Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

川崎市岡本太郎美術館

2011-03-30 13:40:03 | 神奈川

川崎市岡本太郎美術館は、岡本太郎が晩年に主要作品を市に譲ったことで出来た美術館です。

太郎さんは「芸術は大衆のもの」と言っており、作品はなかなか売らなかったそうです。
川崎市が頼んだ時にも作品は売らずに寄贈したのでした。


 最寄駅は向ヶ丘遊園駅。
駅から20分ほど歩いた緑豊かな場所に建っています。


1999年に開館してもう10年以上経ちますが、飽きさせない色あせない独特の美術館。
常設展のみ行っている場合一般500円、高大生・65歳以上は300円。
特別展がある場合変更になるときもあるそうです。





館内は残念ながら撮影禁止。
岡本太郎の雰囲気が存分に発揮された館内は鳥肌もの。

まずエントランスホールから入ると赤い部屋に大きな太陽の顔が迎えてくれる。

迷路のような不思議な館内に様々な作品が展示されていて、
特に好きなのが彫刻が置かれた吹き抜け。
照明や音に凝っていて、ちょっとした異空間です。

若い時計台、樹人などが飾ってあります。

企画展示室で毎年冬に行われる「TARO賞展」がおススメです。
最後にはミュージアムショップもあり、関連の書籍やグッズを販売していました。






野外に展示されているこの美術館のシンボル、母の塔。

大胆な形なのにこの安定感・・
この塔は二子新地付近に建っている、かの子文学碑「誇り」の方向を見ているそうです。






母の塔の前は人々の憩いの場、
いつも記念撮影をする人、お弁当を食べる人、ひと休みする人たちが集まります。





母の塔は角度によって異なる姿を見せます。
曲線の美におもわずうっとり・・・

楽しそうな人たちも絶妙なバランスで立っています。




こちらも敷地内に建っている立体作品「樹霊Ⅰ」
大阪万博開催時、太陽の塔の中に置かれていた作品のひとつです。

太郎作品は自然も似合いますね。


生田緑地にはその他に日本民家園や青少年科学館があり、一日中楽しめます。


春よこサイクリング

2011-03-29 21:42:30 | とりっぷ!

春休みということで久々にサイクリングをしてきました。
目的地は横浜。

H岩君の大クラッシュで始まった横浜サイクリングですが
今回で7回目です。

行きやすいし、楽しいですよ。
横浜は^^

今回は原点に戻って、横浜観光です。

はるよこい。
そんな気持ちで出かけた横浜サイクリング2011です。



今回のメンバーは題名からもわかるように鶴高メンバー4人。
しかも初の組み合わせだった。

メンバー
毎度お馴染み、クソリン氏、
うろうろ大好き、うろ瀬君 、
そしてG君 、
私も合わせての4人。

お決まりの早め集合だが
今回も同じく5時半鶴高前集合。
G君はやる気出してお土産用バッグまで持ってきていた。



境川から国道16号に出て、東名高速を渡る。

朝日が出てきたのはこの頃、
クソリン氏はこの時点で「今日何時に帰んの?」と帰る気満々。
さすがのクソ野郎だった。
今に始まったことではない。


そして横浜市に入り、軽食タイム。
横浜に行くときは朝に寄るお決まりのコンビニがある。

朝に寄る為のセブンイレブン
(カタカナの“ン”は“―ノ”に見えることから)
略して「朝のイレブ―ノ」と名づけられた。
それはいまから2年半前の話だ。

そんなことはどうでもいい。
その後は二俣川あたりを通って「四季の森公園」へ






朝の公園で散歩、すごい遊具があったので
12歳以下でないと遊べないと書いてあったが遊んでしまった。
いつだって子供心を忘れないのが私たちの良いところ。

うろ瀬君だけは遊ばずに、
まるで子供をそばで見守る父親のように立っていた。

遊具で遊んで満足し、出発しようとすると
G君がくしゃみをして
その勢いでかけていた眼鏡が飛んで地面に叩きつけられた・・・!
くしゃみで眼鏡を地面に飛ばす奴を私は初めて見た。





自転車に乗って、保土ヶ谷を抜けて蒔田に出た。
蒔田には蒔田公園がある。





公園でトイレに行ってハトと遊んで帰って来ると
クソリン氏とうろ瀬君が興奮している雄犬を見て微笑んでいた。
残念ながら私は見ることができなかった。

蒔田まで来るともう横浜の繁華街は近い。





大通り公園の横を進み、関内・横浜スタジアムを通って山下公園に到着。
遊びながら来たので着いた時間は10時頃。
すばらしい晴天だ。






山下公園も平日は静か。
山下公園から大さん橋、象の鼻パークへ。

地震の影響なのか、
入れない箇所や通れない箇所が何度かあった。


その後、
早お昼を食べに中華街へ。




中華街は閑散としていた。
G君だけは沢山お土産を買って、仕舞には迷子になっていた。

見つかると、手には少しの土産しか持っていない。
聞いてみると宅急便で家に送ったという。

お土産用のバックの意味は!?

