Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

名古屋港水族館 南館

2016-08-29 22:09:40 | 東海地方

 

賑やかな名古屋港に面して建つ、名古屋港水族館は中京圏最大級の水族館。
関東の八景島、関西の海遊館と並ぶ、日本を代表する都市近郊大型水族館のひとつです。

愛知や静岡出身の知人に聞けば口を揃えて「名古屋港水族館はよい」というので、訪れてみました。


地下鉄名港線の終着点、名古屋港駅から徒歩5分。
水族館の施設は北館・南館の二棟から成っています。
南館が一般の水族館、北館がイルカやベルーガといった海獣中心の展示となっています。




見学者はまずは入口のある北館を一巡してから連絡通路を伝って南館へと入ります。
到着するのは南館2階。

ここでは「南極への旅」をテーマに地域ごとの海の世界を再現しています。

まず目を引くのは黒潮大水槽。

シネスコープを彷彿とさせる横長の大水槽に多くの魚が泳ぎ、来場者を海の世界へと誘ってくれることでしょう。
この水槽では毎日、「マイワシのトルネード」というイベントが行われ、照明演出が行われる中で3万匹のマイワシが乱れ泳ぐ姿を眺めることができます。
これが非常に人気のようで、大水槽の目の前にはマイワシに対抗せんばかりの観客が押し寄せていました。

続く展示は「日本の海」。
トンネル水槽や深海コーナーを経て1階のサンゴ礁大水槽へ。
この大水槽は1階から3階までの3フロアにまたがっており、エスカレーターを順々に上がって変化を楽しむことができます。
このエリアは「赤道の海」、ウミガメたちが泳ぐ回遊水槽も魅力的。

3階はいよいよ「南極の海」。
オーストラリアの水辺を経て、ペンギン水槽へと至ります。

日本から南極へと繋がっていく構成は見事で、海の旅を楽しむことができます。
日本の海から深海への展示は照明が暗く、赤道の海の展示は外光を取り込んだ明るくなっており、
場所ごとに異なる雰囲気づくりがなされていました。


また、南館の特徴はその複雑な順路構成ではないでしょうか。
2階から始まる展示は、次第に1階へと下り、次は2階、3階と上がっていく構成。
また最終的に2階、1階へとエスカレーターを乗り継いで出口へと至ります。 

都市型水族館ならではの迷路のような構成は、館内を巡っているうちに、
今自分がどこを歩いているのか、どの方角を向いているのかわからなくなってしまいます。

個人的には長い長い海の旅をしながら現実を忘れられるのでよいのでは?と思っています。







黒潮大水槽のマイワシトルネードが人気。
乱れ泳ぐイワシも芸術の域です。



 

「にじいろのさかな」ならぬ虹色の海老。
伊勢海老並みの巨大な姿にパステルカラーが不釣り合いでも少し可愛らしいです。

 

 



日本の海の展示では水槽の数も多く多種多様な生物に出会えます。
 

 

深海コーナーでは深海生物の標本がずらり。
青白い照明も相まって不思議な雰囲気が醸し出されています。

近年、深海生物の人気の高まりや、研究の発展もあり多くの水族館で展示が行われるようになりました。
でもまだ、深海のアイドル:メンダコの生態展示を行っている場所は少ないようです。 

 

 



早川いくを著『へんないきもの』で見たことのあるカイロウドウケツ。
内部にはドウケツエビと呼ばれるエビのつがいが暮らしています。



赤道の海ではチンアナゴとニシキアナゴも優雅に暮らしています。
ゆらゆら、かわいらしいです。
 

 

外光の射し込む水槽が美しいです。

 

名前は忘れましたが、不思議な模様をまとった魚です。
様々な魚が飼育されているので、時折一目惚れしてしまうような魚に出会います。


 

ウミガメの赤ちゃんは意外と速く泳ぎます。
羽ばたくような泳ぎ方が可愛く、人気者でした。 

 

 

南館の天井はガラスのビラミッド。
横浜八景島シーパラダイスと似ているような。

ここから外光を取り込むことで、水槽に変化を与えてくれています。 

 


名古屋港水族館 北館

2016-08-24 23:00:23 | 東海地方

賑やかな名古屋港に面して建つ、名古屋港水族館は中京圏最大級の水族館。
関東の八景島、関西の海遊館と並ぶ、日本を代表する都市近郊大型水族館のひとつです。

愛知や静岡出身の知人に聞けば口を揃えて「名古屋港水族館はよい」というので、訪れてみました。


地下鉄名港線の終着点、名古屋港駅から徒歩5分。
水族館の施設は北館・南館の二棟から成っています。
南館が一般の水族館、北館がイルカやベルーガといった海獣中心の展示となっています。



名古屋港駅や駐車場には北館が最寄りのため、入口は北館2階のみ。
そのため、来場者は北館から南館という順路で見学することになります。 

北館は広さを最大限に活かした展示で、イルカやシャチなどの大型動物をダイナミックに展示しています。
2階と3階の二層構造となっており、まずは2階で水中を泳ぐ姿を、3階では水上に顔を出した姿を見ることができます。

