Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

五百羅漢

2011-10-31 23:58:39 | 中国地方

 

 石見銀山、大森バス停から少し歩くと山際にあるのが五百羅漢。
勿論、世界遺産^^

反り橋が何とも特長的ですがこれは五百羅漢に通じる道で当時のままのものが残っているそうです。

道路を挟んで向かい側にある羅漢寺で拝観料を支払えば渡ることができる!







歴史を感じさせる看板。
公式サイトによると完成したのが1766年であるから、すでに200年以上建っていることになる。





五百羅漢は銀山で働き、亡くなった人を供養するために20年の歳月をかけて彫られたという。
石はしっかり現在の大田市産のものが使われたそうです。

 


風化した反り橋を渡るのもなんだかドキドキだが、
羅漢が安置された岩窟に入るのも緊張する・・


がっしりとした扉が開け放たれて、中へ入ると薄暗い室内には
コの字型のひな壇に様々な顔、恰好をした羅漢がびっしりと並んで圧倒。

光の入らない岩窟の中は時間の流れが違うようであります。
まるで別世界。

 
岩窟は並んで2つあり、各250体ずつ安置されている。


ちなみに羅漢とは仏に仕える500人の弟子の事だそうです^^



 
中では撮影できないので外にあったものを・・・

お賽銭がされています。





真言宗・羅漢寺
拝観料・500円

http://www.rakanji.jp/index.html


 

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山陰史跡巡り Ⅰ

2011-10-30 23:36:06 | とらべる!

 

 

この夏は今まで遠いからと訪れていなかった山陰地方を巡りました。
確かに首都圏からだと遠く、予算もあまりないので
長い間休むことのできるこの時期に合わせての出発になりました。


今回の一番の目的は授業や本の中から興味を抱いた古代出雲博物館と小泉八雲のゆかりの地を訪れ調べること。

それに合わせて帰り際に山陰地方以外の気になる施設も訪ねました。


日本文化を実際に見て感じる事の出来る良い体験になったと思います。


 

 
00:31に夜行列車、ムーンライトながらで小田原を出発し、
大垣、上郡と乗り換えてまずは鳥取へ。

智頭急行線を走る特急いなばをちょっとだけ使用し、時間短縮。

 そこから快速の米子行きに乗り、
車窓に見える海を楽しみながら約1時間半。

ようやく鳥取第二の都市・米子駅に到着。


0番線から境港線に乗る。
この路線は妖怪路線化されており、ホームには鬼太郎と木の葉天狗が待ちかまえている。
勿論車両も妖怪列車。

始発の米子から約40分、終着の境港は、境港といったら水木しげるが過ごした地として有名で、
妖怪のブロンズ像が現在139体設置された水木しげるロードが観光の目玉となっている。

 




鬼太郎と水木しげる先生の像。

街中が妖怪ムードだがとっても愉快^^

水木しげるロードの奥には水木しげる記念館があり、
妖怪ジオラマもある誰でも楽しめる場所となっていました。

 この日はみなと祭が開催されていることもあり、街は大賑わい・・!
ブロンズ像をすべて見ることもできませんでした。

半島の先っちょでここまで活気があるとは少々驚きです(>_<)

 


 
境港は昔から水産業が盛んで、カニとマグロの水揚量は日本一に輝いたこともあるそうだ。

しかし観光方面は今一つだったようだが、
境港商店街がまちおこしとして地元出身の水木しげるの妖怪を登用し、成功。
今や山陰を代表する観光地のひとつとなった。

また境港は従来の港町らしい、おさかなセンターや市場などもあり、新鮮な海の幸を観光客に提供している。

境港は
地元愛に溢れる活気あるまちなのですね^^

※水木しげるロード・水木しげる記念館について詳しくはコチラ



 
米子駅に戻って、
また山陰本線の旅を再開。

島根県に入り県庁所在地の松江を抜けると
宍道湖が登場。

運よく有名な宍道湖の夕日も見れ、満足^^

終点・出雲市駅に到着。
米子駅を出て約1時間10分後の事だ。

本日の旅はここで終了。

薄暗いホームが少しさみしい。

 

 

さすが出雲市。
駅は出雲大社に模しているようだ^^

駅前に建物はコンビニやホテルがあるのみですっきりとした感じ。


この日から2日間はの宿泊地は
駅から徒歩0分のスーパーホテル。

上写真の右側にも見える。

 





夕ご飯はホテルから徒歩2分ほどの所にあるすき家でネギ玉お持ち帰り!!

