FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

pumpキッズのためのレベルアップレッスン~りんちゃん、ハシモト君~

2008-08-08 23:36:55 | クライミングレッスン報告
キッズタイムのあと、小学5年のりんちゃんと中学2年のハシモト君のレッスン。

ハシモト君は学校ではワンダーフォーゲル部。
フリークライミングもワンゲルもともに自然の中での活動が大切なスポーツ
自然のなかでのびのび活動することの楽しさ、素晴らしさを是非味わってほしい。
今現在、中学生が少ないのがちょっと寂しいけれど、
一緒に活動していける仲間が出来ると良いなぁ。

さて、レッスンは基本の動きから。
りんちゃんはもう慣れたものだが、初めてのハシモト君はちょっと大変
足使いや手と足の順序といったちょっとしたことでも、なかなか難しいもんだよね。
でも、テープ課題をいくつか完登できた。

りんちゃんはキッズタイムに続いてのレッスンなので、少々お疲れ。
ボルダーは課題を作ったり、一手の課題で遊ぶ。
ルートはリードで2本。
「トップロープレベル」の最終ステップ「さる」合格に向けて、着々と進んでいるね。


ビッグロックスクール・8月&ユイちゃんレッスン

2008-08-07 10:33:52 | クライミングレッスン報告
昨日はビッグロックでのスクールとユイちゃんのレッスン。

スクールは夏休み中ということもあって、参加者は2人と少なかったが
暑い中実に良く登った

サマーキャンプに参加したしゅん君は、
あの高~い壁にチャレンジして少し自信がついた。
ライバルのたいちゃんが夏休みでお休みの間に、
一生懸命練習して上手くなっちゃおう
ボルダーはニコちゃんマーク課題を頑張った
人数が少なかったから、ルートも2本登れたね。
スラブの5.9をオンサイト。やったね

yuiは初級の課題全制覇を目指して一つ一つ着実にクリア。
今日は前回登れなかった奥壁の赤■にリベンジ。
1回で登った上手くなってるよ

スクールのあとは6時半からユイちゃんのレッスン。
あゆみちゃんがやめてしまったので、マンツーマンだ。
なので、私も一緒に登る。

前回のレッスンで彼女は自分の目標を達成したので、
ひとまずリセット。
暑い8月の間は少しのんびりしよう。

今、子どもたちのレッスンの目標になるように、レベルチェックのファイルを一人一人に渡している。
しばらくはトップロープのレベルが終わったあとのリードクライミングレベルのファイルにそってやることにした。
これは、安全なリードクライミングとビレイの技術を段階を追って身につけ、最終的に11aのレッドポイントを目指す、というもの。

今日は最初のレベルをほぼ終えた。
私のビレイも問題なく出来た
これからは少しビレイのお手伝いをしてもらおうかな~?

来年からは中学生になるユイちゃん。
自分の目標のルートや大会を目指してのトレーニングといった、
本格的な練習内容に少しずつシフトしていけると良いなぁ。


<7月のレッスン日誌から>リードクラスアウトドア

2008-08-04 21:35:10 | クライミングレッスン報告
7月6日(日)

現在「リードクラス」というクラスを設けている。
トップロープのレベルが終了し、より本格的にクライミングに取り組んでもらう環境を、と思い設置。
7月の時点で3人のメンバーが活動していた。

何かを始めたとき、最初は「楽しい!」と感じ、その活動の魅力を十分に感じてもらうことが第一だ。
しかし、それを継続して行うようになってきたとき、いつまでも同じ局面を繰り返していたのでは
その活動の本質によって得られる達成感や自尊感情を得られないままになってしまう。

クライミングという活動によって達成感や自尊感情を得るまでになるためには、一生懸命に関わる態度を養うことが必要である。
そのためには本質的に「楽しい!」と感じることではない、地味なことも日々の練習で実行しなければならない。
「リードクラス」はそういう態度を身につけてもらうべく発足したのであった。

さて、この日の目的地は天王岩。
暑くて蒸すこの梅雨の時期、なかなか快適なエリアがないのが困りもの。
岩の状態が心配ではあったが、とりあえず行ってみることに。

岩場に着いてみると、やはり岩は結露でぬれていた
しかも混んでいる。(今の時期、他にないからなぁ。。。)
でも、pump1号店のMr.やリンさんグループにばったり。トップロープをお借りできることに(ありがたや~