水槽は主に4つ。
メインプールの他に、イルカプールとシャチプール、そしてベルーガプールがあります。
最大の規模を誇るのがメインプールとなっており、3階はパフォーマンスが行われるスタジアムです。
スタジアムでは巨大スクリーンも用意され迫力の「イルカパフォーマンス」が毎日行われています。

多くの水族館でショーを見てきましたが、名古屋港水族館のショーは観客席・プールとともにスケールが大きく迫力満点。
一度に何頭ものイルカが泳ぎまわり、時間を忘れてしまいそうです。

他に、シャチプール・ベルーガプールでも公開トレーニングが行われています。
水中で優雅に泳ぐ姿を眺めるもよし、水上で パフォーマンスをみるもよし。

私のお気に入りは2階メインプールの水中観覧席。
巨大水槽の前はシアターのように階段になっていて、腰を下してゆっくりとイルカの泳ぐ姿を眺めることができます。

館内も広く、落ち着く空間づくりが成されていて、動物たちを1日眺めていたくなる水族館です。



 


 

 

シャチはみんなのアイドル。
水槽の前には多くの人が集まって、その姿を眺めています。
 
 



水槽を通して、外光が射し込む演出もお気に入りです。
海の中にいるような、そんな感覚になります。

 



薄暗い館内では水槽の青色が映えます。
イルカのシルエットも絵画のよう。




ベルーガは活発に泳いでいるため、目で追うのが大変。
まっしろでやわらかそうな体が可愛らしいです。
 

 



2階の奥にある「進化の海」コーナーは海洋博物館のよう。
骨格標本や生態など内容が詰まった展示です。
 

 



水中観覧席からは気ままに泳ぐイルカたちの姿を眺めることができます。
メインプールはかなり大規模な水槽のため、自由に泳いでいるようです。

 



エスカレーターで3階へ上がると名古屋港が一望できます。
晴れた日は海が輝き眩しく、深い海から上がって来たかのような感覚です。




パフォーマンスが行われるスタジアムは、競艇場かと思ってしまうほどの規模。
鉄骨がむき出しの屋根もかっこよいです。

ここでのイルカパフォーマンスはおおよそ平日は3回、土日は4回行われているようです。 

 

スタンバイ中のイルカたち。
登場するイルカたちの数も多いため、トレーナさんも大勢登場しています。 

 

 

 

 

 

 

技もさることながら、演出も素晴らしく、圧倒的なパフォーマンスで魅了してくれます。
30分間のショーはきっと短く感じることでしょう。

 



どこの水族館も観覧席にはハトが徘徊しています。
階段を登るハトの姿を改めて眺めてみると、意外とかわいいのです。
 

 

イルカプールで泳ぐイルカ。 

 


シャチも時には水上に上がってブイで遊んでいました。


雨の常滑 やきもの散歩道

2016-08-23 22:27:51 | 東海地方




愛知県常滑。
知多半島の西側に位置するこの町は、空の玄関口があることでも有名です。
名鉄名古屋駅から「中部国際空港」行きの赤い列車に乗って約35分。

常滑は“瀬戸物”の呼び名でも定着する瀬戸市と並ぶ焼物の町。
その規模は国内最古で最大であるとか。
迷路のように入り組んだ路地を歩けば、土管の積まれた狭い坂。
高台から町を望めば、幾重にも見える煙突。

自動車も通れないような小さな路地は南北に広がって、陶器を販売する木造の商店が軒を連ねます。

初めて見るから珍しく、初めて見るのに懐かしいような不思議な昔町。

主要地域には「やきもの散歩道と」呼ばれる散策コースが用意されており、観光案内所等で無料でマップがもらえます。
散策コースは道が入り組み、高低差もあるので地図があっても迷いそう。
廻船問屋瀧田家、登窯、土管坂...いくつかのアイコンを目印になります。


雨がしとしと3月の平日に歩く常滑は、静かで趣のある場所でした。

 

 





