Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

2013年

2013-12-31 23:53:17 | とりっぷ!

 

今年はどれくらい出掛けたんだろうと、ふと思ったので思い返してみる。

1月 「円空展」
    方南町-豪徳寺ウォーク
    宮ケ瀬湖

2月 京都(水族館-東寺-祇園-伏見稲荷 東福寺-六角堂-建仁寺-清水-船岡温泉 仁和寺-北野天神-大将軍八神社-千本釈迦堂-大仙院-下鴨神社) 
    正受院-太宗寺-雑司ケ谷鬼子母神

3月 鎌倉(八幡宮-海蔵寺-銭洗弁財天-江ノ島-小動神社-稲村ケ崎)

4月 哲学堂公園
    「大神社展」
    世田谷ウォーク(玉川大師-キャロットタワー-松陰神社-豪徳寺)

6月 高尾夜登山
    根津神社
    八景島シーパラダイス

7月 都営巡り(千駄ヶ谷富士-池上本門寺-神保町)
    江戸東京博物館
    東京撮影(錦糸町-葛西臨海公園-東京ゲートブリッジ-お台場-大黒PA)

8月 東北
      大洗マリンワールド
    下町風俗資料館-東京国立博物館
    諏訪巡礼
    「大妖怪展」~「深海展」
    観音崎公園-横須賀美術館「妖怪を追え!展」

9月 伊豆合宿(マリンタウン-怪しい少年少女博物館 シャボテン公園-大室山 城ヶ崎海岸-熱川バナナワニ園)

10月 太田記念美術館-明治神宮内苑
     石神井川ウォーク
     東洋文庫ミュージアム-高岩寺-鴨台さざえ堂

11月 新宿歴史博物館
     神田古本まつり
      川越(時の鐘-川越城-喜多院)

12月 スヌーピー展
     鎌倉(八幡宮-報国寺-海蔵寺-銭洗弁天-佐助稲荷-江ノ島-岩屋)

来年はもっと出かけられますように。
ではよいお年を!


レインボーブリッジ

2013-12-31 02:50:55 | 東京都



東京湾の芝浦と東京臨海副都心・お台場を結ぶレインボーブリッジ。
上層には首都高速、下層には一般道と新交通システムゆりかもめ、遊歩道が通っています。
その中でも眺望が良いのは上層の首都高と下層の一番外側に設置された遊歩道です。

レインボーブリッジの遊歩道は歩行者は無料で利用できます。
片道1,7km、出入口は芝浦埠頭駅から徒歩数分のアンカレイジ部と台場公園付近にあり、コースは2つ。
ノースルートは東京タワーや晴海方面、サウスルートはお台場や品川埠頭が望めます。
途中からのコース変更は出来ませんが、台場寄りに一ヵ所だけ両ルートを繋ぐ歩道橋があります。

芝浦側はアンカレイジ部に入り口があるため、エレベーターで一気に遊歩道まで登る事ができます。
台場出口まで下り坂が続くので、こちらから歩いたほうが比較的楽かと。

レインボーブリッジは吊り橋のため、大型の自動車が通ると大きく揺れ、潮風も強め。
開放時間は限られていますが、冬場などは遊歩道から夜景を見ることも可能。
自動車の騒音でゆったりと眺める事は叶いませんが、橋の主塔部分は遊歩道は外に大きく迫り出しているので眺めは抜群です。
ベンチも用意されています。




サウスルート


お台場を眺めながら歩くことができます


1/3が上り坂で、その後は下り坂が続く


芝浦側の主塔の麓は公園になっています



ゆりかもめと一般道のループ橋
大都会にも回り道があるのです


第三台場が近づけばもうすこしで出口





ノースルート


東京タワーはよく目立ちます



有明方面は橋脚のため見えづらい



晴海埠頭と開発中の新市場方面
殺風景と言えば殺風景



遠くに見える観覧車は葛西臨海公園



レインボーブリッジ自体を撮影するならノースルートがおすすめ

 


根津神社 乙女稲荷

2013-12-26 02:47:37 | 東京都

 

東京文京区にある根津神社。
この神社は日本武尊創建とも言われる古社で、現在の社殿は1705年のものです。
現在は本殿・拝殿・楼門など境内の多くの建築が重要文化財に指定されています。