その隣のコンビニで飲み物を買って部屋でいただく^^

普段はテレビをあまり見ないけれど、ゆっくり見てみると意外と面白いことが判明。
明日の予定を決めてから11時ごろ就寝。

 

 

 


2日目は下り線、快速アクアライナーに乗車!
平日ともなると、車内はがらんとしている。

コトコトと揺られながら車窓を眺めると、
進行方向右側には日本海が見え隠れする^^



 

 真夏の不安定な天気で途中、窓の外が大雨になったが
出雲市駅から約1時間半、波子駅に着くと雨は上がっていた^^

この駅から少し歩いて行くとアクアスという大きな水族館がある。
シロイルカもいる事で有名。

 
しまね海洋館アクアスには
本館のほかにペンギン館、新シロイルカプールなど
新しい施設もOPENしていてみどころが沢山だ。

詳しくはコチラ


 周辺は県立石見海浜公園となっており様々な施設があり、
1日中遊べそうだ。

歩道橋を渡ればそこは日本海!

 時間があまりなかったので波子駅に戻り、出雲市行きに乗車。

次に目指すは世界遺産・石見銀山^^!!

 

つづく!!!


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しまね海洋館 アクアス

2011-10-29 22:25:10 | 中国地方

 

出雲市駅からJRの山陰本線に乗って
荒れる日本海を眺めながら波子という小さな駅で降りると、
その近くには“しまね海洋館アクアス”があります。



 


列車が行った後は静かなフォーム。
小さな駅だが一部特急が停車をします。


 駅は街から一段上がった小高い所にあり、遊歩道(アクアスロードというらしい)を緩やかに下って行くと県立石見海浜公園に着きました。

この公園は日本海に面した総合公園で海水浴場や日本最大級のアスレチックなどがある。
その中心に立つのがアクアス。

県立の水族館というのも珍しいですが、
地方にあるにもかかわらず他の水族館に劣らぬ大きさや、シロイルカがいることなどでも有名らしい。


 

 堂々とした構えの建物。
比較的新しいのだろうか、とてもきれいな外観で驚き。

入館料は小中高生500円と優しい。


館内に入るとスタッフさんの挨拶がとても気持ちいい^^
撮影もフラッシュをたかなければOK。


館内は本館1~3階、
それにペンギン館・新シロイルカプールからできています。
 
順路はまず本館を1階から順に巡り、3階から連絡通路でペンギン館へ。
ペンギン館を出ると、隣に独立してある新シロイルカプールに至ります。



館内最初は、しまねの磯コーナー。


1階では島根県の海、日本海に住む魚を紹介しています。
 



ホソトビウオ

羽のようなものがついている・・・!
トビウオという生き物を生で見たのはこれが初めて。
 
ぜひ飛んでる姿を見てみたいものです。




スリムなボディーのアカクラゲ。
触手が美しいですが、猛毒らしい。

 




ポムポム可愛いクラゲ・・・
名前は忘れてしまいました。 

 




神話の海・サメ大水槽
何種類ものイカツい奴らが泳ぐぎます。

中にはトンネル水槽があります。

 




人気沸騰中のチンアナゴ。
にょろにょろとした姿が可愛らしい^^

臆病な性格で、恐がると砂の中へ隠れてしまいます。

 

特に気に入ったペンギン館1階。

頭上をペンギンが泳ぎ(飛び?)まわる姿を見ることができます。
日光が取り入れられているので海の中にいるような感覚。

 最近では動物園も水族館も
斬新で楽しめる展示を提供していますね。



涼しげなペンギン。 




こちらも立派な造りの新シロイルカプール。
屋上は展望台になっているという優れもの!