瀧田家は江戸時代から廻船業を営んでいたという。
坂の途中に位置した見晴らしの良い場所に建つ瀧田家は市指定の文化財。

庭には水琴窟と、ちょっとリアルな蛙の置物がありました。






棚には招き猫と福助の姿も。
とても縁起が良いです。
 





歩いていると多くの坂道に出会います。
石垣のような荒々しい壁面が素敵な坂もありました。







旬の魚の定食が美味しい茶房 たんぽぽにて。






紅茶で少し休憩。
タンポポコーヒというのもありました。






瀧田家の目の前の坂はデンデン坂。
土管坂と並ぶ、常滑の代表的景観です。

焼酎瓶が整然と並んだ姿はタコの吸盤や、魚の目を彷彿とさせて、ちょっぴり身体が痒くなります。







登窯広場にあるモニュメント。
よく見るとひとつひとつがピラミッド状になっています。






昭和49年まで実際に使われていた登窯。
その後、国の重要文化財に指定され保存されています。

登窯の裏手にある小道では打ち捨てられた陶器。
落ち葉も相まって非日常的な光景が広がっていました。






煉瓦ひとつひとつが年月を物語っているようで、
それらの隙間から青々と茂り始める植物が顔を出しています。






屋根に落ちる雨音を聞きながら、登窯の内部を見学。
その名の通り、斜面に沿って勾配を上るように造られています。






美しく、等間隔に並ぶ煙突。
もくもくと煙を出していた頃に思いを馳せます。






陶器屋さんの2階からこちらの様子を伺っている招き猫を発見。
目が虚ろで少し怖いです。

立ち並ぶ陶器屋さんでは、招き猫や動物をかたどった置物も販売されているので、
お気に入りのひとつを見つけてお土産にするのもアリです。






トタンと陶器と常緑樹。
常滑の街角風景には欠かせない要素ではないでしょうか。






道ばたに落ちているのは山茶花でしょうか。
少しばかり儚げです。






工房の奥へと続く路。
人々が家と家の間を行き来するのでしょうか、屋根が設けられていてトンネルのようになっています。






駅前から陶磁器会館へと続く大通りは「とこなめ招き猫通り」と名付けられ、
地域のアーティストによる多彩な招き猫が鎮座しています。

坂を上りきる途中、 切通しの上に巨大招き猫・とこにゃんの姿が。

 




日本の数ある昔町の中でも、常滑には「不均一」という言葉が似合います。

蛇行して伸びる道、様々な方角を向いて建つ家々。建築の材質、色・・・・
昔と今が程よく混在し、その地域に特有の人の営みが消えずに残されれています。

そこに西洋とは違った雑多感、日本らしさがあるのではないでしょうか。

路地を曲がればまた違った景色に出会える。 
そんな楽しみが常滑にはあります。 


とこにゃん

2016-08-13 14:31:17 | 東海地方

焼物の町として知られる愛知県常滑市。
常滑駅から陶磁器会館を繋いでいる大通は切通しの坂となっており、
壁面には常滑市の陶芸家が制作した「御利益陶製招き猫」が配置され、常滑招き猫通りと名付けられています。

坂の途中には巨大招き猫・とこにゃんが鎮座しています。
とこにゃんはその高さ3.2m、横幅6.3m。
常滑系招き猫の頭部をデフォルメしないまま巨大化させたその姿は異様な風景で、 
坂の途中から見上げると、巨大怪獣か巨人が壁から覗いているようで非常にインパクトがあります。

地の底から覚醒した巨大招き猫・とこにゃんが、今その左腕を挙げて渾身の猫パンチをするような、そんな想像が膨らみます。

ちなみに手前には本物そっくりの猫2匹の陶器も配置される演出がまた憎いです。
とこにゃんを見上げるその姿がかわいらしいです。とこにゃんの今夜の晩御飯要員でしょうか。

ちなみに夜はライトアップされるのだとか。


 

 

 常滑駅からもほど近い坂の上のとこにゃん。
手前の猫の造形が非常にリアルで驚きます。



 



とこにゃんは後ろから見るとハリボテ感が増します。
前方から見られることを前提としているようです。

 

 

巨大造形物は頭部のみ作られることが多いですが、
とこにゃんも然り胴体と足が地中に埋まっているのではないかという勝手な妄想が膨らみます。

とこなめ招き猫通りの入り口には常滑系招き猫(全身像)が置かれており、これがとこにゃんの雛形なのではと考えてしまいます。

そういえば、とこにゃんと入り口の招き猫の挙げている腕が左右で異なりますが、右手はお金、左手はお客を招くと云われているそうです。


沼津深海魚水族館

2016-02-17 00:10:58 | 東海地方




沼津港の魚市場の向い側、「港八十三番地」と呼ばれるエリアに立つ「沼津港深海魚水族館・シーラカンスミュージアム」。

日本では唯一の深海魚に特化した水族館になっています。
なぜこの地に深海水族館なのかというと、ここ駿河湾は日本一深い湾であるからだそうです。

東名高速道路をはじめとして、静岡県内の観光案内ラックにはよくダイオウグソクムシが表紙を飾るパンフレットが置いてあり、いつかは行ってみたいと思っていました。

この水族館の名物といえば冷凍シーラカンスとメンダコの展示。
ふつうの水族館にいるような有名な水生生物がいない分、コアでレアな生物が多いことが魅力です。
公式HPにある「ヘンテコなのも、神秘的なのも、たくさんいます。」という文句がすべてを物語るように、「なんだこれは」と思わず凝視してしまうような生き物たちに出会えます。



館内は2階建てで、1階は深海生物を中心とした水槽展示、2階は副題の「シーラカンスミュージアム」となっています。
通常の水族館と比較してしまうと、規模の小ささは否めませんが、展示構成や展示生物に工夫があり、ありきたり感はありません。

特に、入り口の明かりが射し込む導入部から徐々に進むにつれて暗くなっていき、展示される生き物も浅い海から深い海へと移行。
暗い館内では照明効果により生き物がより印象的に浮かび上がります。



