FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

サマーキャンプ2008

2008-08-03 23:37:57 | クライミングレッスン報告
7月31日から8月1日にかけて、サマーキャンプに行ってきた。
これは毎年夏に行っている合宿イベントで、
秦野の山岳スポーツセンターに泊り込み、
みんなでクライミングをしたり、川遊びをしたり、花火をしたりして親睦を深めることを目的としている。

今年掲げた目標は、
1、自分で決めたら責任を持って自分でしよう。
2、クライミングの仲間を広げよう。
3、自分の役割を果たした上で楽しく遊ぼう。
というもの。
ただ登って遊ぶだけではなく、
炊事やふとんの上げ下ろしなど、生活に必要なことをなるべく自分たちで行うことによって
自立心の芽を養ってもらえたらうれしい。

そうは言ってもクライミングは危険を伴うスポーツ。
保護者の方には同行をお願いしている。
子どもたちをともにサポートしながら見守っていただけたら、と願うからだ。
これは大変重要なスタンスだと私は考えている。

今年は6人の子どもたちが合宿に参加、
さらに4人の子どもたちが日帰りで参加し総勢10人になった。

1日目。
9時に山岳スポーツセンター事務所前に集合。

午前中はウォールでクライミング。
ここのウォールはさまざまな大会も行われる、なかなか本格的な壁だ。


みんなそれぞれ自分の課題と向き合いながら奮闘。
ある子は高さからくる恐怖心と戦い、ある子は明日のレベルチェックに備えて自分の力を把握する努力をした。
何回か参加している子は、前回から自分がどれだけ進歩したかを確かめていた。

午後は川遊び。
子どもたちはみんなすぐに仲良くなってしまう。
カニやおたまじゃくしを捕獲したり、スイカ割りをしたり、夢中になって遊んでいた。


4時ごろから宿泊棟に戻り、部屋割り、シャワー。
日帰りのカエデはここでお別れだ。
夕食のカレー作りはみんなよく動いて、感心、感心

おいしいカレーが出来たねいただきま~す

片付けも全員で行い、楽しみにしていた花火大会。


たくみ君、まいちゃん、ユイちゃんとはここでお別れ。
お見送りのあと、子どもたちは9時過ぎに消灯(ほんとに?)。
そのあと、大人たちは十分に親睦を深めたのであった

2日目。
7時に起床。
子どもたちは自分たちが使ったシーツをたたむ。

朝食の準備やランチも自分たちで作り(お母さんたちや私の分も作ってくれた)、
朝食のあと、花火の後始末をしてクライミングの準備。

今日はいよいよレベルチェックだ。
1回目失敗したルートも、「練習すれば克服できる」と信じてチャレンジ。
りょうこちゃんもアキちゃんも、見事克服。
カナちゃんは粘りに粘って彼女には遠い課題を一撃した。
しゅん君は昨日より上まで頑張れた。
りんちゃんはリードで10b以上を登って「クライマー」レベルを合格したかったのだけれど、
リードを始めて間がなかったので、トップロープで10cにチャレンジ。オンサイトできた。
コウヘイ君はとにかくたくさん登った。10cまでことごとくオンサイト。応援も一生懸命してくれた。
途中雨がぱらついたけれど、みんなそれぞれ力を出し切っていた。

午後は川で思う存分遊んで、4時解散。
アキちゃんが「なんでもう終わりなの?」
そう、もう公園も閉まっちゃうんだよ。
よく遊んだね。
そして、参加した全員がサマーキャンプの目的を十分果たしたよ