女子5000新谷が初Ｖで五輪内定

＜陸上：日本選手権＞◇最終日◇１０日◇大阪・長居陸上競技場
　女子５０００メートルは新谷仁美（２４＝ユニバーサルエンターテインメント）が初優勝し、初めての五輪代表を内定させた。２０００メートル付近で福士加代子（ワコール）、吉川美香（パナソニック）とともに抜け出し、３５００メートルからは独走。１５分１７秒９２でゴールした。「タイムには満足しない。このままじゃ五輪では戦えない」と満足はしていなかった。
　スタート直後から前に出るのが持ち味だが、この日はやや自重気味だった。「今日はみなさんの期待を裏切ってやろうと思って。Ｓ的な感情でした」と笑わせたが、真実は「心臓が口から出そうになるぐらい緊張してしまった」。
　両手の指は「私らしい花柄」と言うカラフルなマニキュア。３月に金に染めた髪の毛は、茶髪になっていた。「金は夏色で今は秋色。五輪の時は冬用になってますよ」と本来の季節とは違う、独自のこだわりがあるようだ。

選手紹介
興譲館高（岡山）時代、1年生にして全国高校女子駅伝のエース区間1区で区間賞を獲得し注目を浴びる。その後も3年時には世界ユース女子3000mで銅メダル、インターハイ、国体の同種目で優勝と活躍を続けた。卒業後は小出義雄（佐倉アスリート倶楽部）氏に師事。2007年の東京マラソンで初マラソン初優勝を飾った。

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小出門下生では高橋さん以来の五輪出場です。

It is Olympic Games participation since Naoko Takahashi in the Koide disciples.