2階は「シーラカンスミュージアム」。
始めは手作り感MAXのシーラカンス神社やハリネズミの展示など若干のカオス空間となっています。
続いて生物の進化研究室の展示は木造船内を模したような作りで、化石やパネルでの展示が中心。
本当に博物館のようで、水族館の面影なしと思ってしまいますが、これはこの水族館の目玉となる冷凍シーラカンス展示の序章に過ぎなかったのです。

冷凍シーラカンスは室内の中央にある大きな冷凍展示ケースの中に2匹ほど展示されています。
特撮やSF映画に出てきそうな頑丈な冷凍ケースに入ったシーラカンスは白目を剥いたような姿でラスボス感たっぷり。
剥製ではなく、冷凍個体とは世界でも珍しいもの。
シーラカンスの貴重さにピンと来ない方は、従業員の解説が平日1回と、土日は2回催されているので、そちらを聞くと理解が深まるかもしれません。

冷凍シーラカンス展示を取り巻くのは生き物の骨格に着色を施した「透明骨格標本」展示と、照明を極力落とし、明かりで魅せる「深海の世界」。
後者は水槽の展示なので、生きた深海生物を見ることができます。

そう、この水族館のもうひとつの目玉であるメンダコさんは残念ながらお休みの日でした。
メンダコは不定休だそうで、公式HPで出勤情報は確認できるようです。



こぢんまりとした小さな水族館ですが、展示生物は珍しいものばかり。
本物は見たこともないような、異種・珍種の生き物たちは一度見たら記憶に残ること間違いありません。
例えるなら、印象派の水族館です。






 



「キホウボウ」
喜望峰みたいな名前ですね。






「ミドリフサアンコウ」
餌をじっと待つ青い目が印象的です。








「チンアナゴ」
おそらく浅い海の展示でしょう。









ダイオウグソクムシのホルマリン漬けが無造作に置いてあります。
蓋には「悪魔のささやき」が。









生態展示と共に標本も展示もあります。
博物館ならそのまま展示するところですが、あえて深海色の薄暗い照明が映えます。









「ヤマトトックリウミグモ」
地蜘蛛のようですが、名前を見ると忍者のようにも思えてきます。









「タカアシガニ」
多くの水族館で飼育されている人気者です。
あまり動きません。









2階はシーラカンスミュージアム。
あまり可愛くない水先案内魚が喋ります。










「シーラカンス神社」
一瞬、面食らいます。御神体がなんとも手作り感。









「生物の進化研究室」
シーラカンスを始めとした考古学資料展示です。









化石などの展示は本格的で、水族館にいることを忘れてしまいそうです。











「冷凍シーラカンス」
凍っている生きた化石は世界でも希少です。
冷凍ケースの中には2匹が展示されています。












シーラカンスを3つの角度から。










「透明骨格標本」
様々な魚の骨格が色づけされて展示されています。









深海に浮かび上がる魚。
2階の「深海生物の世界」は近年リニューアルされたようで幻想的です。









「イガグリガニ」
全身の刺が毬栗のようで非常にワイルドです。
前衛芸術のよう。









1階の「悪魔のささやき」の内容がこちら。
ダンゴムシの仲間では世界一の大きさを誇るのがダイオウグソクムシ。

ダンゴムシを標準スケールで考えると非常に大きいです。










大きいから気持ち悪がられるのか、足が多いから気持ち悪がられるのか。
でもよく細部を見てみると、非常にかっこよいです。

近年人気が出てきている理由もわかるような気がします。






訪問日:2016.01.04


沼津港と大型展望水門「びゅうお」

2016-02-14 01:50:43 | 東海地方



沼津駅から南に2㎞ほどの場所にある沼津港は、水揚げされた魚介類が並ぶ魚市場を中心に活気溢れています。
市場周辺の活気と港を守る水門、停泊する漁船と富士山など静岡県らしい景観が楽しめます。

もっとも印象的なものは水門。
2つの塔が支える巨大な水門には「びゅうお」という愛称があります。

沼津魚市場からは沼津港を迂回して行かなければならず、少々歩きますが、自動車の場合は隣接した港口公園の無料駐車場に停めると便利です。



 



びゅうおが完成したのは2004年。
沼津港と駿河湾の境界に建ち、津波などの自然災害から港を守る役割を担っています。

静岡県有数の港を守るのにふさわしい非常に大きな水門です。

兄弟のような2本の塔はコンクリート打ち放しで無骨な印象ですが、塔に備え付けられた三角形の避雷針もいいアクセント。


びゅうおの特徴のひとつとしては、その規模です。
ローラーゲートと言って上下に開閉する扉は、幅が40m・高さが9.3mあって重量は日本最大級。
そんなに重い扉は開閉するのも大変そうですが、非常時には3分で閉じることができるそうです。

