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エリザベス女王杯 回顧

2011-11-13 22:39:08 | 競馬
エリザベス女王杯はライアン・ムーア騎手騎乗の1番人気スノーフェアリーが直線で豪脚で差し切り、同レース連覇を達成した。勝ちタイム2分11秒6。クビ差の2着に2番人気アヴェンチュラ、さらに1馬身差の3着に4番人気アパパネが入った。




スノーフェアリーの2着との差はクビとはいえ、昨年同様、度肝を抜くレースだった。
大外18番枠から前半は後方待機を決め込み、馬群の内に潜り込んだ。直線逃げるシンメイフジを捕えたホエールキャプチャ、アパパネ、さらにアヴェンチュラが一斉に脚を伸ばしたが、スノーフェアリーが上がり3F33秒8でホエールキャプチャ、アパパネの間に割って、アヴェンチュラをクビ差捕らえてゴール板を駆け抜けた。

9月3日に愛チャンピオンSを2着、10月3日に凱旋門賞を3着、10月15日に英チャンピオンSを3着と、秋のヨーロッパチャンピオン路線に全て出走、しかも2、3着してからの来日。まさに常識外れのローテーションで勝ってしまうのだから、牝馬としては規格外の馬といえる。今まで凱旋門賞で好走した馬がジャパンカップで見所なく大敗したケースを何度も見てきたが、このスノーフェアリーは違った。日本の馬場適性もあり、来日した牝馬では過去最強といって間違いない。
ジャパンカップにも登録しているが、中1週ではさすがに使わないのではないか。昨年同様香港カップへ行くと思うが、万一ジャパンカップに出てきたら、取捨に悩んでしまう。

アヴェンチュラの岩田騎手は直線アパパネを競り落としたところで、一瞬勝ったと思って追うのを緩めたように見えた。その瞬間、内からスノーフェアリーが抜き去って、びっくりして追い直したがクビ差及ばなかった。スノーフェアリーには完敗だが、一戦ごとに強くなっている。どうやら、早熟だった兄姉のフサイチホウオー、トールポピーよりは奥はありそうだ。

アパパネは前走の大敗からよく立て直したと思う。最高のレースをしたのではないか。ただし、ブエナビスタのように牡馬と混じってGⅠを獲れる程の馬ではないことは確か。賞金を稼いでいるため、牡馬とのGⅡ路線でもそれなりの斤量を背負わされてしまう。今後の路線はなかなか難しい。

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