Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

つつじが岡公園 尾曳の渡し

2016-08-11 23:00:16 | 関東地方


ひょんなことから群馬県の館林駅で途中下車いたしまして、群馬県立つつじが岡公園にたどり着きました。

この公園には鶴生田川が成す城沼という横長の沼があり、「尾曳の渡し」と呼ばれる渡し船が運行しています。
公園が沼を隔てて両岸にあるため、公園内の移動手段として利用できます。



 



簡素な屋根の付いたモーターボートが沼の対岸を結んでいます。
対岸までは一見近そうですが、船着き場はずいぶんと遠くにあるようです。

しばらくは両岸と並行して進むので川下りのような感覚です。
 



空の色を映して青々とした水面が美しいです。
沼や湖特有の穏やかな水面をモーターボートがゆっくりと駆け抜けます。

 
 

水面に非常に近いので、水草にも手が届きそう。
 

 

しばらくすると船着き場に付きます。


足利フラワーパーク 大藤

2016-08-11 22:40:47 | 関東地方




栃木県足利市にある「足利フラワーパーク」は日本有数の藤の名所。
遠方からも多くの観光客が訪れる花のテーマパークです。

その中でも日本一と云われる「大藤」は一見の価値ありといつかの雑誌で読んだことがあったため、WSに訪れてみました。

群馬県と栃木県を結ぶJR両毛線の富田駅から徒歩分ほど。
足利フラワーパークは早川農園を前身とする花のテーマパークであり、1997年にこの地に開園したといいます。
四季それぞれの花の咲く園内の中、最大の見どころが大藤。

藤の花が咲く4月の下旬から5月上旬にかけて、 大藤まつりが開催されています。
早川農園時代から大切に育てられた大藤は樹齢130年ほど。

大藤以外にも多種多様な藤の花が咲き乱れる園内は桃源郷のよう。
一生分の藤を見たような気持ちになったのでした。












薄紫の上品な色が涼しげな大藤。
栃木県の天然記念物にも指定された古株です。
 


すべて同じ幹から生えています。
 人工的に支えているとはいえ、ここまでの大きさになると驚きを隠せません。

 
 

日が射し込んで、シャワーのよう。
130年の歳月を経ても瑞々しい花を毎年咲かせています。

 人が手を加えることで美しくなる園芸もまたよいものです。




 園内にはほかにツツジやシャクナゲも咲いていて、まさに花の楽園です。
その分、ハチやアブのような昆虫もたくさんいます。
ここでは花粉を運ぶ昆虫の姿も和ましいものです。 



八重黒龍と呼ばれる藤はラベンダーのような色彩。
大藤よりもちょっぴり濃い色をしています。


 

花びらもひとつひとつが大きいためか、遠目から見ると葡萄のようにも見えます。
遠くの白藤との対比もよいです。



白藤のトンネルは長さ80m。
こちらも栃木県の天然記念物に指定されています。
 生命力の溢れる幹は龍を連想します。
 

 

白藤の壁は、高さ10mはありそうな骨組みに葡萄のようにたわわに生る白藤が見どころ。

 


園内最奥にある藤のドーム。
 

 

きばな藤のトンネル。
菜花のような色をしています。
他の藤より見頃が半月ほど遅いようで、 まだ5分咲きでした。



小高い丘から色とりどりの園内を俯瞰。


常陸風土記の丘 巨大獅子頭

2015-11-19 22:03:23 | 関東地方


風土記の丘と名付けられた場所は全国にいくつもあって、それはどうやら史跡や遺跡を中心に整備された野外博物館兼自然公園らしいです。
近江、近つ飛鳥、吉備、出雲、西都原などが有名ですが、関東でいうと、稲荷山鉄剣が出土したさきたま古墳群がある「さきたま風土記の丘」が有名です。

さて、茨城県の石岡市にも常陸風土記の丘があります。
ここは野球場や森林公園などの無料エリアと有料の史跡公園にわかれており、有料エリアには発見された鹿の子史跡や古代の復元家屋や展示室があります。


さほど有名な遺跡ではないので、知名度はいまいちですが、巨大な獅子頭があることでB級スポット好きには有名。
高さ14m、幅・奥行き10mの巨大獅子頭。
江戸時代より常陸国総社宮大社の祭礼で巡行した獅子頭をモチーフにしたものらしく、有料エリアをスルーして坂を登りつめた芝生広場の先に鎮座しています。