1階は水中から、2階は水上からシロイルカを観察できます。

 



巨大な水槽の中を泳ぐシロイルカ。
室内はまるで映画館のような雰囲気。

 
誰もいなくても優雅に泳ぎ回るシロイルカ。

楽しそうに泳ぐ姿はずっと見ていても飽きないほど^^


一昨年生まれたベビーシロイルカもいるらしいです。


境港・水木しげるロード

2011-10-23 23:00:26 | 中国地方

 

1993年に境港商店街に妖怪ブロンズ像が建ってから早10数年、
境港には水木しげる記念館も建てられ、ブロンズ像も139体まで増殖し
駅からのびる道(水木しげるロード) を中心に妖怪に会える街としておおいに賑わっています。

JR米子駅0番線ホームに立つと、そこから水木ワールド。

 


 

 

米子駅0番線ホームが境港線の専用ホーム。
目玉おやじバージョンの列車がお待ちかね。
外観の他、車内も鬼太郎ムードです。

起伏の少ない弓ヶ浜半島をほぼ直線で走り、約40分。
列車は終点・境港駅へ到着。


駅舎を出ると右手に“水木しげる先生 執筆中”が現れます。


漫画を執筆中の水木先生を鬼太郎と目玉おやじ、ねずみ男が興味深そうに見ているという像。
駅前のこの像から水木しげる記念館まで様々な妖怪のブロンズ像を見ることがでます。

妖怪好きの人はすべての像を制覇するもよし、
ビギナーさんは好きな妖怪を見つけるのも楽しいかもしれないですね。

 


 
駅周辺は思いのほか近未来的。
駅のすぐ先は境水道があります。 

この日は毎年恒例らしい“みなと祭”が開催されており、水木しげるロードも露店が連なり大賑わい。
 



信号待ちで眺めた“隠岐へ向かう鬼太郎親子と水木しげる先生”の像。

妖怪の増殖は境港に留まらずに海を渡り、隠岐へと続きます。
水木氏の本名は武良茂であすが、その武良家のルーツが隠岐にあった事が理由だとされます。

この像の鬼太郎と水木先生は隠岐の方を向いているとか。

 “こなき爺”

“コロポックル”

アイヌの妖怪でフキの葉に入れるほど小さい小人。おじさんですが意外と可愛い。

 結構出来がいい鬼太郎と猫むすめの着ぐるみ。

街の中を徘徊し、記念撮影を楽しんでいるようです^^

水木しげるロードには土産屋が多く立ち並んでおり、妖怪グッズも多数取り揃えています。
期限なしのスタンプラリーも行っているので巡りながら買い物を楽しむのもよし。

残念ながら食べることはできませんでしたが、鬼太郎マグロラーメンも気になる存在。

商店街にいる人はお店の人も含めて楽しそうに見えます。
これが妖怪効果か・・・

 

 水木しげるロード終着点、水木しげる記念館。
建物は老舗料亭を改築したものらしい。
入館料は一般は700円。

常設展は残念ながら撮影禁止。

前半は「げげの間」、年表、原稿などから水木しげるという人物を紹介。

「のんのんばあとおれ」のコーナーでは
薄暗い通路の両側に妖怪がジオラマで紹介されており、
各妖怪の説明をのんのんばあがしてくれます。 

次に辿り着くのが「妖怪洞窟」。
ここへ来ると、あたり一面に散らばる無数の妖怪たちと対峙することになる。

洞窟は照明と音声が変わるようになっており、妖気に満ちています。
特に長い髪を下ろした磯女が恐ろしい。

すべてで40体の妖怪がいるので、人の少ないときにじっくりと堪能したいですね。

その次は「妖し土蔵」。

最後がスクリーンで見る「妖怪まぼろし絵巻」。
いくつかのパターンの映像が流されています。

薄暗い館内を抜けると一旦外へ出て、中庭を眺められます。
中庭はあの稲川淳二さんも褒めたと言われています。

最後は「精霊の間」。
水木先生が各地で集めた民族資料・仮面の展示です。
先生の海外での活動を知り出口へと至ります。

出口では“水木しげる記念館公式ガイドブック”が1500円で販売されており、
館内の展示物の説明はもちろんのこと、水木漫画のキャラクター紹介や
妖怪まぼろし絵巻、全国妖怪地図もついています。
自分へのお土産にお勧め。

 


青森・夏2010

2011-10-15 20:21:35 | とらべる!

