An Executive Summary of Thomas Piketty's "Capital in the Twenty-first Century" を読みました。
元本は、米国で今年のベストセラーです。
本書の要旨は、「各国で、富の格差は拡大しており、今後も改善しそうにない。経済成長(g)より資本の収益率(r)のほうが高いため(r>g)、資本を持っている人が経済成長以上に金持ちになっていくから。富の格差拡大の対策として、資本の累進課税をしよう!」
私は、結論である対策よりも、r>g に興味を持ちました。
これまで長期では、g=1~2%、r=4~5%
資本には、株式、債券、不動産、農地、さらに、過去のデータには奴隷も含まれます。
Capital-income ratio (=r/g) が現在5くらいなのですが、2100年には、経済成長率(g)が現在よりも下がるため、7まで上昇するとピケティは予測しています。
日本語版については、年内に、山形浩生氏による翻訳が出版されるという情報があります。
元本は、米国で今年のベストセラーです。
本書の要旨は、「各国で、富の格差は拡大しており、今後も改善しそうにない。経済成長(g)より資本の収益率(r)のほうが高いため(r>g)、資本を持っている人が経済成長以上に金持ちになっていくから。富の格差拡大の対策として、資本の累進課税をしよう!」
私は、結論である対策よりも、r>g に興味を持ちました。
これまで長期では、g=1~2%、r=4~5%
資本には、株式、債券、不動産、農地、さらに、過去のデータには奴隷も含まれます。
Capital-income ratio (=r/g) が現在5くらいなのですが、2100年には、経済成長率(g)が現在よりも下がるため、7まで上昇するとピケティは予測しています。
日本語版については、年内に、山形浩生氏による翻訳が出版されるという情報があります。