もうひとつの特徴は、「びゅうお」の名前からも推察できるように、展望施設も兼ねているところ。
この名称は「view」と「魚」から付けられました。

南北ふたつの塔に備え付けられた展望室はブリッジで結ばれており、橋の役割も果たしています。


入口は塔の下にあり、大人100円の入場料を支払ってエレベーターで上ります。
営業時間は10時から21時と、平常時も夜間まで空いているのは驚きです。






展望室はよくある市区庁舎や土木建築に備え付けられた展望室や展望台とは異なって、眺めることを意識して作られた構造になっています。

塔を取り巻く回廊は外側にせり出しており、非常に眺望がよいです。
また、足元から天井ぎりぎりの位置までガラス張りになっているために視界が広いです。







展望室上部の半円を描いた飾り窓や三角形をした避雷針など建物は意外とオシャレにできています。

景色だけではなく、非常時に水門を動かす機械室も覗くこともできます。







南北の展望室をつなぐブリッジは水門の扉の上部に位置しています。

沼津港をまたいでいるため、窓から下を覗くと風で波立つ駿河湾が見えて足がすくみます。






回廊はガラス張りで開放的。
室内ながらも、陽の光と空の色を十分に取り込んでくれ、歩いていると気分も清々しくなります。

張り紙や案内板も少ないので、洗練されたシンプルさがあります。








展望室は塔の四方を取り巻く形になっているため、全方位を眺めることが可能です。

駿河湾の先に沈んでいく夕日を眺めるのも素敵かもしれません。






南側には狩野川が駿河湾に流れ込んでいます。
その先には伊豆半島へと連なる山々。






沼津港と沼津市街。
右手のこんもりとした山は香貫山というそうです。






市街にはマンションが林立しています。

沼津駅には新幹線こそ通りませんが、非常に活気があります。







北を望めば手前には港口公園、奥には千本松公園と青々とした松原が残っています。
堤防を境界にして湾岸には産業施設が立ち、対照的な光景です。

地平の先に聳えるのは霊峰・富士山ですが気温が上がっているため霞んでしまっています。


リニア・鉄道館

2014-12-28 03:40:55 | 東海地方

 



名古屋のりものづくしの旅をした際、あおなみ線の終点・金城ふ頭駅にあるリニア・鉄道館を訪れました。

ここは東海道新幹線を中心とした鉄道車両の展示を行っている、JR東海の企業博物館です。

かつて万世橋にあった交通博物館が2006年に閉館して以来、JR東日本がさいたま市に、JR東海がここ名古屋に新たに自社の企業博物館を開館しました。
2016年春にはJR西日本が梅小路に京都鉄道博物館を完成させる予定です。

国鉄分離に伴い、JRもそれぞれ異なる理念で運営していることもあって、
このようにそれぞれ独自の博物館をつくることは分離以降の発展と歴史をアピールすることも兼ねています。









入館料を支払って入場すると、薄暗い館内に3つの車両が並んでいます。
手前から、C62蒸気機関車、955形新幹線試験電車、超電導リニアMLX01-0。
どちらも当時、世界最高速度を記録した名車両で、JR東海を象徴する車両です。

SLと聞いてすぐに高速鉄道とは思い浮かばないものの、リニアと言えば誰もが知っている近未来の高速鉄道。
JR東海は、これまで高速鉄道の開発に積極的に取り組んできました。
東海道新幹線に始まり、今世紀中には実用化されるであろうリニア中央新幹線など日本および世界をリードする高速鉄道を開発しています。
これがJR東海の売りであり、誇りでもあるのでしょう。

東西都市の通過点という皮肉的な役割を逆手に取り、独自の社風を築いてきた自信が垣間見えます。

高速化は新幹線にとどまらず、在来線にも言えることです。
例えば、東海道本線の新快速列車は転換クロスシートを導入して、快適かつ充実した運転本数を誇っており、
豊橋-岐阜間で並走する名古屋鉄道には速度面でも運賃面でも大きく差をつけています。

設備投資も惜しまず、駅改良工事や車両の統一化を進めている点もJR東海らしさでしょう。
利便性を追求した反面、鉄道としての面白みに欠けてしまっていることは一部の鉄道愛好家たちに指摘されています。


東海道新幹線の車両は運行上、車両性能と座席数が全車両同じであることが望ましく、旧型車両は次々と廃され残すところは700系のみになってしまいました。
山陽新幹線は先頭車運転席側に入り口のない500系や、コンパートメント席を持つひかりレールスターなど、豊富な種類の車両が運行していることからも、東海道新幹線の徹底ぶりが伺えます。











シンボル展示を抜けた先のメイン展示では、東海道新幹線の車両たちがそろい踏み。
外光が射し込む吹き抜け空間の中で、静かに余生を過ごすことが許された車両たちが並んでいます。
フラットな空間に、新幹線も在来線特急も電気機関車も一緒に並んでいるところがテーマパークっぽくて子供ならずとも心躍りそうです。

車両の展示はいわば昆虫の標本のようで、動くはずのものが動かない寂しさもあります。
しかし、じっくりと見学する事ができるため、普段は気付くことがないような発見もあることでしょう。
新幹線を目の前から眺める機会など他ではなかなかできない体験です。


