Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

白丸ダム 魚道

2012-12-31 15:52:16 | 東京都

 


奥多摩の白丸ダムのほとりに位置する白丸ダム魚道。
ダムを造ったことにより魚が川を遡ることができなくなってしまったために新たに作られた魚専用の通り道。
その施設の一部を見学することが出来ます。

JR青梅線鳩ノ巣駅から徒歩10分程度。

入場料はかからず予約も必要ないので気軽に訪れる事ができますが
開館日はまちまちなのが残念。

冬季と土日はほぼ休館日。
夏休み期間はほぼ開館しているそうです。

開館日は入り口から順路に沿って施設内を自由に見て回る事ができます。


この魚道は2001年に建造されたもので、高低差27m、全長が331mあります。
一部がトンネル内を通っていることから、施設見学のためには地下に降りることとなります。

入り口の小さな小屋に入るとぽっかりと大きな穴が。



 



なんとそれは巨大な螺旋階段。
グルグルと旋廻し、闇の中へと降りていく。

なんて大胆な導入部分だろう。
これほど大きな地下螺旋階段を体験できる施設はそう多くはないはず。


地下空間とは常に地上からは予想もつかない形をしているのが良い。

自然の中に突如出現する非日常空間。







壁に沿うように2周、3周と下っていきます。

地下空間好きと螺旋階段好きにはたまらない・・・!
もっと薄暗かったら怪しさが増していい^^

 



ついに地底部に降り立つ。
見上げるとこんな感じ。

 

 

 

この施設は一方通行なので、
この螺旋階段は下り専用。

遥か上に見える光を目指して階段を登ることはできません。

 



地底部は特に何もなく広々。
無造作に脚立が置いてあります。

 



白丸ダム魚道の説明版。
構造を立体的に説明しています。

跳ねる魚のキャラクターは神奈川県のダムにもいたような。
神奈川県のほうが少し可愛かったような。

 



入り口から右手に進むと下流に向かって下っている『明かり水路魚道』。
下流部の外の光が射し込んで明るい。

多摩川や相模川にあるような魚道を地下化した感じ。

無機質な感じのトンネルと電灯がいい雰囲気を出しています。

 



向かって左手に伸びるのは『トンネル部魚道』。

先程とは違った構造となっており、水深があり水は淀んでいます。
プールのような感じ。

 



こちらのトンネルのほうが薄暗い。


この先に出口があるが、外光は射し込まないので、
空気も湿っていて、通路も狭く地下施設特有の怪しい雰囲気。




 





通路の末端部分からの景色。

魚道の構造よりもトンネルの構造に目が行ってしまう・・・・
トンネルアーチ部分の薄汚れた苔がいい。

無機質感たっぷりの地下施設。

魚道はこの先、トンネルを通じて白丸湖と繋がっています。





出口に向かう狭い階段を登ると、ダムの畔の自然の中に放り出されます。

 

 

 

白丸ダムは歩行者専用の通路があり、渡ることができます。

そこまで大きなダムではありませんが、流れていく川と魚道の下流部を眺める事ができます。


地上部も合わせるとずいぶんと長い道なんです。
魚の為の壮大な施設、魚たちは上手に駆使できるのでしょうか。


『そう言えば魚一匹も見てなくね?』

という疑問は置いておいて、
奥多摩に潜む地下施設、白丸ダム魚道は一見の価値があります。

 


奥多摩 鳩ノ巣渓流

2012-12-31 13:48:26 | とりっぷ!

 


西多摩の要所、拝島駅から青梅線に乗って一路奥多摩へ。

青梅駅を過ぎる頃には線路も単線に変わっていて
停車する駅でもボタンを押さない限りドアは開かない。

窓の外には山肌が迫っていて、木々の合間をすり抜けるようにして列車が走っている。


都会から乗ってきた列車がいつの間にか山の中にいるというのが不思議だ。
これほどにも奥多摩は近かったのか。


この日の関東は局地的な豪雨に見舞われて大粒の雨が列車の窓に叩きつける。
そんな中、右に左にカーブし、時にはトンネルを抜け列車は走っていく。


靄に包まれたⅤ時の渓谷が続く。
谷に切り立つ針葉樹林が独特の存在感を放ち、少しばかり恐ろしいく思える。

晴れた日にはまた違った雰囲気になるのだろうか、と思う。



奥多摩の工場群も見たかったのだけれども大雨の為に断念して
下車したのは鳩ノ巣駅。

終点奥多摩駅から2つ手前の駅だ。


下車したころには雨は止んでいて、どうやら散策できそうだ。


鳩ノ巣駅は多摩川の水流がつくりあげた鳩ノ巣渓谷の最寄駅である。


駅付近から上流、白丸ダム付近まで巨岩がごろごろする景観が続き、奥多摩らしい自然豊かな観光地。



今回はまず、鳩ノ巣駅から白丸ダム付近まで一般道を歩き、
そこから遊歩道で渓流を下って駅へ戻るというコース。

 