という疑問が残るがそれは聞かないことにした。

昼飯は中華まん。
クソリン君とG君は一緒に小龍包も食べた。
その他にもう一つ中華まんを食べた。
さすがにお腹いっぱい。

しかし、うろ瀬君は中華まん一個でお腹いっぱいらしく、
他の時間はずっとうろうろしていた。

 


次に向かったのは港の見える丘公園。

そこだはクソリン氏がやたら「ちゅちゅちゅ・・」とか訳のわからない
事を言っていただけで特に何もなかった。


公園で休んで、帰路につく。

帰り道はG君がほぼ無言。

逆にクソリン氏のテンションが上がる一方。
なぜか走行中に唾をかけられた。

往路より復路の方が元気。
それがクソリンの特性なのだ。



3時間で相模原に帰ってきてしまったので、
調子に乗ってイトーヨーカドー古淵店に寄り道。

久々に最後まで元気なサイクリングだった。



何だか無意味なことばかりしたような気がするが
一番無意味だったことはG君のお土産用バッグだろう。


川崎港海底トンネル <人道>

2011-03-27 13:18:42 | 神奈川

 

川崎市の工業地帯に海底トンネルがあります。
千鳥町と東扇島をむすぶそのトンネルには歩行者用トンネルが設けられているのです。

気になっていたので行って見ました。

 




入り口は千鳥町一番の奥にある海に面した“ちどり公園”内にあります。

大きな白と青のトンネル換気施設の建物に寄り添うように建っていました。

さすがに夜来ると暗いです。

 


自転車も通ることができるので両端はスロープになっています。

下の方から低い音が聞こえてきます。

 


自動ドアを入ると洞内は生暖かい・・・

低い音は車の走行音でした。

海底トンネルなのでドンドンと階段を下ります。

 


最後の階段。

「ここは歩行者専用通路です。自転車は降りて通行してください。」
というようなアナウンスが自動で流れています。

それが反響して響き渡る。

階段が濡れているのはどうしてだろう・・・・

 

 

階段を下るとなだらかな下り坂が・・・

これは自転車で下ったら気持ちよさそうだ。


両端には非難扉。
しかし出るのは車道らしいです。

だからやたらに車の音がするわけだ。


ちなみに余談ですが
このトンネルは一回冠水したこともあるそうです。

やっと最深部に到着。

なだらかで歩きやすいので意外と早く進む。
案外快適。

時たま自転車の人とすれ違ったり、夜でも使用する人はいるようです。




坂を上り終えると、下りと同じように3回に分けて階段を上る。

上りの方が長く感じます。


出るとまた小さな公園に出る。

左には千鳥町が見えます。








工場夜景・川崎NEW

2011-03-19 00:13:45 | とりっぷ!

 

3月10日(木)
あの地震の前の日。
川崎の工場夜景、もっと見たくなってしまったのでS山君と一緒に見に行ってしまいました。

川崎駅には17時頃到着。
市バスの東扇島循環に乗り、「塩浜」バス停で下車。

セブンイレブンで軽食を購入して国道132号に沿って千鳥町へ。


1、千鳥橋




運河に架かる千鳥橋は絶好のビュースポット。

橋から見える工場群。
エントツからの煙が何とも工場らしい。









先は水江町の工場群。
ズームレンズを使わないと撮影は難しい・・・




2、千鳥町貨物線











国道132号線を横切る貨物線。

すぐに日本触媒の工場に吸い込まれてゆく。



3、千鳥運河

千鳥橋を渡って少しすると左に折れる道があって、
千鳥町は工場関係者用の道路が多いがここは通れる。
先は行き止まりだがこの道からは対岸の工場をゆっくりと眺められました。




水面に映った工場の光が美しい!