入り口から近いところにまず、新幹線。
ついに乗車することなく現役を終えてしまった団子鼻の0系や、元祖のぞみ号の300系など幼い頃に絵本でよく見た夢の超特急。
普段は見る事ができない角度から眺めてみると、思いのほか流線が美しいです。
展示されている300系にはえくぼのようなものがあって可愛らしい。このえくぼがあるのは量産先行試作車なのだそうです。


車両の側面にまわると、ひっそりと紹介パネルが設置されています。
その中には最高速度が大きく表記されているのもJR東海らしさではないでしょうか。
説明は裏方に徹して、展示は実物を目で見ることが重視されているようにも思います。


中央には在来線車両。
過去に名古屋と長野を結ぶしなの号として活躍した特急型車両、キハ181とクハ381が配置されています。
急勾配やカーブの多い中央西線や篠ノ井線での高速運転を可能にした名車です。

隣にはついに首都圏でも見ることが少なくなった湘南色の車両も並んでいました。








一番右手には、電気機関車や客車など20世紀中ごろに活躍した車両が集まっています。
どれもがチョコレート色の外観をしていて、見た目は地味ですが、よく眺めてみるとそれぞれに個性があります。

丸っこいモハ52が可愛らしい。
プラットホームに上っての車内に入ると、ノスタルジックな内装に驚かされます。
木調に優しい電球の明かりが射して暖か味のある車内は、都市の人々を運んでいたとは思えないほど趣のある車内です。

こんな車両に乗って車窓の風景が流れたらどんなに素敵でしょう。

現代の車両は車内の雰囲気もだいたい想像できてしまいますが、異なる時代の車両は特に内部をゆっくり観察してみたくなります。
同じ鉄道でも時代によって内部空間も大きく異なっていて、比較しながら時代背景などを考えたりするのも楽しいかもしれません。


最近では水戸岡デザインの車両が各地で運行されて、観光列車ブームが続いています。
JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」はそのブームにさらに拍車をかけ、JR東日本もJR西日本も負けじと開発に着手しました。
移動手段としての鉄道に本来は不要である娯楽性や芸術性が求められてきているのだな、と改めて感じます。

JR東海は少なくとも今現在では観光列車も少なく、速さ重視。
それは悪いことではなく、この博物館全体からもJR東海のぶれない姿勢が伝わってきます。

車両展示のほか、1階では「鉄道のしくみ」や「超電導リニア」の展示など技術を紹介するコーナーが設けられています。
技術開発に力を注いできたJR東海の見せ場でもありますが、機械には疎いのであまりじっくりとは見ずに通り過ぎてしまいました。


子供たちはシュミレーターやジオラマに夢中ですが、2階へ上ると、「収蔵展示室」と「歴史展示室」があります。
資料を基に展示を行っており、1階の技術展示とは対照的に文系の博物館のようです。

技術面を紹介することが多い中、このような展示があると異なった面から鉄道を考える事ができていいですね。



全鉄道が並べるだけでなく、企業の色を出しつつもシンプルにまとまった展示は非常に完成度が高と思います。
シンプルすぎて、整然としているとも言われかねない展示方法にもJR東海らしさを感じてしまいました。

最も印象深い展示は導入部のシンボル展示。
JR東海を象徴する車両が集う空間は、この博物館が私たちに何を伝えたいのかを明確にし、見学者を迎え入れています。
博物館は入り口が重要なのだなと改めて感じたのでした。

名古屋駅からは離れた辺鄙な場所に建っているものの、一見の価値がある博物館です。


 






C62蒸気機関車









蒸気機関車の無骨さ









新幹線の進化論







300系新幹線









700系新幹線







モハ52形















在来線列車







最奥には整然と並べられた旧車両









カラー写真のない時代の名車







2階からの全景



豊川稲荷

2014-05-30 00:10:09 | 東海地方


豊川稲荷は愛知県豊川市にある曹洞宗の寺院です。
稲荷と言えば、赤い鳥居の稲荷社を想像しますがここは寺院に祀られています。
正式名称は豐川閣妙嚴寺。

宗教は異なっても、狐がシンボルのように境内で見る事ができるのは一緒です。
神道で言う、稲荷社の狐は祭神である宇迦之御魂神の眷属として存在するのですが、寺院の場合は荼枳尼天の眷属として捉えられています。
荼枳尼天というのも曖昧な神で、遥か大陸を起源に持つ女性神。日本では狐に乗って現れるとされています。(大陸ではジャッカル)

神仏分離以前は現在のような宗教同士の明確な仕切りはありませんから、大陸の神と日本の神と仏が仲良くしていたわけです。
狐に乗る仏教寄りの外来神である荼枳尼天が神道で祀る稲荷神と同一視されたのでしょう。






豊川稲荷の由来としては、
鎌倉時代の禅僧・寒巖禅師が2度の入宋を果たし、2度目の復路の海上で荼枳尼天の託宣を受けた。帰国後には自ら荼枳尼の神像を彫り、善神として祀った。
時は流れて、寒巖禅師の6代目の弟子が豊川の地に寺を創建する際に、寒巖禅師の彫られた荼枳尼天の像を山門に祀ったために稲荷信仰が始まったといいます。

