Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

薩埵峠を行く その1

2015-09-01 01:00:11 | とりっぷ!




新年早々に富士山を見るなんていいなぁ。
と思い至って、手帳に18きっぷを偲ばせて東海道線の旅。
目指すは幾度も雑誌や書籍で見たことのある薩埵峠。
今も昔も東海道のハイライトとなる絶景が待っていることであろう。



沼津駅から静岡行きの電車に乗ると、車内はガラガラ。
しばらく揺られていると、進行方向右手に早くも富士山の姿が見え隠れする。

近すぎる故に富士山を眺めることのできない相模原市民にとっては、ちらりとでも富士山が見えると興奮してしまう。
東海道新幹線は高いところを走っているから、三島駅を出発してから長らく富士山を眺めていることができるのだが、東海道線は住宅や木々に邪魔をされながらちらちらとしか顔を出さない。
しかしこのチラリズムがかえって興奮させるものがっていい。
「あ、見えた!」と思うとすぐに隠れてしまって、なかなか出てこない。

「よし、車窓の富士山をカメラに収めてやろう」
と意気込んでカメラを取り出したのはいいが、電源が入らない。
どうやらバッテリーを充電機に差し込んだまま忘れてしまったらしい。

正月ボケが続いているようで、なんとも情けない。
これから富士山を眺めに行くというのに、使えるのはスマホのカメラだけになってしまった。

車内では音が鳴ってしまうので、撮影は諦めて、大人しく揺られていよう。
富士駅を過ぎて、富士川を鉄橋で渡ると、山肌が迫って来て海岸沿いを走っていく。
東海道の宿場も蒲原宿から先、由比宿、興津宿、江尻宿の4ヶ所は海岸近くに立地している。








列車も蒲原宿のある蒲原駅を過ぎて、由比駅で下車。
ホームに降り立つと、山々の間から富士山が顔を出している。

富士山を覆い隠してしまいそうな雲はひとつもなく、富士見日和。
改札を出て、東海道を歩きはじめよう。



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