この獅子頭、実は口の部分が展望台になっていています。
内部に入り、階段を登ると展望台に出ることができますが、開口部分が非常に狭いため、視界も狭く展望台としてはとても残念。
上下にしっかり獅子の大きな歯見えるので、どちらかというと怪獣に食べられてしまったかのような感覚を味わうことができます。

インパクト重視で、展望台はおまけのようですが、それ以上のおまけが3階の展示室。
展望台からさらに上階に階段が用意されており、郷土玩具というか工芸品のようなものが何の説明もなくショーケースに並べられています。

なんとも中に入るとがっかりな獅子頭ですが、外から見る分には強烈でチャーミング。
一度見たら忘れられないアイコンになっています。


獅子頭自体はFRP製のようで、雑誌やネットで画像を見た時よりも明らかに傷んでいました。
ちょっと痛々しかったので、いつか修復してもらえるといいですね。









有料ゾーンをスルーして、坂を登りつめると、ふれあい広場になっています。
その広場を見守るように建つのが獅子頭展望台。

ここでスポーツをしたら、獅子頭の視線が気になりそうです。








展望台としても機能して?いるので、広場より少しだけ高い位置にあります。
立派な大階段も用意されています。

小高い場所に頭部だけあると、大船観音のように地中に首から下が埋まっているんではないかというへんな妄想をしてしまいます。

また、遮光器土偶型をした青森の木造駅のように目が光ったら面白いですが、そのような機能は無いようです。








近くで見るとさすがに大きいです。
歯がわりとリアルですね。







よく見ると鼻や口元あたりがだいぶ傷んでいます。
ここまで来た時点で、展望台に期待は持たなくなります。






造形はメリハリがあってカッコいいです。
渦巻いた毛のあたりにある穴は3階部分の明り取り窓になっています。







内部1階。
両側に出入口があります。
数段上がっていくと展望台です。






展望台からの眺望。
芝生の広場が見えます。

今にも口が閉まりそうな狭さです。






両端部にかけてさらに狭くなりますが、水平方向の視野率は一応180度に近いです。
さらに残念なのは、大して何も見えるものがないこと。

なんで展望台にしたんだよ!と思わずツッコミを入れたくなります。






■おまけ




公衆電話ボックスが茅葺屋根でした。


牛久大仏 小動物園

2015-11-17 23:40:28 | 関東地方




牛久大仏の御背後に、小動物園があります。
こちらは浄土庭園の入園料で入ることができます。

入口には「りすとうさぎの小動物園」と書かれています。
なるほど、小さな動物園という意味と小動物の公園というふたつの意味がありそうです。

その名の通り、リスとウサギが中心に飼育されています。
何故、大仏様の御膝元の浄土庭園に動物園なのかと思い、HPを見てみると「小さな動物とのふれあい体験。命の尊さを感じてください」とのこと。
慈愛の精神でいのちとふれあい、その尊さを学んでいく精神鍛錬の場なのでしょう。

そのため、ウサギもリスも放し飼いになっていて、ふれあうことができます。

都会の動物園だと時間が限られていたり、入園者に対して動物の絶対数が足りていなかったりと触れ合うことはなかなか叶いません。
ウサギやモルモットも広場に放し飼いにされていて、思い思いにひなたぼっこをしています。



餌を購入して与えることもできるので、ウサギは非常に人に馴れていて、腰をかがめると自ら寄ってきます。
あざとい。

奥にはリスの広場があり、タイワンリスが元気に活動しています。
天守や堂宇の屋根をモチーフにした木組みのなかにはたくさんのリスが暮らしていて、時折とことこと走り回っています。
丸太や土管が無造作に置かれているので、腰を掛けながらリスを眺めることもできます。

和やかな雰囲気の中、動物たちと触れ合っていると、自分が今どこにいるのか忘れてしまいますが、
後ろを振り返ると120mの大仏様が背を向けられていて、どきっとします。









ウサギ広場のうさぎ






ちょっぴり寒そうです。







元気に活動している輩もいます。







非常に消極的なウサギ。







自ら近寄ってくるウサギもいます。








お腹が空いていたのか、靴を食べられました。








中腰になると、膝までやってきます。
何も食料がないことを知ると去っていきます。







リス園にはタイワンリスが暮らしています。







木組みの中はリス団地になっています。
日のあたる場所が人気のようです。







非常に暖かそうです。







活発的に動いている輩もいます。
時折、カッカッと鳴いています。






リス広場にはヤギが一頭飼われています。
外の小屋には触れ合うことはできませんが、チンチラやマーラも飼育されています。


牛久大仏

2015-11-15 22:23:09 | 関東地方




日本一の巨大仏像として、その名を全国的に知られている牛久大仏。
台座を含めた全長は120m。台座を含めなくとも100mの高さを誇り、ギネスブックにも登録されました。
ちなみに世界的には第二位となりますが、青銅製のものとしては世界一だそうです。