当時すでに根付いていた稲荷信仰と習合した結果、属性が不明瞭な荼枳尼天と狐は稲荷神と同じ属性を帯びていくようになります。
そして食物・産業・商売の神として認知されるわけです。

ちなみに本殿は千手観音が祀られているので、荼枳尼は境内の鎮守として祀られています。
参道から本殿までは普通の寺院と何ら変わったところはありません。

妻入二重屋根の立派な本殿に参拝して、右手へ進むと、奥ノ院に向かう鬱蒼とした針葉樹の森になります。
参道の両側には幟が並んでいます。白地に赤で文字が書いてあるのですが、ここでは参拝と共に幟を奉納する習わしがあるそう。
鳥居こそ無いですが、幟の続く景色を「千本幟」と名付けているのだから、稲荷社と変わりません。
京都の伏見稲荷には信者の奉納した鳥居が連なる「千本鳥居」が有名です。
これは疑いなく、稲荷信仰です。



奥ノ院を過ぎて、さらに奥へと続く参道を歩いていくと霊孤塚があります。
豊川稲荷で最も狐が集まる場所。
木々に囲まれて、大小さまざまな狐像が安置されています。
以前は信者が奉納していたとも言われていますが、今はどうなのでしょう。
赤い布を掛けた狐像が巖座から鋭い視線を投げかける霊気漂う空間です。

動物を神とする信仰は古代より存在しましたが、古代以降は人格神の下位概念としてとらえられることが多く、稲荷信仰においても狐は神ではありません。
しかしながら、神という不可視の存在よりも狐という眷属がいることにより信仰が庶民に受け入れられた部分も大きいでしょう。
狐と宇迦之御魂神が結びついた時期は明確にはわかりませんが、狐は稲荷信仰における一種のマスコットとなり、眷属らしく神と人間の架け橋の役割をしています。
あまりにも稲荷=狐のイメージが強いため、狐を信仰の対象そのものと考えてしまう人も多いそうです。

「狐に化かされる」なんて話が江戸時代にはありますが、それでもなお不思議な存在であり続けた狐。
以前はもっと一般的に目にする事ができる動物だったのでしょうか。

P.S.
霊孤塚は近年はパワースポットとして注目を集めているようで、塚内にある溶岩で積まれた大きな碑に挟まっている硬貨を取り出すと金運が良くなるとかならないとか。
儲かれば必ず一年以内に取り出した量より多い硬貨を隙間に戻しに来ることになっているそうです。





狐の表情も豊かで、険しいものから傾いているものまであります。



寺院境内というよりは稲荷の森といった雰囲気で、仏教色は払拭されているようです。



次々と奉納されているためか、苔の生え具合から時機が異なることがわかります。



狐は薄暗い雰囲気が良く似合います。


名古屋のりものづくしファイル

2014-05-07 00:15:33 | 東海地方

 

 

ドリームなごや号
運行区間:東京駅‐名古屋駅
乗車区間:東京駅-名古屋駅
3列独立デラックスシートで運転される便がある。その場合は2階席前方にはビジネスシートが付く。

 




名鉄名古屋本線
運行区間:名鉄岐阜-豊橋
乗車区間:名鉄岐阜-豊橋
名古屋を中心に愛知県広域に路線を伸ばす名鉄の幹線。
通過型のターミナル駅として珍しい名鉄名古屋駅は、行先種別の異なる列車が同一ホームから発着する。





名鉄豊川線
運行区間:国府-豊川
乗車区間:国府-豊川
名古屋方面からの豊川稲荷参拝客の輸送を担う支線。



JR飯田線
運行区間:豊橋-辰野
乗車区間:豊橋-豊川
 天竜川に沿って愛知県と長野県伊那地方を結ぶ。総延長は195.7km。
多くの列車が豊橋-豊川間の短距離運行している。



愛知環状鉄道
運行区間:岡崎-高蔵寺
乗車区間:中岡崎-新豊田・八草-新瀬戸
貨物路線の岡多線と瀬戸線の一部を利用した第三セクター。
一部は複線化しているものの、単線区間が多く残る。



名鉄豊田線
運行区間:豊田市-赤池
乗車区間:豊田市-赤池

新興住宅地を通る比較的新しい路線でトンネルと橋梁区間が多い。
地下鉄に乗り入れ名古屋市街を結ぶ。

市営地下鉄鶴舞線
運行区間:赤池-上小田井
乗車区間:赤池-八事

赤池からは豊田線、上小田井からは犬山線と両端で名鉄線と相互乗り入れを行っている。

市営地下鉄名城線
運転区間:(環状運転)
乗車区間:八事-本山・大曽根-平安通・久屋大通‐栄
日本で唯一環状運転を行う地下鉄で、金山からは名港線が東名古屋港まで伸びる。
栄-市役所間は1965年に開業しており、順に路線を伸ばし2004年に環状運転が開始された。



