営業マンタブーの政談お許しあれ。
柄でもなく政治に目を向けるようになって、悪の見本みたいに言われて来た商人たちから、政治家へと向け替えなければならなくなってきた。
江戸時代から商人たちについて、西川如見は、「町人袋」で「商人と屏風は曲がらねば立たず」を曲解して、悪い事をするものが後を絶たないと述べている。
未だに、現実問題としてなくなっておらず、更に複雑になり、消費者保護のための法律は益々厳しくなるばかりである。
これは、政治家にとっても言えることであるようだ。
鳩山総理は、12億6千万円の母親からの「こども手当て」といわれるものに端を発した「虚偽献金問題」。
小沢幹事長は、4億円の土地購入における簿外現金の「隠ぺい」が問題とされている。
この悪の構図は、表面的には、鳩山総理は「ダマシ」であり、小沢幹事長は「カクシ」である。その陰に何らかの「オドシ」は無かっただろうか。
お二人とも、最高の権力者である。そのための必須条件はなんだろう。
中国の有名な論語から感じ取れることは、名を成すためには「強きをたすけ、弱きをくじけ」と言うことらしい。
信じたくは無いけど、そのあたりに「悪の構図」の基本は潜んでいるように思えてならない。
写真は、冬を越す雑草。