転勤族のいばらきブログ

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ジャパンカップ 回顧

2011-11-27 20:42:16 | 競馬
ジャパンカップは、岩田康誠騎手騎乗の2番人気ブエナビスタが直線力強く伸び、トーセンジョーダンとの叩き合いをクビ差制して2分24秒2で優勝。2着降着となった昨年の雪辱を果たした。3着は14番人気ジャガーメイル、凱旋門賞馬デインドリームは直線で伸び切れず6着、ドバイワールドC勝ち馬ヴィクトワールピサは最後方から進むも13着、3番人気ペルーサは最下位の16着に敗れた



ミッションアプルーヴドが先行したが、予想通りのスローペース。前半1000mは61秒8で通過した。このままでは、直線ヨーイドンだけの競馬になりそうだったが、3コーナー手前でウインバリアシオンが外からまくり気味に進出してペースもアップした。

ブエナビスタは、終始インの経済コースを周回していたが、直線でうまく外に持ち出して力強く伸び、トーセンジョーダンを退けた。


ブエナビスタは昨年ジャパンカップ2着降着の雪辱を果たしGⅠ6勝目となった。2歳から5歳まで大きな怪我もなくGⅠを毎年勝ち続けている希代の名牝である。実績はウオッカ、ダイワスカーレットを上回ったとみてもいいだろう。悲運の名牝と何度も書いたが、自分の実力で道を切り開いたブエナビスタ。本当にえらい馬である。こんな牝馬は当分出てこないだろう。おそらく、有馬記念でラストラン。オルフェーヴルとの最初で最後の対決となりそうである。そして、無事に繁殖にあがってほしい。

2着のトーセンジョーダンは積極的な先行策が功を奏したが、とにかく馬が強くなっている。有馬記念に出てきたら、やはり有力の一頭だろう。

ジャガーメイルは健闘の3着。父同様府中巧者であり、大事に使ってきたので7歳になってもよく頑張っている。

トレイルブレーザーはまさに上り調子、絶好調なのだろう。来年は大きなところも期待できるが、この後、香港遠征ということらしい。あまりに厳しいローテーションだが、そこまで無理しなくてもよいのではないかと思う。

ウインバリアシオンは向こう正面で自ら仕掛けてレースを動かした。その結果、ブエナビスタから約3馬身差の5着。力は出したといってよいだろう。そして、ウインバリアシオンが健闘したことで、有馬記念のオルフェーブルはますます面白くなってきた。

一番人気に推されたデインドリームは6着。個人的には予想通りである。最近のジャパンカップは日本馬優勢。どんな外国馬が来ても、そのセオリーは今後も変えないことを記憶しておきたい。


ところで、層が厚いと言われていた4歳牡馬達は、上がり馬トレイルブレーザーが4着最先着で、あとは、ことごとく着外。それぞれ理由があるとは思うが、4歳秋になってブエナビスタに全く歯が立たなかったのは不甲斐ない。みんなが思ってるほど強い世代ではないのかも知れない。
ペルーサにいたっては最下位。横山騎手が直線追うのをやめていたため、てっきり何かアクシデントを感じたからだと思ったが、そうではなく全く今日は走りたくなかったらしい。3歳馬ならともかく、4歳秋にもなって、GⅠで人気になる馬が故障でもないのに走るのをやめてしまうなんて、今まであまり聞いたことがない。私はペルーサが今日のジャパンカップを優勝し、来年はペルーサ時代(オルフェーヴルはおそらく海外遠征)が来るのではとまで期待したが、正反対の結果になってしまった。もう当分ペルーサは狙えないし、こんなレースを見せてしまった厩舎(藤澤師)の責任は大きい。

コメント
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