日本の巨大仏を見ても立像でいえば、高いもので東京湾観音が56m。加賀観音菩薩が73m、仙台大観音が100m。
立像では基本姿勢が立ち姿の観音菩薩が優勢です。
坐像では鎌倉の高徳院大仏が13.35m、奈良の東大寺毘盧遮那仏が18.3m、房総の日本寺大仏が31mとまさに桁違い。
ちなみに奈良の大仏は牛久大仏の手の平にすっぽり納まってしまいます。

120mも18mも同じく「大仏」とは・・・
たしかに日本で最初に大仏が造られたのは1000年以上も前の話ですから、大仏も時代と共に進化していくのですね。



牛久大仏は茨城県で最も高い建造物としても知られ、牛久の広大な空に孤立する仏像はなんとも印象的。

運転中に、いきなり森林の先から現れる仏様は遠近感が狂ってしまい、特撮映画のへたくそな合成を見ているような気分になってしまいます。


さて、この牛久大仏は浄土真宗東本願寺派が主体となり、1992年に完成。
正式には牛久阿弥陀大仏といい、来迎印をむすんでいるので阿弥陀如来立像です。
戦中戦後あたりから国内で流行している巨大仏の建立ブームのなかでは最大の事業ではないでしょうか。

東本願寺派の運営する公園墓地である牛久浄苑に併設した浄土庭園内に大仏は立っています。
浄土庭園は、牛久大仏をはじめ季節の花が咲く定聚苑や小動物園を兼ね備えた有料施設。
広大な駐車場や、仲見世商店街もあったりと、観光地らしくなっています。(駐車場は無料)

入園料は大仏拝観を含むチケットと庭園のみのチケットで料金が異なっているようで、大仏拝観を含めた料金は800円です。


園内は目の前に巨大な阿弥陀仏が立っているほかは自然公園のようで、さほど宗教感は薄いです。
秋はコスモスの咲き乱れた花畑や、鯉が大量に泳ぎ回る庭園などよく手入れされています。


大仏の台座まで来ると、裏手に入口があり、靴を脱いで胎内巡りができます。
内部に入ると阿弥陀如来の世界を具現化した凝った演出に度肝を抜かれ、2階へ上がると、よくある建立過程を解説した展示室になっています。
さらにエレベーターで地上85mへと登ると、展望室です。
東西南北それぞれ開かれたわずかな隙間から外界を見下ろすことができます。