市営地下鉄東山線
運行区間:高畑-藤が丘
乗車区間:本山-藤が丘
名古屋-栄-千種と名古屋市街の横に結ぶ名古屋最古の地下鉄。
藤が丘付近は高架線を走る。



リニモ(愛知高速交通東部丘陵線)
運行区間:藤が丘-八草
乗車区間:藤が丘-八草
2005年愛知地球博のアクセス路線として開業した、日本初の旅客用浮上式リニアモーターカー。
藤が丘付近は地下を、その他は高架線を走る。



名鉄瀬戸線
運行区間:栄町-尾張瀬戸
乗車区間:栄町-尾張瀬戸
前身は瀬戸電気鉄道で、名鉄の中で唯一、他の路線と接続を行っていない。



市営地下鉄上飯田線
運行区間:平安通-上飯田
乗車区間:平安通-上飯田
日本一営業区間が短い地下鉄。
名鉄小牧線と地下鉄の不連続を解消すべく2006年に建設された上飯田連絡線の一部。
全列車が上飯田から小牧線に乗り入れている。

名鉄小牧線
運行区間:上飯田-犬山
乗車区間:上飯田-犬山
犬山市から小牧市を通りから名古屋市へ向かう郊外路線。
長らくの間、終点上飯田から名古屋中心部への接続が悪かったが、上飯田線と直通することにより解消された。
小牧以北は単線になっている。




桃花台交通桃花台東線
運行区間:小牧-桃花台東
2006年に廃線
通称・ピーチライナー
桃花台ニュータウンの足として開業した新交通システム。
開発事業が振るわずにわずか15年で廃止。



名鉄各務ヶ原線
運行区間:新鵜沼-名鉄岐阜
乗車区間:新鵜沼-名鉄岐阜
名古屋本線と犬山線を結ぶ北部の路線で、高山線と並走する。
犬山線経由で名古屋方面に乗り入れる。

 


JR中央線
運行区間:東京-塩尻-名古屋
乗車区間:名古屋-大曽根
東京と名古屋を塩尻経由で結ぶJRの幹線。
高蔵寺までの短距離運行が主で、長距離では長野を結ぶ特急しなのが運行している。




ゆとり―とライン志段味線
運行区間:大曽根-小幡緑地-(高蔵寺)
乗車区間:大曽根-小幡緑地
日本初のガイドウェイバス。小幡緑地まで専用軌道では案内軌条に沿って運転される。
一般道に降りると路線バスと同じく、各方面へと分岐する。





あおなみ線(名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線)
運行区間:名古屋-金城ふ頭
乗車区間:名古屋-金城ふ頭
貨物路線の西名古屋港線を改良し、旅客化した路線。
臨海地帯を走る盲腸線のため、利用客は限られる。




名鉄犬山線
運行区間:(名古屋)枇杷島分岐点-新鵜沼
乗車区間:名鉄名古屋-新鵜沼

枇杷島の分岐点から犬山を結ぶ主要路線。
明治村やリトルワールドといった名鉄テーマパークへがある犬山への観光輸送を担う。




東海事業交通城北線
運行区間:枇杷島-勝川
乗車区間:小田井-味美
ほぼ全線にわたって複線非電化の高架線を走る。
貨物の計画路線の瀬戸線の一部であり、将来的にはJR線との直通やJRへの移行も考えられる。
潜在能力のあるローカル線。




市営地下鉄桜通線
運行区間:中村市役所‐徳重
乗車区間:久屋大通‐国際センター
比較的新しい路線で、他の地下鉄路線との接続駅が多い。
新瑞橋から先は鉄道空白地帯を走る。

スーパーライナー
運行区間:東京駅‐名古屋駅
乗車区間:東京駅-名古屋駅
東名高速道路を走行し、所要時間は6時間あまり。
現在は新東名スーパーライナーも運行されている。

 


熱川バナナワニ園 別園

2013-12-26 01:20:27 | 東海地方

 

 熱川バナナワニ園でも少し離れた場所にある分園。
ワニ園の前から送迎バスが発着しており、急坂を登り数分で到着します。

ここでは果実などが食用や薬用に用いられる植物を中心に展示しています。
バナナやマンゴー、パパイヤと青果コーナーに並ぶ果物たちのまだ青い頃の姿に出会えます。

本園と異なり、園内に起伏は少なめです。

温室の外の池には放流されたワニがのんびり暮らしています。
また日本で唯一飼育されているニシレッサーパンダも分園で暮らしています。
そのほかレッサーパンダの飼育頭数も日本一なんだとか。

暑い気候に慣れている動物たちのはずなのに
真夏の伊豆はどうやらとても暑いらしく、寝床でぐだぐだです。

レッサーパンダだけミスト付の部屋で暮らしています。
それでも暑そうですが・・・

 

 トイカメラのようなコントラストがお似合いの温室

 

 

バナナはたわわに実ります

 ぐだるワニ

 ぐだるリクガメ

 ぐだるレッサーパンダ

野生のトカゲは元気