映画感想(ネタバレもあったり)

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来る(2018年)

2020-01-05 | 映画感想
来る



面白い。

名跡松本白鸚の娘である松たか子がこの役を演じている説得力が凄い。

予告編などではあのキャッツアイみたいなファッションが似合ってないように見えていたけど
本物を観ると死ぬほどカッコいい。

浮世離れした口調や動作もウソくさくなくて、さすが。


続編観たい!!



****



柴田理恵がかっこいいし切ないですね。。

あの人は本物の霊媒師なんですよね。
で、優しくて真面目だから
それに目をつけたテレビマンたちに利用されて
バラエティ番組で面白霊媒師的な扱いをされて消費されてしまった女性。。

でも、ほんとに霊媒の能力はあって
あるメインキャストのさまよう魂を救う。。
泣ける。。



***


ちょっと長いかな。。
前半長いね。。

あるメインキャストが死んでからが面白くなるので、それまではもうちょい摘んでも良かったかと。



***


ラストのお祓いシーン。
大掛かりなことやっているようで実はそれほど金をかけていないのがうまいですね。


沖縄のユタや謎の女子高たちなどのほのぼのパートを差し込むことで、
日常生活の中に生死の境界線があることをセリフでなく伝えていて、素晴らしい。


***


妻夫木聡演じるカラッポ男。
その男が開設したリア充浴アピールブログ。

それをクソだと吐き捨てるのではなく
そこがクソだとしても実はそこだって安住の地なんだよ、というひっくり返しが面白い。

〝こども〟というものをあまりにも恐れ、畏れていたら、「子育て」に負けて逃げてしまうのかも。

ちょっとカラッポくらいがちょうどいいのかも。



僕はこどもいないんでわかりませんが。。。


 
来る





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