寺院ではないため、庭園内の宗教色は薄いですが、大仏内はゴリゴリの宗教世界。
他の巨大仏の系譜をしっかりと受け継いだような空間が広がっています。

盆には万燈会が、大晦日の夜には修正会庭が園内で行われる際には大仏がライトアップされて花火も打ちあがるそうで、それはまた驚きのイリュージョンだそう。

むりやりまとめると、スケールの大きさや派手な演出がどこか90年代を影を残す仏教系テーマパークです。














牛久市内の様々な場所から見えるものの、なかなか全貌の現れない牛久大仏。

ふもとの駐車場までくるとようやく膝下まで拝むことができます。






仲見世通りを過ぎて、入園口から入ると一気に視界が開けます。

コスモスの花畑が美しいです。






螺髪の頂点には避雷針、胸のあたりには展望用の3つの穴が開いています。

写真を撮るとき、手前に障害物を置くと、大仏が「やぁ」と顔を出しているようで可愛らしく撮れます。






園内の展示物その1.「大仏の1/1000頭部レプリカ」

これだけでも人の身長より高いので大仏ですが、背後にはこの頭部が1000倍になって立っていると思うとやはりスケールが違います。







園内の展示物その2.「等身大の螺髪」

大仏の大きさを紹介するために、螺髪(頭部のうずまき)が等身大で展示されています。







園内の展示物その3.「牛久大仏顔はめ」

観光地にはお決まりの顔はめ。
親子を想定したのか、身長の異なる2体の大仏が描かれています。
顔だけではなく腕にも穴が開いており、来迎印も自ら結ぶことができます。

なんと、大仏が大仏の顔はめをする不思議な写真も撮れます。









いよいよ大仏の正面へ来ると、現代的な門が建っています。
發遣門といい、進行方向右側で鐘を突いてから合唱してお参りするのが習わしだそうです。

門の2階には阿弥陀三尊像が安置されており、くぐった後に振り返ると見ることができます。








門をくぐると、いよいよ大仏へと向かう参道です。
ここで初めて大仏の全貌を拝むことができます。

台座下の樹木と比較して大きさを再確認。







台座付近まで近づくと、さすがに見上げるのに首が痛いです。








正面から。







向かって左側から。









大仏胎内には台座の背後から入ります。
脱いだ靴をビニール袋に入れて、真っ暗な部屋に通されると阿弥陀如来の説明と共に前方の扉が開きます。
すると、中央に阿弥陀如来が安置される空間に誘われます。
照明を多用した華美な空間で、一瞬世界観について行けずに唖然としてしまうこと間違いなし。

ここは「光の世界」と呼ばれています。







階段で2階へ上がると、大仏誕生までの過程のパネル展示。
1階と世界観が異なりすぎて若干拍子抜けしてしまいますが、骨格模型や等身大の親指モデルの展示は興味深いです。

ここからエレベーターに乗って地上85mの「霊鷲山の間」へと向かいます。
エレベーター内の照明も上昇と共に明るくなる演出がついていました。

意外と揺れます。








霊鷲山の間は大仏内に設けられた仏舎利を安置した展望室。
四方に展望室があり、大仏の御体に開いた小さな窓から外界を望むことができます。

視野率が狭く、開放的な眺めではありませんが、地平線に東京スカイツリーなど首都の高層建築物の影が見えます。
取って付けたように視野率の低い展望室は、県内で他に風土記の丘の獅子頭展望台や
水戸市の芸術村展望塔などがあり、茨城ではよくあることのようです。









大仏正面からは浄土庭園と駐車場が見下ろせます。
周囲に他に高い建物がないため、非常に高く感じてしまいます。







正面には發遣門も見えます。

出口は螺旋階段を下った、ひとつ下の階。
広さをもて余したような物販があります。








エレベーターで3階へと下りると、「蓮華蔵の間」。
壁一面の胎内仏が迎えるこの空間は圧巻です。

ひとつ下の2階は「知恩報徳の間」は写経の席がずらりと並び、「念仏の間」もあります。
ちょっと宗教色が濃いです。

出口は1階。
入口とは異なった場所にあります。


埼玉こども動物自然公園

2015-06-20 00:03:20 | 関東地方



埼玉県の東松山市にある埼玉県こども動物自然公園。
埼玉の動物園というと、東武伊勢崎線(近年はスカイツリーラインというらしい)の駅名にもなっている東武動物公園が有名ですが、
この動物園は同じく東武の東上線沿線にあります。最寄りは高坂駅。
川越や坂戸駅の先なので、起点の池袋駅からですと1時間弱で到着します。

駅から徒歩30分ですが、鳩山ニュータウン行きのバスに乗ると5分程度で到着します。
広々とした森の中に動物が飼育されているので、ピクニック気分で1日楽しめるスポットです。

目玉となる動物というと、今年に1月に来日したコアラ3頭。
また、冬季にはカピバラ温泉も行っています。

また園内には児童館「こどもの城」や大東文化大学が運営する「ビアトリクス・ポター資料館」があります。どちらも別料金。
資料館ではピーターラビットをはじめとする書籍・絵画資料の展示を行っており、ピーターラビット好きにはたまりません。




 



入園料は大人510円。
公的な施設なので料金は良心的です。

大きな入場ゲートと動物たちのハリボテは動物園らしいです。
大階段を登ると、埼玉県のマスコットキャラクター・コバトンがいます。

園内は東園と北園に分かれ、効率よく回らないとかなり歩くことになりそうです。
メインストリートの噴水広場左側にはポニーやシマウマがのびのびと暮らしています。







のどかに暮らすキリンたち。
キリンたちはここで出産も行っているようで、現在は6頭のキリンがいます。






高いところの木の枝を捕ることができてご満悦なキリン。
木枯し次郎のようにキメています。








馬屋に入ると、ポニーたちは出張中。
内部には馬屋を守るフクロウがいて、こっちを見てきます。
こんな昼間から起きていて眠くないのでしょうか。







園内を反時計回りで巡回。
廃墟となったフライングゲージを過ぎて、仲良しコーナーに至ると
ヤギや子豚、なんかよくわからない鳥など有象無象の動物たちが気ままに闊歩しています。