工場の明かりで空が赤く染まる。





静かな運河で落ち着いて夜景を楽しめました。



4、日本触媒


国道に戻って初めの信号を次は右折。






前回にも訪れた日本触媒と貨物線の夜景。
先ほどの貨物線の線路は日本触媒の工場内を通ってここに至る。


前回来たときは歩道と貨物線の間には何もなかったけれど
今回はロープが張られていた・・・
いつの間に(゜゜)













市営埠頭バス停付近から。

ここは貨物線の線路と工場の組み合わせが素晴らしい風景を創り出しています。

この日は平日ということもあって前回より工場の匂いが鼻を突きます。











再び国道に戻り東扇島方面へ。

途中までは左手に貨物線が。
この信号みたいのは何でしょうか?
可愛いです^^



5、川崎港海底トンネル


千鳥町と東扇島は違う島なのですが、トンネルで繋がっています。
そして珍しいのが歩行者用トンネルがあるということ!






千鳥公園の中にある地下道入口。
目印はトンネルの青と白に塗られた大きな換気口か何かの建物。





階段を下りると真っ直ぐな長いトンネル。
これで運河を抜ける。

意外と人は歩いていたが、「自転車は降りて通行してください」との放送が定期的に流れて怖い感じです。



東扇島についても大きな建物ばかり、
首都高速湾岸線の下をくぐって先へ進む。



6、川崎マリエン




最終目的地、川崎マリエンに到着。

ここはテニスコートや会議室、体育館などが集まった施設。
なぜこんな所にあるのかは不明だが、10階には展望室があり、無料で上ることができるということで来ました。





最終入場時間ギリギリに入場。
シースルーエレベーターで地上51mの10階へ・・・

エレベーターを降りると
川丸くんが歓迎してくれた」^^





誰もいない・・

室内は暗めの照明。

しかしその方が夜景が良く見えるので嬉しい。





東京都心方面の夜景。
遠くに東京タワーも見える。





手前はこの島の中心を横切る首都高速。
東扇島は夜は静かな島だ。








この島は工場というより貯蔵庫は倉庫が多い。
そのため比較的暗い印象がある。






展望台は一周できるのでどの方向も眺めることができる。

こちらは横浜方面。

横浜ランドマークタワーが堂々と見える。



30分しか見る時間がなかったのでゆっくり鑑賞はできなかった・・・

基本的に休館日なし、
毎日午前9時から午後9時まで開館しているので
ぜひともまた利用したい。

※しかし残念ながら訪れた日の翌日の東日本大地震により損傷を受け展望台は休止しているそうです(><)
 


マリエンを出るとすぐ隣にあるファミリーマートに寄ってから
「マリエン前」バス停から21時17分発のバスに乗って川崎駅へ。

始発だったので座れたのですが、
工場からの仕事帰りの人たちでバスはすぐに満席に・・
ご苦労様です(__)






川崎駅に到着後、
横浜経由で帰宅しました。

S山君と話したり、色々撮りながら帰ると家に着いたのは日付が変わって3月の11日でした。



工場夜景・川崎Ⅱ

2011-03-16 13:47:43 | とりっぷ!

 

 


前回に引き続き、川崎夜景です。

千鳥橋を渡ると千鳥町。
工場だらけの島。

その中を通る限られた一般道路を歩いて工場を鑑賞。








急に目の前を横切る貨物線。

すぐに工場の中にすいこまれてゆく・・・

謎めいた感じがまたイイ。

 

 

単独で煙を吐き続ける建物。




信号を右に曲がると静かな道路。
人もまったくいない・・・
暗い・・・


数分おきにバスが通り過ぎる程度^^


少し歩くと右に変な形の工場が!!

 


少し暗め。
なんとも不思議な形をしている。

どこかの本で見たことがあるような・・・



工場に寄ってみると
手前には貨物線。

そのおかげで綺麗に工場が見える。


ここは貨物線の千鳥町駅らしいです。
夜には何もいませんが・・・



何をするためのものなのか全くわからないが
何だか綺麗。

複雑に絡み合うパイプ、
それを照らす光・・

 



手前の雑草と工場。

こんなところにこんな異空間があっただなんて。


また
意外と静かで落ち着くのです。

 



詳しいことはわからないが
写真中央の塔のようなものは存在感がある・・・



撮影は三脚を使い撮影しているのでブレないが、
かなり暗いのでノイズが抑えられない・・・



モノクロで撮影。

金属の雰囲気が増強されました。








よく見ると通路は黄色く塗られているみたい。

それを見ていると何だか迷路のように思えてきた・・・


 



ゆっくり鑑賞しながらの撮影。



匂いといい、形といい造りといい
訳のわからないところが素敵!!