 

 

7.24

夜の新宿駅。

人の少ないホームに上がって、
ここから新潟向かう夜行列車に乗る。


旅立ちはどきどきするともにちょっぴり寂しい気持ちになるな。
これがまた好きだ。

 



7.25

朝起きて窓の外を見ると田園風景だった。

しばらくすると終点、新潟駅に着く。

まだ時刻は5時にもなっていない。
でももう夏だからすでに空は明るかった。

 

 

いったん、新潟駅から新津という駅まで戻り
羽越線の電車を待つ。

きれいに整備された駅前にはコンビニがあり
朝飯とおつまみを買ってホームに戻るともう入線していたので、
窓側の席に腰を下ろした。

 




新津駅を発車した羽越線の列車は
越後の田圃の中を走り抜けます。

田圃を抜けると次は海。
見たこともない風景、
これもまたどきどきしますよね。




11:31
酒田で乗り継いでついに終点・秋田に到着。


ここから次に乗る奥羽線が発車するまで90分以上もあったので
駅前を散策。


旅先で出会うとホッとする“イトーヨーカドー”
秋田店は閉めてしまうらしい、
これはとても残念なことだ。


13:19
青森行きの列車に乗って
今日の終点、弘前へと向かいます。






16:20
長かった列車旅も終わり。

青森県・弘前駅に到着。

津軽三味線の発車メロディーが鳴って
列車が去っていった。


確か4ヶ月前、弘前に到着した時もこのホームだったっけ・・・

久しぶり、弘前。

 


弘前駅前から100円循環バスに乗って
降りたのは市役所前。

バス停の目の前には弘前観光館がありました。
思ったよりデカイ建物で驚いた。

この建物を中心とする追手門広場には様々な
スポットが密集していました。


観光館の奥にあるこの可愛らしい建物、
図書館だったらしい。

その前は喫茶店や下宿だったらしい。

ゆえに築100年以上あるらしい。

弘前もなかなか歴史のある街なんだ。

 


旧図書館の裏手にあったのが
ミニチュア建造物群。

弘前市内に古くからある建造物が
小さくなって集合していた!

建物の下には小さな人も・・
なんだか不思議な気分。


東武ワールドスクエアに行ってみたくなりました。



追手門から入った弘前城。
ゆっくり歩いて10分、天守閣を発見。

ついた頃には開館時間が終わっていたので
入ることはできず残念・・・・


弘前城といえば中学の英語の教科書に
のっていたような、、





またここへ辿り着いてしまった。

これは弘南鉄道という電車の駅です。

前に来た時は大鰐温泉から帰ってくるときに使って、この駅に着いたときには
優しいような切ないような気持ちになってしまった。

こういうとこ好きなんだよなぁ、

モダンな都会駅とか何もない無人駅とかと違って
独特の雰囲気を出している。

地元の人の足としてこれからも頑張ってほしいですね。






中央弘前駅から程近く、
五重塔を望める緑地公園で犬を発見!!

今回の旅で会いたかった奴のひとつ。

こいつ、AtoZ Memorial Dogは
ココ弘前出身の芸術家、奈良美智の展覧会を記念して作られた立体作品。

後ろのレンガ倉庫の番犬のようですが、
なかなか可愛らしい。
しっぽがビンビンにたっててなんとも楽しそうです。

近くまで行って触れることもできました。



奈良美智の犬が青森にもうひとついるんですが、
それはまた別のお話。





日常でも、旅先でも欠かすことができないのは本屋。
旅先でも観光地扱いになってしまいます。
本屋はいつ行っても楽しいですよ。

見つけました。弘前でも!
紀伊國屋書店。

東北の本屋は何がいいって東北の本が売ってるのがいい!!
色々情報収集させていただきました。

夜のお供の本を買ってしまった。






1日目、ホテルに到着。
ホテルの名は“スーパーホテル”
なにがスーパーかって言うとそりゃあもう・・・・


これでまずは一段落。

1日ぶりにゆっくりと食えるご飯。
といってもこんな感じ。

マトリョーシカ見たいにもう一つ小さいの買って来ればよかった。
ちょっと後悔。

 