時々悲鳴を上げる子ヤギや咀嚼を続けるアルパカさんなど1ヶ所に様々な動物がいて目が回ってしまいます。

たぶん動物園で一番動物密度の高い空間かと。






続いては乳牛コーナーです。
牛たちは牛舎から出て、日光浴をしているようです。

ここの牛から採れた牛乳などの飲料を販売する専門の自販機では、購入すると牛の声が出ます。(驚いた)
歓喜の声でしょうか。








高い岩山に住むといわれるマヌルネコ。
せかせかと歩き回ってはちらっとこっちを見てきます。
その顔は2時間ドラマで真犯人が親身になってくれた身内の人だったと知らされた時のような驚きに満ちた表情をしているので、
マヌルネコは役者向きなのかと思います。









北園にはミーアキャット・プレーリードック・フェネックなど「ぼのぼの」に出てきそうな動物たちが勢ぞろい。
斜陽に当たってとても気持ちよさそうです。
ミーアキャットはたまに白目を剥くので怖い。










プレリードックは上からも下からも眺めることでできるのでおすすめです。
前足で器用に餌を食べるのが可愛らしいのです。







とても眠そうなフクロウ。
もふもふで暖かそうです。








ラクダ・小動物舎では暗所で暮らす小動物を中心に展示しています。
トカゲやアルマジロといった動物から、キモ可愛いことで有名なハダカデバネズミの展示もあります。

ハダカデバネズミの展示には詳しいパネル展示もあって、その珍しい生態について知ることができます。
女王を中心として、ソルジャーやハウスキーパーといった役職が割り当てられているそう。
ここまで階級制が整った動物は珍しいとのことです。

 




北園の坂を登りつめた西端の場所はペンギンヒルズです。
フンボルトペンギンが飼育されていて、人工波うねるプールには波打ち際もつくられ、その背後には巣穴となる丘も造成されました。

写真では死んだようにぷかぷか浮かんでいますが、元気よく泳ぐペンギンもいます。








ここでは毎日2回、餌やり体験のプログラムがあるそうで、時間が近くなると水から上がって波打ち際をうろうろするペンギンたちが多いよう。
葛西臨海水族園ではよくペンギンが脱走するようですが、ここのはおとなしそうです。








突如森の中に現れる恐竜。
木の葉を食べているようなので、草食系です。

何の縁あってか、恐竜コーナーと呼ばれる地域には多くの恐竜がいます。
逆光で撮るとなんとも本物っぽい。









順光で撮るとこのようにちょっと残念。








ワオキツネザルは広い飼育小屋の中でほとんどが一緒に集まっています。
もはや何匹いるのかわかりません。


 



園内にある児童館、「こどもの城」はヨーロッパの城郭を模した立派な建物です。
森の中にありますし、メルヘンチックなのですが有刺鉄線と共に撮影するとどうにも廃墟のようになってしまいました。

橋を渡ると東園に移ります。
橋の下には一般道路が通っているようです。




 



この日のコアラ展示は記念すべき日でした。
図らずも、オーストラリアのクイーンズランド州から友好提携30周年を記念してはるばるやって来たコアラ三頭の公開初日なのでした。

入場時に先着500名のステッカーもいただくことができました。

コアラは20時間ほど寝ると聞いていましたので、寝ているだろうと思いきや目がぱちりと空いている・・・








そしてポージングにも気合が入っています。
こんなにキメているコアラを始めて見ました・・・

どこか遠くを見ているようなところがかっこよいです。







寝ている方もいますが。








最奥はカンガルーコーナーです。
池のある広々とした空間で多くのカンガルーがのんびりとすごしています。

のんびりしすぎて休日のお父さんのようなカンガルーも見受けられます。








まだ若そうな顔をしていますが、どうにもやる気のない姿勢が伝わってきます。
西日が当たって気持ちよさそうです。




 



カピバラ・ワラビ―コーナーではやはりカピバラが大人気。
この動物園では冬季には石風呂にお湯を張り、カピバラの湯として公開しています。

寒い時期になるとぬくぬくとお湯に浸かるカピバラが可愛いです。

カピバラを湯に入れることは伊豆シャボテン公園がはじめたようで、現在ではいくつかの動物園でこういった展示をおこなっているようです。









ここではカピバラが家族で暮らしており、仲睦まじげな光景が魅力です。
湯に浸かるカピバラは目がとろんとして温泉に入った中年のおじさんのような顔をしています。

湯船でひっくり返ったり、打たせ湯に当たったりと楽しそうです。

また、お湯に興味を示さずに藁の上でうたた寝を続けるカピバラもいます。
自由な感じがいいですね。


都心からは遠いですが、のどかに暮らす動物たちが魅力のこども動物自然公園でした。
夏にはナイトズーも開催されるようなので注目です。


沖ノ島公園

2013-02-02 00:10:38 | 関東地方

 