いつ雨が降ってもおかしくないような天気。
そして自然の中になるといっそう不安が募る。


時々、通り過ぎる車は何を急いでいるのか
水しぶきを上げて走り去っていく。

 

 



短いトンネルを抜けると左手に白丸ダムへと分岐する道が現れる。


ガードレールの下には木々が生い茂り、渓流は見えないが、
前方に小さなダムが見えてきた。








このダムが白丸ダムで、
多摩川に造られた白丸湖の水を堰き止めている。
東京都の発電用のダムだという。


この先の上流には多摩川のラスボスともいうべき149mの小河内ダムが聳える。
堰き止めているのは奥多摩湖で白丸湖同様に人造湖である。
今では東京都民の水の管理を担う重要な場所でもある。


 白丸ダムには魚道という、川を上ってくる魚専用の施設があり、無料で見学する事ができる。

多摩川に白丸ダムを建てたことで上流と分断されてしまったため、
近年造られたのだそう。

魚道の半分は地上にあり、もう半分は地下を通って湖と繋がっている。

 しかしこの施設、冬季は休館しそのほかも休館日が不安定なようだが、
夏休み期間はほぼ開館している。

 







施設内に入るといきなり地上から一気に地下へと下る。


地上からは予想できない地下世界に驚きを隠せない。
コンクリートの筒に渦巻く螺旋階段・・・・・


奥多摩でこんな近未来的な非日常空間に浸れるとは。

 






螺旋階段の下にはまだ地下道が続いていて、
魚道の仕組みなど気にせずに地下施設の怪しい雰囲気に酔いしれてしまう。

魚道も予想を上回る長さで延々と続いている。

トンネルには苔が生えて何かの実験施設のよう。

最後は狭い階段を登って出口へと進む。










地下施設の雰囲気を楽しみつつもいきなり自然界に放り出された。

魚道施設の出口は入り口からずいぶん下にある。

 
ここから施設の上まで戻ることもできるが、
白丸ダムを渡って遊歩道へと進む。

どうやら付近にはクマが出るらしく、注意する看板もある。

 







遊歩道ははじめ、山中の木々の間を縫うように続く。


先程降った雨によって地面は湿っており、足元がおぼつかない。
ここでクマにでも登場させたら困ると少し急ぎ足で進む。


しばらく歩くと石でできた、これまた滑りやすそうな階段が
下へ下へと伸びていて、渓流へと誘う。

 水の流れる音が伝わってくる。

 






ついに現れた鳩ノ巣渓流。


江戸時代、江戸の町に大火があった時に
復興のためこの付近の木々が伐採されて多摩川を伝い運ばれた。

その際、人夫によって森に水神社が建てられ、そこに二羽の仲睦まじい鳩が巣をつくったところから霊鳥とされ
ついには地名になったのだという。


なんだかほっこりする話である。
地名というのも由来があって調べてみると土地の歴史が見えてきて面白い。

 





川沿いの岩場に続く遊歩道。

雨のため流れが速くなった渓流を見ながら下ってゆく。

川は蛇行し、左右の岩場は長い時間をかけて水の流れに削られたのか
不思議な形をしている。


晴れた日であったならぜひとも岩場に腰かけて
綺麗な水の流れを眺めていたいものだ。

 





岩に生える小さな苔がかわいい。

 





やがて小さな吊り橋が現れて、
対岸へと渡ることになる。

 駅もこの方向にある。

 




鳩ノ巣渓谷と最後の別れ。
橋から見える渓谷は巨岩が行く手を阻み、急に狭間っている。

流れ着いた流木や岩々の隙間に生えた緑が絵になって美しい。

 ここから坂道を登っていき、車の走る一般道へと戻る。







遊歩道で出会ったヒキガエルさん。
我々が通っても微動だにしない存在感に感動。

アマガエル以上のサイズのカエルを見たのは何年振りだろうか。


 





やがて、古びたコンクリート橋の上を新型の車両が走り去っていくのが見えた。
鳩ノ巣駅はもう近い。


鳩ノ巣は列車旅も楽しみつつ、駅から散歩がてら渓流を歩けるお手ごろ感が良い。
半日あれば十分楽しめるので沿線の他の駅で途中下車するのもまた楽しみ。

青梅線沿線には奥多摩湖、御岳山や寒山寺など多くの見どころがあるが
それはまた別の機会に!