 

食後の一時。
普段はあまり見ないがテレビを見た。

地方のCMってなかなか面白い。

チャンネルを変えると“トイ・ストーリー2”がやっていた。
あの緑色の妖怪みたいな奴は可愛いと思う。


テレビに飽きた後は本屋で買った本を読みながら夢の中へ・・・





ついに2日目の朝が来た。

この日はホテルから弘前駅に出て、電車で青森駅へ。
弘前と青森間も30分以上あるから驚きだ。


青森駅は終着駅ムードを漂わせていた。
早速、駅周辺を散策することにした。






青森駅から海のほうへ向かって歩くと、
青函連絡船の八甲田丸を見つけた。

青函トンネルがない頃にはここからこれで北海道に渡ったらしい。

そんなことをしてたのも私の生まれる前の事で、
今は博物館になっている。

 

 

ついに現れた巨大三角形。
こいつが約54億円を投じて青森が造った
観光物産館。

高層階の出っぱってるところは展望台で、
一階にはお土産屋が、
中間階にはその他もろもろが入っているらしい。


ホテルから見たら光ってるんだから驚いた。

 

海辺に並んだテント、
その中に見えるのはあの“ねぶた”ではないか。

これが“ちらりねぶた”だ。





ところ変わって、下北駅前。

青森駅から東北本線に乗って、野辺地駅で2両編成のディーゼル車、大湊線に乗り換え。
終点の大湊駅のひとつ前、ここ下北駅で下車。


ここは本州の最果て・下北半島だ。

ココからはバスで霊場、恐山へ






下北駅を出発したバスは
むつバスターミナルを抜け、山道へ。


乗客は私を含めて5人ほど。

冬季は閉鎖すると言うその山道をバスはゆっくりと登っていく・・

ところどころ、道の端にお地蔵様が見える。
これはバスの音声ガイドによると
まだ車がこの山に通っていない頃、
恐山に向かう人々の目印だったという。

そんなことを聞くと、森の中に当時の人たちが見えるような気がして
不思議な気持ちになったりします。






誰もいない

もし世界に果てがあるのだとしたら
こんな景色だろう。
と思った


そこでは時間が止まり、
空がいつもより大きく見える。



世界の果て、
それはあちら側の世界なのだろうか。






下北駅に戻って野辺地行きの列車に乗ると
車内は学生と観光客で席はいっぱいだったので、
先頭車で陸奥湾を眺めた。

雑誌などで見て思ってたより海が近い。
これだけで観光名所になりそうだ。






今日もまた弘前駅に帰ってきた。

日も沈んでだいぶあたりは暗くなってきて
ネオン輝いている。

弘前駅前は都会的なのに
ざわついた感じはないし
寂しい感じもなく
とても居心地がいい。

恐いお兄さんたちもいなかった。

将来はこんな街に住みたいと思う。






2日目の夕食はかなり豪華。
一人で食べる飯というのは寂しくなりがちだが
イトーヨーカドー弘前店のおかげでそれがなくなった。

しかも飲み物まで付けて500円以内に収まった。







ついに迎えた3日目。
当初の予定は五能線で十二湖へ行って
青池を見たかったのだが
朝の天気予報では昼から雨の予報・・・

なのでルートを変更して
途中の鯵ヶ沢まで行くことに。

弘前駅のホームに行くと
リゾートしらかみ号が待っていた。

この列車は別に指定席券を買えば乗れる。
さあこれで鯵ヶ沢を目指そう。






乗り心地がやたらにいいリゾートしらかみ号。
窓が大きいのは車窓が魅力の五能線ならでは。

愛用の620ちゃんはテーブルにおいて、津軽のりんご畑を眺める。

五所川原駅からは津軽三味線の生演奏が先頭車で行われた。
偶然にも座席が先頭車の先頭だったので
目の前で演奏が行われた。

なんか得した気分・・・!