何だかハマってしまいましたな。



環境にどうとかそういうことは置いておいて
人間の作り出す“不思議”なものを
見るのもまた楽しいです。

 

この工場のすぐそばには「市営埠頭」バス停があり
夕方から夜にかけては困らないほどの本数が発着していて便利。

あらかじめ時間を調べなくともバスが到着したらバス停に行っても
始発なので十分に間に合う。


川崎駅までの十数分、
すっかり寝てしまいました。


 


工場夜景・川崎Ⅰ

2011-03-12 20:29:36 | とりっぷ!

工場夜景がにわかに流行っているそうです。

横浜では工場夜景クルーズを行っているし、
川崎もバスツアーを行っているらしいです。

工場地帯-
確かに非日常ですよね。
未来都市のような、人間の造りだしたものしかない。

最近、工場に関する本を読んでいて実際に撮ってみたくなり動き出しました。

まず私はあまりツアーのような縛られたものが好きではないので
自分で歩いて撮ろうと、バス停と有名撮影スポットだけ軽く調べて行ってきました。




2月27日(日)
日が暮れてから川崎駅に到着。

新しいバスターミナルから適当に「日立造船前」行きの臨港バスに乗って出発。
前払い均一200円だったので気が楽でした。

途中までは市街地。
乗客がほぼ降りると辺りは暗くなってきた・・・


西水江バス停で下車。
もちろんほかに下りる人は無し。


1、水江町




降りたらそこは別世界^^

真っ直ぐに伸びる貨物線、薄暗い工場、静かな道路・・・

ひと気がなく不思議な感覚。







柵から運河を眺める。

後ろには大きな煙突が何本も見える。

右側に見える煙突が渋くて好きです。


望遠レンズで撮ってみたがなかなかピントが合わずうまくいかなかった・・・



とても静かな場所。
踏切から撮った貨物線の線路。

昼間は貨物列車が通るのでしょうか?







暗い工場も周囲の明かりに照らされて幻想的・・・

木との組み合わせが何ともおもしろい。







道路を挟んで撮影。

眩しいほどの街灯の背後に工場。

一体何の工場でしょうか、
工場地帯では謎が深まります。






貨物線のレールに反射する光が何とも素敵。


水江から千鳥町方面に向かうことへ。





静かな道路。
車は時折通るものの歩く人などは見かけない。

それもそのはず家などは全然ないのです。



2、夜光運河








バス通りに歩くと「入江崎温水プール前」バス停付近で右手に運河が登場。

橋の上から工場を眺められた。





少し暗めの夜景だが、写真で撮るとなかなか。

 



そのまま歩いて“夜光”交差点で右折。

一気に車通りが多くなり、しばらく歩くと千鳥橋を渡る。

千鳥橋からは多くの工場が眺められたが、橋が揺れるので撮影は失敗。

その先千鳥町に入ると頭上にもパイプが・・・
千鳥町は地図で見ると工場しかない工場島。

一番行きたかったスポットもこの千鳥町にあるのです。

つづく


地下駅Ⅲ 筒石駅

2011-03-07 13:47:44 | 甲信越

 

 

地下駅シリーズ最後は
日本海側、筒石駅です。
訪問は2009年の8月です。

K澤君にもついて来てもらいました。




新潟県の直江津駅から
日本海側をひたすら走る北陸本線に乗って
3つめ、名立駅を出るとすぐにトンネルに入る。







しばらく暗闇が続き、
明るくなることなく停車。

 


筒石駅に到着。


この駅も複線化する際に
地下化したことで
できちゃった地下駅だそうだ。




他の地下駅と違うところは
駅員がいるところ。

毎回列車が到着するたび
安全確認のためホームまで降りてくるらしい。

列車は私たちを下ろすと出発。




 





涼しく、みずみずしいホーム。

筒石駅は
少々離れているが、
上り線・下り線共に地下にホームがある。

 

 
奥に見えるのが
直江津方面のホーム

通過したら気づかない程
トンネルと一体化してしまっている。







ホームにある出口につながる扉。
スライドして開閉する。

この駅もやはり北陸方面の特急がすっ飛ばして通過するので扉が設けられているのだろう。



 
扉の中に入ると
小さな待合室にイスと時刻表がある。

列車が到着するまでここで待つことになる。

美佐島駅と違って
好きな時に好きなようにホームには出られるのが良いところ^^







出口へと続く階段。
無機質で飾らないところがたまらない。


ここから高低差約40m、
280段の階段を上って出口へと向かう。

 

 
ひとまず階段を上ると
通路に出る。

糸魚川方面の方が出口から遠いので
途中で直江津方面の連絡階段と合流。

 

