月影枝垂れ

 

 名前のきれいな梅の花をいくつか

 「蝶の羽重ね」は遅咲きの豊後系の梅

 

 雪月花

 

 古城

 

 幾夜寝覚め

 

 雛曇(ひなぐもり)

 

 あちこちの梅園でよく見かける紅千鳥は遅咲きの梅

 花蕊の美しい梅だ。

 

 地名のついた梅を三つ

 「大和牡丹」は 太宰府天満宮に咲いていた梅を移植したもの

 

 筑紫紅

 

 甲州最小

 

 紅白咲き分ける「思いのまま」には「輪違い」の名もある

 

 とても同じ品種の梅とは思えない

 できれば紅白揃って咲いている所を撮りたかったのだが…。

 

 ここ府中の梅園でしか見たことのない「臥龍梅」は

 樹形が龍を思わせる見事な梅の木だ。

 

 花は艶やかで美しい

 

 

 

 花の大きな「藤牡丹枝垂れ」

 

 

 

 これも花が大きく梅とは思えないほど華麗な「豊後」

この花は梅まつりの終わりごろに来ないと見られない

 

 野梅(やばい)系の花を二つ「梅郷」

 

 「花香美」(はなかみ)。花はきれいだが名前がやばい。

 

 おまけのマンサクとネコヤナギの園芸種で締めとしよう。

 

 

 この辺で。


飯能雛飾り

2019-02-27 20:19:26 | 散歩

 天気が良いので飯能近辺のハイキングに出かけて

その帰り、飯能市の第14回雛飾りを見てきた。

ハイキングコース天覧山の入り口にある名刹 能仁寺

 

 この由緒あるお寺にも雛飾りが飾られている

 

 

 ここ飯能の雛祭りでは様々な業種の店先で営業の傍らそのままに

飾られている。それが他にはない一番の特色となっている。

 この酒屋さんでは酒瓶とともに雛飾りが飾られていた。

 

 店で扱っている品物と雛飾りのミスマッチが何とも良い

 

 下駄屋さん。下駄も雛飾りの一部のように思えてくる。

 

 ウナギ屋さん。お雛様はちょっとだけ

 

 表具屋さんでは、ひな壇の下には雛のふすまがある。

 

 お菓子屋さん。雛飾りもお菓子でできているように見え、

 まるで食べられるかのようだった。

 

 この店は電具屋さんのようだ

 

 写真館。雛たちもしっかりと枠に収まっています。

 

 風格のある古い建物は創業明治7年の呉服店「吉田屋」

 

 振袖展と古い郵便ポスト、タイムスリップしたかのようだ。 

 

 飯能雛飾りの一番のスポットは絹織物を扱ってきた老舗 絹甚の雛飾り

 

 店内にはいくつかのひな壇とたくさんの吊るし雛や小道具が飾られている。

 

 

 

 

 奥の蔵の中にもさらに古めかしい雛壇があった。

 

 この木造3階建ての建物は鰻屋の畑屋

 

 

 階段に並べられた雛飾り

 

 

今回見たのは市の中心街だけだが、日によっては郊外の吾野宿や

名栗地区などでも催すされているようだ。

 おまけに飯能織物協同組合の建物

 

 飯能市中央公園で見かけたアトムの銅像

 この辺で。

 


冬鳥たち4

2019-02-21 20:35:28 | 散歩

  節季は大寒から雨水へ。朝晩の冷え込みも随分と穏やかになった。

野川公園ではセツブンソウが咲き始めた。

 

 ウグイスカグラも一段と艶やかな色に変わった。

 

 氷の解けた池ではアオサギやダイサギが獲物を探している。

 

 

 冬鳥たちの動きもやがて来る春を予感しているようだ

コゲラ

 

アオジ

 

 アカハラ

 

カシラダカ

 

 珍しくアオゲラも姿を現した。

 

 やっと群れを見ることができたツグミ

 

 いつもは警戒心の高いシメが今日に限って接近を許してくれた。

 

 こちらを窺っている

 

 

首を左右に傾げて

 

 

枯葉を咥えて

 

遠くに向かって鳴いて

 

 

 

 結構きつめの顔立ちなのだが、よく見ると愛嬌があるようでもある。

この辺で。

 

 

 


冬鳥たち①

2019-01-02 20:27:36 | 散歩

 年越しから正月にかけては7連休。鳥を見に出かけては一日休み

再び鳥を見に出かけるという一週間を過ごした。鳥見に出ない日は

最低限のお勤めを済ました後は一日中テレビと読書でごろごろしていた。

 そして一日おきに近場に出かけて鳥を探すという、実に単調なつまりは

探鳥な日々を幸せにも過ごすことができた。そんな日々も今日で終わり

 明日からはいよいよ仕事だ、こんな毎日にも飽きてしまったのだし、

しょうがないそろそろ気分転換に仕事でもしてやるか!

 

 12月から撮りため冬鳥たちを見てもらうとしよう。

 まずは多摩川の河原で見たルリビタキ、多分♀。

 

 薄暗いところでひっそりと餌を探していた。

 

 

 うん?

 

 あれっ!消えたと思ったら

 

 見事に餌を銜えて再び登場。

 

 ムクロジの樹の上にとまっているのはカワラヒワ

 

 遠くの流れの中にいるのはホオジロガモ

 

 今年はまだ3羽しか来ていないようだ。

 

 

 それぞれに潜っては小魚を探している

 

 手前には♀、奥には♂がいる

 

 

 ちょっと変な形をした黒い頭部と頬の大きな白斑が特徴で

ホオジロガモの名の由来となっている

 

 やっ、魚を捕まえたようだ。

 

 

こちらは♀、頬に白斑はない

 

 すぐ近くでカワラヒワが珍客を眺めていた。

 

 

 去年は10羽近い群れだったが、今年はどうしたものか今のところ3羽だけだ

 

 じっと見ていたらいつものようによってガン見されたので

この辺で退散するとしよう。

 

 所変わって荒川。水辺で寛いでいるのはユリカモメ

 

 そこに野鳥に餌を与える良くないおじさんが通りかかった。あっという間に

ユリカモメたちが大集合

 

 お食事タイムが終わり、あぁ美味しかったと再び水面へ

 

 ドラム缶の上にも

 このユリカモメは実は伊勢物語の都鳥だったという説があるようだ、

「名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」の歌が有名なあの鳥だ。

ユリカモメは内陸部にも多く見られ、海のない埼玉県でもふつうにみられる稀なカモメ。

 

 

 正面顔

 

 この日、対岸には富士山がよく見えていた。

 

 この辺で。