静かな境内の端には細くのびる鳥居の路が魅惑的。
これは根津神社の末社である乙女稲荷の鳥居です。
稲荷社に奉納された鳥居で参道が真っ赤なトンネルのよう。
鳥居参道は南北から社殿に向かって伸びていて、鳥居を抜けると小さな社殿に倉稲魂命が祀られています。

参道の両脇にはツツジが植えられており、つつじ苑とあわせて毎年4月中ごろが見ごろのようです。
この時期にはつつじまつりも行われます。

 


南側の参道入り口。


鳥居には奉納者の名前が記されています。


雨上がりでしっとりとした狐様。


小さな社殿。


北側の参道入り口。
駒込稲荷という別の稲荷神社もあります。


熱川バナナワニ園 別園

2013-12-26 01:20:27 | 東海地方

 

 熱川バナナワニ園でも少し離れた場所にある分園。
ワニ園の前から送迎バスが発着しており、急坂を登り数分で到着します。

ここでは果実などが食用や薬用に用いられる植物を中心に展示しています。
バナナやマンゴー、パパイヤと青果コーナーに並ぶ果物たちのまだ青い頃の姿に出会えます。

本園と異なり、園内に起伏は少なめです。

温室の外の池には放流されたワニがのんびり暮らしています。
また日本で唯一飼育されているニシレッサーパンダも分園で暮らしています。
そのほかレッサーパンダの飼育頭数も日本一なんだとか。

暑い気候に慣れている動物たちのはずなのに
真夏の伊豆はどうやらとても暑いらしく、寝床でぐだぐだです。

レッサーパンダだけミスト付の部屋で暮らしています。
それでも暑そうですが・・・

 

 トイカメラのようなコントラストがお似合いの温室

 

 

バナナはたわわに実ります

 ぐだるワニ

 ぐだるリクガメ

 ぐだるレッサーパンダ

野生のトカゲは元気


熱川バナナワニ園 ワニ園

2013-12-25 13:56:43 | 東海地方

 

 熱川バナナワニ園の本園から歩いてすぐのところがあるのがワニ園。
ドーム状の施設の中はワニの住む楽園。
ガラス水槽を駆使して間近にワニを観察できるようになっています。
ワニが元気に泳ぎ回る姿は他ではなかなか見ることがかなわないので必見。
上からでなく正面からワニを見てみるとその姿は怪獣のようです。
クールなようであり、可愛らしい一面もあります。

他にオウムやピラルクーの展示もあります。

 

 

 ガラスを隔ててワニがいる

 これがワニの常態姿勢

 小さい奴らは機敏な動きが可愛らしい

デカい奴らは陸上にいます  

 仲良さ気

 万が一のため


熱川バナナワニ園 本園

2013-12-25 01:50:58 | 東海地方

 

伊豆熱川の駅を降りると、温泉熱の蒸気があちこちから昇っています。
そんな温泉の恩恵を受けて営業しているのが熱川バナナワニ園。
温泉の熱を利用してワニや熱帯植物を飼育展示しています。

バナナワニ園は
熱帯植物を主に展示する本園、
世界中のワニを展示するワニ園、
バナナやパパイヤなどを果物香辛料のなる植物を主に展示する別園
の3か所に分かれています。

バナナとワニが売りの植物園だからバナナワニ園かと早合点してはいけません。
他にもニシレッサーパンダやアマゾンマナティーなど世界的に珍しい動物とも出会えます。
本園にいるアマゾンマナティーはなんと50歳。狭そうな水槽の中、元気に泳いでいました。



入り口と案内所を備えた本園は花の美しい植物が多く展示されています。
園内は傾斜地に位置しており、階段やエレベータを使用して迷路のよう・・・・
見たこともない植物と、温室特有のぼんやりとした空気を楽しみながら進んでいきます。
所狭しと繁茂する植物の中に取って付けたように現れる動物たちもいい。

睡蓮は季節を問わず美しい花を咲かせています。

 

入り口を入ればもう熱帯

50歳のアフリカンマナティー。ちょっとすみっこで休憩中・・

上空にはウツボカズラ。
にわかに食虫植物コーナー

そこに一羽のオカメインコ

エレベータを上がると観葉植物

もう1階上には熱帯睡蓮の展示

穏やかな陽気がお似合いの睡蓮

そこに大日如来

最上階にはドーム型温室にオオオニバス

一度は乗ってみたいものです

 


東京ミッドタウン スターライトガーデン

2013-12-24 23:40:56 | 東京都

 