ここから上り列車に乗って青梅へと帰ろう。



 


旧根岸競馬場一等馬見所

2012-12-27 23:54:50 | 神奈川

 

横浜の高台、根岸森林公園内に建つ不思議な建造物こそ
旧根岸競馬場一等馬見所。

かつてこの場所には根岸競馬場があった。

この競馬場の歴史は外国人が横浜に居留し始めた幕末期まで遡ることになるが、
やがて20世紀初頭に競馬は全盛期を迎え、1929年にはJ・H・モーガンによって新たに競馬場が設計された。

現在残る部分も、モーガンの建築である。

やがて第二次世界大戦が悪化し1942年で閉鎖、
戦後は一帯が米軍に接収され、競馬場へ戻ることのないまま半世紀が過ぎた。

競馬場だった場所は現在、根岸森林公園と米軍施設となっている。
地図上で見てみると森林公園の形は往時を偲ばせるものとなっている。

 

 

競馬場が無くなって半世紀以上、
現在でもその一部が残されている。

それが一等馬見所だ。

現在は使用もされず放置され、謎の巨大廃墟と化している。

はじめて見たら『あれはなんだ!』となること間違いなし。
独特のデザインと異様な存在感から一度見たら忘れられない。


この建物は根岸競馬場の一等観覧席として建設され、
最上階には貴賓室もあったという。

 2009年に「近代化産業遺産」に指定された。

 



建物そのものは立ち入り禁止だが周辺は公園として整備されている。

富士山や横浜みなとみらいビル群の見える芝生広場に隣接した形で建つ。









建物の背後にはパネルが整備されていて写真や設計図などの図像資料を見ながら
往時を偲ぶことができる。

写真からもわかるように鉄骨部分はすでに撤去されている。







近寄ると巨大さに圧倒される。


建物は印象的な3つの塔で成り立っており、塔の高さは約30m。








背後から見て一番右側の塔にはびっしりと植物が絡みつき
廃墟としての風格を上げてしまっている。

どうやら夏場は緑が茂るらしいが、冬場はこのように枯れてしまっていて
これはこれで味がある。

 






周囲は立ち入らないように鉄条網が。
窓のいくつかは塞がれてしまっている。

 






一階にはいくつかの出入り口のドアが存在するが
その扉さえも植物が絡みついている。

恐ろしい生命力に少しゾワゾワする。

 






正面には米軍施設があるため立ち入ることはできず、
斜め横からしか見る事ができない。

印象深い塔の部分はいくつかの丸窓が存在する。

 






丸窓のフチにはブーケのような凝った飾りがついている。

ふたつの対称な窓がまるで目のようで、不思議だ。

 



現在でも根岸森林公園周辺や一部の街中からも見える一等馬見所、
取り残された3つの塔の建物は
何かを主張するようにそこに立っている。


横浜には歴史的建造物が数あれど、
この建物が異質な存在であることは間違いないだろう。

 

 


また、公園内には馬の博物館もあり
馬の歴史やこの根岸競馬場の歴史も紹介しているという。

 

 


穴澤天神社

2012-12-27 01:15:22 | 東京都

 

 
多摩川の程近く、京王よみうりランド駅付近の段丘にへばりつく様に穴澤天神社があります。


人里離れた場所にたたずむこの社は、少名彦大神を主祭として、天神を合祀しています。
木々に囲まれた静かな境内には本殿ほか神楽殿や筆塚が点在。
 
また、本殿前から急な階段を下った三沢川のほとりには、一風変わった史跡があります。


山肌に入り組んだ薄暗い場所に、斜面をくり抜いた小さな洞窟が。
いかにもやわらかそうな土質に1,5mあるかないかの小さな洞窟、入り口には鳥居があり弁才天が祀られています。
洞窟といえば弁才天・・