最後の演奏が始まると窓の外に日本海が広がった。







三味線の演奏が終わって列車は鯵ヶ沢駅に着いた。

駅から出ると小さなロータリーがあった。
ここから向かうはとあるイカ焼き屋さんである。

街のパンフレットをもらって、
重たい荷物はコインロッカーに入れ、
さあ出発!!

これから雨なんていうのはうそのような青空だ。







海辺の公園にアジサイが咲いていた。
もうすぐ8月だっていうのに・・

やっぱりこっちとは時期が少し違うのでしょうか、

今年は鎌倉にアジサイを見に行けなかったから
鯵ヶ沢のアジサイ(通称・あじあじさい)はとても綺麗で見とれてしまった。







駅から歩くこと1キロ弱
歩道の小さななだらかな坂道を上りきると、

“あじがさワールド”

が広がっていた。







鯵ヶ沢駅から歩くこと15分・・
五能線の上を橋で渡った先についに現れたのは

ぶさかわ犬・わさお

今ではテレビに雑誌にとりあげられて
話題沸騰中の秋田犬だ。

今回、鯵ヶ沢に訪れたのもわさおに会うため。


暑いのか、ずっと日陰にいたままだった・・・






それにしても暑いので
わさおの家近くのコンビニでパピコを買った。

パピコは美味い。

しかし今回はひとりパピコ。
“どうぞ”する人はいない・・

贅沢なのか寂しいのか、

たまにはいい。







パピコも食べ終わって
鯵ヶ沢駅についてしばらくすると
弘前行きの普通列車の改札が始まった。

ここから次はどこへ行こうか、







進行方向右側に岩木山が見えている。

しかし段々と雲に覆われ始めた・・
夏らしい、大きな雲。

車内の冷房と窓から差し込む日光で
気持ちいい温度だった。




五能線でうたた寝をしてしまったら、すっかり眠くなってしまったので
その日は早めに宿に帰って、ゆっくりすることにした。

今回のホテルは青森駅から徒歩五分ほどのビジネスホテル。


部屋でテレビを見るだけではつまらないので
駅ビル4・5階に入っていた宮脇書店で
稲川淳二のすご~く恐い話のマンガを買ってしまった。

ホテルでは夜ご飯を食べて、テレビを少し見て
淳二読んで寝た。







翌朝28日。
青森とも今日でお別れ。

最後に巡るのは遺跡と美術館。

青森駅前から運転免許センター行きのバスに乗ること30分弱、
遺跡公園前で降りる。

目の前には遺跡ではなく、大きな博物館が現れた。
それは遺跡関連の博物館、
なんと入場料無料だった。







なんの遺跡なのかというと
ここにはあの教科書に載っている
三内丸山遺跡があるのだ。

博物館内のトンネルを抜けると縄文時代にタイムスリップできる。






遺跡公園と道路を挟んで隣に
青森県立美術館があって、
ここにはあおもり犬がいる。

こいつも弘前出身の奈良美智作だ。

美術館の地下の犬小屋のような所にたたずんでいた。

ちなみに入館料払わずに近くまで会いにいける。








青森県を後にして
東北線で東京を目指す。

八戸、盛岡、一ノ関と乗り換えて
気がつけば日は暮れていた。

真っ暗な松島海岸を横目に
仙台駅に到着。

最後はここで一泊する。







最終日、
仙台駅から再び東京を目指す。

今回は東北線ルートではなく、
常磐線ルートで行く。

車内は恐ろしく空いており
快適だった。






古淵駅の改札を出て
4泊5日青森旅も終わった。

大概は自分の町に帰ってくると懐かしいものだが
今回は終わってしまって少し寂しくなった。

初めてで2泊以上の旅行をして気づいたのは
3日目あたりから現地での居心地が良くなってしまうこと。

旅行先が青森という自然に囲まれたすごしやすい場所だったからかもしれない。

今回行くことができなかった
青池や竜飛岬、奥入瀬などにもいつか行ってみよう。