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アシタカが現代日本に生まれてたらアオヤマ君みたいな男子なんだろうな。
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結構重苦しいBGMの中、
小学生の男女がケンカ。
「アオヤマ君はおっぱいが好きだからお姉さんのことが好きなんでしょ」
「僕はおっぱいが好きであることは認める。でもお姉さんが好きであることとは別だ!」
「でもお姉さんにはおっぱいが存在している!」
「大いに存在しているね!」
「もういいっ!」
※ちなみにお姉さんってのは血の繋がった姉ではなく、年上の女性という意味のお姉さん。
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〝おっぱい〟ってのは大人になるとほとんどギャグか下ネタなんだけど、
こどもにとっては大いなる謎であり、未知のもの。
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さらにこの小学生よりも幼い妹は
ある夜突然泣き出す。
「お母さんが死んじゃう」
今母が病気なわけでも怪我したわけでもなく
「死」というものの存在を知った妹が
いつか来る母の死に怯えている。
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オトナは
おっぱいの謎も死の謎も解けていないのに
その謎を謎のまま受け入れて生きている。
こどもは
数ある謎のうちどれが解けるもので、解けないものなのか知らない。
ペンギンの謎も海の謎も死の謎も解けるものだと思っている。
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お姉さんは
謎の存在だけど大人でもある。
ペンギンの謎も海の謎も自分自身の謎にも実はそれほど興味もなさそう。
真剣に向き合っていないし、
謎解きは〝少年〟に委ねている。
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ペンギンハイウェイ自体が
謎であり
謎を解くという行為であり
それはつまり人生であり、
人生を豊かに生きるという行為である。
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で宇多田ヒカルのエンディングの曲。
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名作かよ!