近くにある威光寺の洞窟と並んで知る人ぞ知るこの弁天洞窟は、いつの時代に掘られたかは不明。

一応、入洞することもできます。
地面は湧き出しだ水でひたひたになっており、飛び石を伝って中へと入る。
内部は電球もなく真っ暗だが、射し込む外光で何とか見えます。


洞内は常に水が垂れており、いびつな壁面も地面も洞内全体がしっとりムード。
耳を澄ますと、外界の雑音とともに、ぴとぴとと雫の音が聞こえてきます。

洞内はHの字のようになっており、奥には何やら祀られています。
一般的に考えれば大日如来でしょう。

小さな洞内を身を屈めて一周するのは、胎内巡りのような体験です。

詳しいことは分かっていませんが、この横穴洞が穴澤天神の由来になっているのかもしれませんね。

 







西日のあたる本殿

 


 
洞穴に祀られる弁才天

 



洞穴入り口、滑らないように気を付けたい

 

 外光が神々しい

 

 


夏・日光2012

2012-12-27 00:28:14 | とりっぷ!

 

 

去年の暮れから半年が経って、ついにまた日光に行く時がやってきた。
もはや青春18きっぷで行くことが暗黙のルールと化している。

朝はもちろん上野駅。
今回は部活の方たちと4人!

上野駅始発、宇都宮線のボックスシートに腰を下ろせば2時間弱で終点宇都宮まで連れて行ってくれる。

縛りあり罰ゲームありの鬼畜しりとりの開催もあり、いつの間にやら車窓の風景は埼玉、栃木と移り変わっていった。
2時間とは意外に短いことを感じさせる。


宇都宮に到着すると餃子像に挨拶し、非常食を購入し日光線に乗り込む。

宇都宮と日光を結ぶローカルな日光線はいつも外国人観光客が多い。
私たちと同じく、世界遺産を見に行くのだろう。何とも楽しそうだ。

杉並木を切り裂いて刻々と標高をあげながら、列車は日光駅に到着する。

 

 

 

日光駅からは世界遺産までのバスが出ているが、国道沿いを歩いて行くこともできるので
4人で歩きながら世界遺産を目指す。


商店街のような緩やかな坂道を15分ほど歩いて、
登りつめると大谷川を渡る。


隣には世界遺産の神橋が架かっていて、
まるでここが現実と神域の境界のようになっている。

橋を渡ると川からの涼しい風が吹いてきて標高の高さを感じずにはいられない。

橋を渡りきれまもなく日光山の境内だ。


日光山内は
輪王寺・東照宮・二荒山神社、それから輪王寺大猷院からなっていて、
それぞれ拝観料が必要となる。

またお得な共通拝観券(1000円)も販売しているが、共通券では入ることのできない場所もあるので注意。
例えば共通券で鳴き龍は見る事が出来ても眠り猫は見る事が出来ない。


今回は共通券を購入。
輪王寺→東照宮→二荒山神社→大猷院
の順にめぐる。




輪王寺は日光山でもっとも歴史のある寺で入口には開山の祖である勝道上人像が佇む。

輪王寺の中心的建造物である三仏堂は現在改修工事中であり
四角い箱にすっぽりと収まった形になっており、外観を見ることはできない。

しかし内部は案内付きで見学する事が出来、
巨大な阿弥陀如来・千手観音・馬頭観音を間近に拝むことができる。

商売熱心なのが残念だが天台宗の三本山に数えられる信仰の地である。



 

 

輪王寺の左手に伸びる参道は東照宮へと向かう参道。
広々とした砂利路を進めば間もなく左に立派な五重塔が見えてくる。

五重塔横の道から二荒山神社に向かうこともできる。


 

 

日光東照宮は言わずと知れた徳川家康公の霊廟である。

豪華絢爛な権現造の陽明門をはじめ、無数の彫刻に圧倒されることになる。

時代は過ぎて現在では一種のテーマパークと化している。

 

 

神厩舎の三猿、三神庫の想像の像。
大小さまざまな彫刻が現在も残っている。

保存のために幾度も補修工事がなされ、拝殿の方は修復を終えたばかりだった。


家康の眠る奥社と眠り猫は別料金なので残念ながら今回は無し。






五重塔まで戻って今度は二荒山神社へ。

山岳宗教や神仏織り交じった信仰が育まれた神社として、
現在では縁結びの神社としても知られている。

 こちらは東照宮と比べて静かで落ちついた雰囲気。


面白いのは本社横の神苑で、
大国主命と読みが同じことで習合した大黒天が祀られていたり
武士たちを騒がせた化け灯籠も見る事が出来る。

 





神苑の奥には霊泉もあり、
二社一寺の中では自然豊かで、最もスピリチュアルな雰囲気漂う場所。

やはり人工物が主体の東照宮や輪王寺とは異なっている。


二荒山神社本社からまっすぐ伸びる階段を下れば最終目的地、輪王寺大猷院だ。

ここは三代家光公の霊廟である。

東照宮と比べると規模は小ぢんまりとしてはいるが
門や拝殿の建築物は東照宮に勝るとも劣らない。

極彩色の仏像群も美しい! 