最初に1階の岩場で「つゆしらず」5.9や「春雷」5.9などを登る。

↑「つゆしらず」

次にMr.がトップロープを掛けてくれた1階の「クラックジョイ」5.9を登らせてもらう。

みぽりんはついでに「勉太郎音頭」10b/cもやらせてもらう
核心が遠くて抜けられなかったけれど、みんなの声援を受けて、力いっぱい頑張っていた。しかも冷静に。
お昼を食べてから「涅槃の風」10b。
今日は状態が悪かったけれど、みんな一度はチャレンジ。

1階の「ノーリー」10b/cはみぽりんはトップロープでオンサイト。
登りが安定してきたなぁ。
今度はリードで行けそうだ。

みぽりんは最後に「イカル」10a。


ユイちゃんも「つゆしらず」をリベンジ。
でも、まだちょっと怖がっているかな?

雲行きが怪しくなってきたので、ここで終了。

量を登ると上手くなる。
これはインドアもアウトドアも同じことだ。

最後に、Mr.やリンさんのおかげでたくさん登ることが出来ました。どうもありがと~


サマーキャンプ2008

2008-08-03 23:37:57 | クライミングレッスン報告
7月31日から8月1日にかけて、サマーキャンプに行ってきた。
これは毎年夏に行っている合宿イベントで、
秦野の山岳スポーツセンターに泊り込み、
みんなでクライミングをしたり、川遊びをしたり、花火をしたりして親睦を深めることを目的としている。

今年掲げた目標は、
1、自分で決めたら責任を持って自分でしよう。
2、クライミングの仲間を広げよう。
3、自分の役割を果たした上で楽しく遊ぼう。
というもの。
ただ登って遊ぶだけではなく、
炊事やふとんの上げ下ろしなど、生活に必要なことをなるべく自分たちで行うことによって
自立心の芽を養ってもらえたらうれしい。

そうは言ってもクライミングは危険を伴うスポーツ。
保護者の方には同行をお願いしている。
子どもたちをともにサポートしながら見守っていただけたら、と願うからだ。
これは大変重要なスタンスだと私は考えている。

今年は6人の子どもたちが合宿に参加、
さらに4人の子どもたちが日帰りで参加し総勢10人になった。

1日目。
9時に山岳スポーツセンター事務所前に集合。

午前中はウォールでクライミング。
ここのウォールはさまざまな大会も行われる、なかなか本格的な壁だ。


みんなそれぞれ自分の課題と向き合いながら奮闘。
ある子は高さからくる恐怖心と戦い、ある子は明日のレベルチェックに備えて自分の力を把握する努力をした。
何回か参加している子は、前回から自分がどれだけ進歩したかを確かめていた。

午後は川遊び。
子どもたちはみんなすぐに仲良くなってしまう。
カニやおたまじゃくしを捕獲したり、スイカ割りをしたり、夢中になって遊んでいた。


4時ごろから宿泊棟に戻り、部屋割り、シャワー。
日帰りのカエデはここでお別れだ。
夕食のカレー作りはみんなよく動いて、感心、感心

おいしいカレーが出来たねいただきま~す

片付けも全員で行い、楽しみにしていた花火大会。


たくみ君、まいちゃん、ユイちゃんとはここでお別れ。
お見送りのあと、子どもたちは9時過ぎに消灯(ほんとに?)。
そのあと、大人たちは十分に親睦を深めたのであった

2日目。
7時に起床。
子どもたちは自分たちが使ったシーツをたたむ。

朝食の準備やランチも自分たちで作り(お母さんたちや私の分も作ってくれた)、
朝食のあと、花火の後始末をしてクライミングの準備。

今日はいよいよレベルチェックだ。
1回目失敗したルートも、「練習すれば克服できる」と信じてチャレンジ。
りょうこちゃんもアキちゃんも、見事克服。
カナちゃんは粘りに粘って彼女には遠い課題を一撃した。
しゅん君は昨日より上まで頑張れた。
りんちゃんはリードで10b以上を登って「クライマー」レベルを合格したかったのだけれど、
リードを始めて間がなかったので、トップロープで10cにチャレンジ。オンサイトできた。
コウヘイ君はとにかくたくさん登った。10cまでことごとくオンサイト。応援も一生懸命してくれた。
途中雨がぱらついたけれど、みんなそれぞれ力を出し切っていた。

午後は川で思う存分遊んで、4時解散。
アキちゃんが「なんでもう終わりなの?」
そう、もう公園も閉まっちゃうんだよ。
よく遊んだね。
そして、参加した全員がサマーキャンプの目的を十分果たしたよ