 
意外と長く、静かなので
とても落ちつく。

湿度が高く、潤いがあり涼しい洞内。

 
壁に書かれた案内板。




突き当りから振り返る。

 

 
ここから一気に階段を上がる。
出口の光が先に見える。


土合駅より傾斜角度が低いので上りやすい。

 

 

 

地上の駅舎。
プレハブで簡素なもの。

この駅舎に
あんな地下空間が潜んでいるとは
駅も見かけによらない。



駅の周辺に人家はなく
集落までたどり着くまでは時間がかかりそう。


 


富山行きの列車到着まで時間があったが
外にいるより地下にいた方が落ち着くので
次はまた長い階段を下りる。


ホームで待っていると直江津方面に特急が走り去った。
反対側ホームにいたもののすごい迫力・・・!



 

しばらくして
暗闇から現れた富山行き列車。

闇から現れた2つの光はとても眩しい。
 

 


 

 


地下駅Ⅱ 美佐島駅

2011-03-04 13:37:37 | 甲信越

 

上越線の新清水トンネルをぬけると
川端康成の小説の如く雪国だ。

スキー場を横目に眺めながら
越後湯沢を過ぎる。




六日町という駅で
私鉄の“ほくほく線”に乗り換える。

新潟県の六日町から日本海側の犀潟結ぶ路線。
JRの越後湯沢と直江津まで乗り入れる列車もある。

普通列車のほかに北陸に向かうJR列車がこの路線を通過するらしい・・

やたら綺麗な車両に乗って出発。

 

 




六日町を出るとJR線と分かれ、
爽快に平野を走る。

列車最後尾に乗っていたが、その速さに驚いた。


しばらく平野を走るとトンネルに吸い込まれ
外の光が見えなくなった。

すると美佐島駅到着した。

 





トンネルに取って付けたような小さなホーム、
地下世界を堪能する間もなく
運転手に「後から特急が来ますので危ないですから待合室にお入りください」
とお願いされた。






待合室はちょっと無機質で怖い感じ。
私がホームから出るとすぐに頑丈な扉が音をたてて閉まった。

こんな駅は初めてだ。




次の列車が止まるまで、ホームには出られい。

トンネル内を特急が猛スピードで走り抜けるため、風圧を抑えるためにドアを締め切っているとのことだ。

待合室の外にももう一つ頑丈そうな自動ドアがある。
特急の速度が半端ないと見えて二重の扉を使っている。

 





2枚目の扉を出ると
出口に向かう階段が出現。


土合駅と比べてはものすごく小さいものの
新しくて面白い。

上がって外へ出る。




駅舎全景。
森の中にポツリと建つ駅舎。
背後には変電所があるのみ。

前の道路になかなか車は通らず、
利用者はいるのだろうか・・・


地下駅なので
知らない人はこれだけ見ても駅とは思うまい。

 




なんだか新興宗教の教祖の誕生地らしい。

駅構内の観光紹介にも載っていたが、
そんなものあってもぎゃくに怖くなる^^

 




駅1Fからホームに伸びる階段。

こんな場所の地下にホームがあるなんてワンダーですな。



1Fには畳の広い待合室があり、
中には誰もおらず荷物を下ろし、寝っころがりながら
次の列車を待った。


待合室にある訪問ノートに記録を書いていると
どこからともなく

うぅぅぅう・・・・

きゅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・

と奇怪な音がして

きゅるるるるるるる・・・・・

きぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいい!!



どんどんと近づいてくる。


ひと気がない森の中にある建物に一人でいるから余計に怖い。
やだなぁ、こわいなあ
と思いながら待合室を出るとすべてを了解した。


地下へ続く階段の下から音が出てきている。

特急が近づいてきているのだ!

階段を下るにつれて音は大きくなり、最後の一段を降りると
重い扉が開いた。
その時扉に抑えられていた爆音が解き放たれ
私は飛び跳ねんばかりに階段を駆け上った。

やはり特急の威力はすさまじい。
ホームにいたらどうなるのだろうか(笑

また少しすると
列車が到着するという自動アナウンスが流れ、
風が先ほどよりは小さい音をたてて列車が到着。

扉が自動で開き、私は列車に乗り込んだ。






その後、終点の直江津を目指した。
このほくほく線の路線の大半はトンネルになっており
外に出たかと思うと駅に停まり、出発するとまたトンネルという繰り返し!
興味深い駅や町が多くあり、またいつか行ってみたくなった。





美佐島駅から約1時間で直江津駅に到着。