 





しかしながら今回は仁王門は修復工事中。
『大猷院』と描かれた額だけが出ている不思議な状態に・・・・


また、大猷院は拝殿までの階段がツラい。
これは地上から天界への道をあらわしているという。


夏の日光とはいえ暑く、疲れも出てきたのでここらで参拝は終了。

 



遺産をたくさん見た後は、バスで日光駅まで戻って
昼ごはん&デザート。


前々から気になっていた『カフェ 明治の館』のニルバーナをいただく。

ベイクドチーズケーキとはいえ、しつこさのない味は
2つや3つ食べたくなる美味しさ。

オシャレな店内もいい(^^)!


 日光に別れを告げて、またも日光線に乗車。

 



そして鹿沼駅で途中下車。

デザートはまだ終わらない。

夏ということで
日光関連の観光情報誌によく載っている、「松月氷室」というお店へ。

夏限定で、
天然氷のかき氷が食べられることで有名。


閑静な駅前から5分ほど歩いたところにある。

そんな街の店先に何やら列ができている・・・・


これこそ世にも珍しい、かき氷待ちの列だ。
天然氷のかき氷が食べれるというだけあってかなりの人気らしい。

高まる期待。



 

30分ほど待って、やっと店内に入って注文。

意外にもデカかった・・・!
私が注文したのは「極上メロン(ミルクがけ)」。確か。


味はしっかりメロン!
ふわふわで美味い!!

しかし時間との戦いになるのが氷の欠点。
なんとしても固形のうちに美味しくいただきたい!!


焦って食べたら
一年分のかき氷を食べたような気分で頭と舌が痛い。

食べ応えのある一品だ。
是非とも違う味も食べてみたい。

 


 

気付けば日も傾いて、
かき氷効果と相まって外はちょっぴり涼しい。

人の少ないホームで吹き抜ける風にあたっていると
一日の終わりを実感してちょっぴり切なくなった。




しかし、まだ終わりではなかった。
家に帰るまでが旅行だと思い知らされたのである。

そう、宇都宮線では鬼畜しりとりが待っていた。


 

 


TOUR POPSAURUS 2012 DVD

2012-12-18 23:17:26 | 映像作品レビュー

ついにでた。
Mr.Children20周年TOUR、『POPSAURUS 2012』

20周年の日に当たる5月10日の大阪・京セラドーム公演が収録されている。


とにかくすごい。
20周年に対する思いがセットリストにもメンバーの意識にもにじみ出ている。
圧倒的オープニング、『エソラ』は現在のMr.Childrenを象徴している。
『箒星』、『youthful days』と飛ばし気味ではないかというほどのセットリストである。

久々に歌われる『LOVE』やライブで歌われたことのない『デルモ』は長年のファンへのサービスであろう。

桜井さんが「一緒に歌ってほしい」と話す『終わりなき旅』は合唱バージョン。
合唱は画面の前で歌ってしまうこと間違いなし。

中盤は『Dance DanceDance』、『ニシエヒガシエ』、『フェイク』への流れ。


毎度おなじみの花道での演奏は、『くるみ』、『sign』、『1994年、夏、沖縄』。
アルバム色のないBEST版のライブだからこそ、沖縄なども演奏できたのだろう。


『ロックンロールは生きている』、『Worlds end』は魂の歌。
近年歌われていなかった『Round about ~孤独の肖像~』へと続き、クライマックスへ。
『fanfare』、『innocent world』と、盛り上がりは最高潮のまま終了。

アンコールは久々に歌われた『光の射す方へ』『蘇生』が印象的。

POPSAURUS 2001と同じ、恐竜のセットも格段と進化して驚かされる。

そして絶妙なカメラアングル、
下品なほどに光輝き、旋回する照明。

聴くものではなく見るものだと実感させられるライブDVDになっている。

ミスチルの進化とともに映像技術や舞台技術の進化をも目の当たりにする事となる。

セットリストも昔の曲から最新曲まで歌われ、桜井さんの言うように何年も聴いてきたファンも初めてす気になった人も楽しめる作品。


私は5月23日東京ドーム公演に参加したけれど、特典映像ではその日歌われた『東京』が収録されていたのが嬉しい。

あの感動をもう一度。