館山湾の南端に位置する沖ノ島は南房総国定公園になっています。

館山駅から館山航空隊行のバスに乗って、終点から基地に沿うように2kmほど歩いた先にありあます。
基地のプロペラ音が物騒ですが、それ以外は静かな風光明美な場所。

もともとは無人島だったそうですが、幾度かの隆起で陸続きになったそう。
島へと続く道は砂浜となっており、夏は海水浴も楽しめます。

島は周囲1kmほどと小さめですが起伏に富んでおり、シュノーケリングも楽しめるとのこと。




入り口に島内の地図が載っています。
歩けば30分ほどで一周できてしまうほどの広さです。
島は森を中心に形成され、海岸は砂浜と岩場が入り混じっています。

灯台は撤去されてしまいましたが、
子供たちが浜遊びや鬼ごっこをして遊ぶにはちょうどいい広さと環境が整っています。



カニなどの生物や貝などの漂流物を探すのも面白いかも

島の一番奥は砂浜になっていて、天気が良ければ富士山も望めるとか

島の一部は荒々しい岩場
砂浜と対照的な景観が楽しめます



岩場にぽっかりと口を開ける洞窟
海岸と内陸を結びます



狭い洞窟でも内部は意外と枝分かれしています



暗い洞窟を抜けるとそこは海・・・
冒険物語の舞台のような空間がそこにある

海を目前に参道がある宇賀明神
絵になる風景です

 

 訪問日・2012/8/30


赤山地下壕

2013-02-01 15:20:38 | 関東地方


 

赤山地下壕跡は館山市に現存する戦争遺跡の一つで赤山の地下約1.6kmにわたって掘り進められました。

この地下壕に関する資料が残っていないため詳しいことは明らかになっていませんが
造られたのは太平洋戦争期であることは確かのようでです。

また、戦中は近くにある館山海軍航空隊の防空壕として使用されていました。


内部の地図から未完成であったことはみてとれますが、
地下壕の通路は幅や高さが一定ではなく、碁盤の目状に掘られた松代大本営跡などとは違い計画的に掘られた可能性は薄いです。


この赤山地下壕跡は見学コース(約250m)に沿って見学する事ができ、
地下壕入口の豊津ホールで入壕料200円を支払うとパンフレットとヘルメット・懐中電灯が手渡されます。

壕は比較的軟らかい地層に掘られているために壕内の壁に地層の断面を見ることもできます。

知る人ぞ知る美しい地下壕です。

 



地下壕入口の看板

壕内地図

地下壕入り口付近

急に狭くなる通路

掘りかけの場所

広く直線で掘られたメイン通路

壁には美しい地層が現れている

外の光が見える折り返し地点

 

 

 


宇都宮タワー

2012-01-03 00:17:57 | 関東地方

 

宇都宮タワーは宇都宮市街北部に位置する八幡山公園内の小高い山の上に建つ鉄塔です。
ミニ東京タワーのような塔の高さは89m。

役目はやはりテレビ電波の中継塔。
ですが塔の中間からやや下に展望台が設置されていて上ることができます。
料金は大人200円。

シースルーエレベーターで展望台に上ると「日本一の地平線が一望できます」というフレーズが掲げられていて
目の前には広々とした平野が広がっています。

展望台自体の高さはあまりないですが高台に建っているので
眺めは抜群、遮るものもなし!

全体を通して緑が多く、遠くまで眺めの良く開放的。
ビルの立ち並ぶ市街とは対照的に北側には田畑も広がっています。
高速で走り抜けていく新幹線を見るのも楽しい^^


各所に設けられているNikon製の望遠鏡は無料で使用可能。
展望室内はやや狭いですがガラス張りで明るい雰囲気です^^


観光本にもあまり載っていない宇都宮の隠れた名所です。


営業時間は9:00~16:00
夜間はライトアップもするそうですよ。

 


 

 



タワー全景



エレベーターからは市街が望める



展望台の高さは30m。
小高い場所に建っているので四方すべて眺望に優れている



宇都宮市街



宇都宮駅方面



東側
南北に新幹線が貫く



田園風景を颯爽と走る新幹線



北側
手前には八幡山公園、先には自然豊かな景色が続く



公園内にある遊具、“アドベンチャーU”
子供たちが駆け回る