Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

氷川丸 機関室

2015-05-17 23:38:20 | 神奈川



横浜の山下公園に気づいた時から停泊しているのが、氷川丸。
舟の行き交う港でも、日常風景となっています。

この氷川丸は、今から約85年前の1930年に建造された貨客船です。
当時の最新式であったこの船は横浜-シアトル航路に就き、戦中は海軍の病院船としても活躍しました。

戦後はシアトル航路に復帰し、就航30年後になる1960年に引退しました。
30年の間に太平洋を横断した回数は254回に上りました。

翌年の1961年からは、この山下公園で第二の人生を送っています。
2003年には横浜市の有形文化財にも指定されました。
現在では第二の人生の方が長くなってしまいましたね。


船内は「日本郵船氷川丸」として公開されており、一般300円で見学可能です。

内部では一等客室や操舵室などが見学できますが、そのなかでも圧巻なのが当時の機関室です。
30年間氷川丸を動かしてきた大規模な機械類を間近で見学することができます。

四層にもわたる機関室は氷川丸の心臓部。
近代産業遺産としても価値が高く、ダブルアクティング・ディーゼルエンジンと呼ばれる当時最新鋭の技術が導入さていました。
無骨な機械たちは男らしく感じます。

機械たちが音を上げて動いていたのは50年以上前のこと。
往時に思いを馳せながら、静かな機械を眺めましょう。













 

 





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