東京の冬の風物詩と言えば、イルミネーション。
そのなかでも六本木の東京ミッドタウンのイルミネーションは定評があります。

ここはミッドタウンガーデンと区立檜町公園と隣接しており、都会の中でも自然の残ったエリアとなっています。
イルミネーションは館内および、ミッドタウンガーデンで行われ、目玉はやはりスターライトガーデン。

館内アトリウムの目の前に広がる芝生広場で行われるこのイルミはまるで光の畑。
芝生に敷き詰められたLED電球が縦横無尽に輝きます。


宇宙空間と光のまたたきをイメージしているといい、
基本は青色ですが、時に赤や緑へと変化します。
波のように光が広がっていく姿が綺麗です。


芝生広場に行って見るも、館内アトリウムから見るも自由。
立体的な光の演出もあるので、見る場所によって雰囲気も変わります。

さすが夜の街、ライトアップは23時まで行われているそうです。


 

 

 


リゾート21

2013-12-24 02:40:08 | 駅と鉄路

 

伊豆急行線は伊豆半島東海岸伊東から伊豆急下田までの約45kmを結ぶ路線で、JR伊東線と直通運転を行い、熱海から下田までの間、いくつもの温泉街を結ながら走ります。

伊豆急行線は他の私鉄と比べると運賃が割高な印象があります。
しかし、片道24kmを越える乗車券の場合は戻らない限り途中下車ができることや、特急並みの車両に普通乗車券のみで乗れるなどの魅力があります。 

特に、普通列車として運行される「リゾート21」号は特急列車顔負けのリゾート列車で、
展望を意識した大きな窓の2×2のシート、座席が海側を向いたパノラマシート、先頭車の展望席など普通列車にはない趣向がたくさん。

海岸を走るこの路線ならではの車両になっています。





リゾート21は正式には
・水色のカラーリングの3次車「リゾートドルフィン」編成
・幕末下田を意識した4次車「黒船列車」編成
・内外ともに更なる改良を施した「アルファ・リゾート21」編成
の3タイプがあり、それぞれ異なった魅力があります。








なかでも全列車共通で設置されている展望車はハイデッカーからの階段状になっており、どの席からも快適に前展望を楽しむ事ができるのが特徴です。

海沿いを走るとはいえ、トンネルが多い路線ですが、展望席から見るトンネル走行は運転士気分が味わえておすすめ。

伊豆旅行には時間を合わせてまで是非乗りたい列車。 
通勤通学にこの列車を利用している人が羨ましいです。


城ケ崎海岸

2013-12-24 01:25:26 | 東海地方

 

 城ケ崎海岸は長さは約9kmに及ぶ太平洋に面した海岸で、
伊豆半島の火山の溶岩流と海蝕によって生み出された断崖絶壁が見事です。


富士箱根伊豆国立公園の指定を受けており、
近年は伊豆半島ジオパークの一部、富戸・城ヶ崎海岸北ジオサイトとして優れた自然活動の跡が認められています。


伊豆高原駅からバスで5分の伊豆海洋公園からピクニカルコースと名付けられた約3kmの散策路が整備されています。
海岸沿いの起伏の激しい路ですが風変わりな名の付いた岬や吊り橋など城ケ崎海岸を気軽に散策できます。

ハイライトは断崖絶壁の上に建つ門脇灯台付近。
入り込んだ海岸の上を渡る48mの吊り橋は観光写真でよく目にします。
散策路を逸れた周辺の岩場は自由に散策でき、度胸のある人は岩場の先端から眼下に広がる荒々しい海を覗き見ています。
波と風の音が印象的な場末の雰囲気は2時間サスペンスもののドラマそのもの。

門脇灯台は無料で登る事ができます。
手段は階段のみですが17mの展望室まで登ると大室山や天城連山、晴れれば伊豆七島を望む事ができるそうです。
階段は昇り降りが別の二重螺旋です。

ピクニカルコース上には自販機等は置かれていないため、売店のある灯台付近はオアシスに見えるかもしれません。
夏場は特に飲料をカバンに入れて歩きたいものです。

余談ですが、伊東市はコース上のトイレを和風造りに徹底しており、日本トイレ協会から「日本一のトイレ」の称号を頂いたそうです。
海岸散策ともにトイレ観光も楽しめるというわけです。

 常緑樹の緑と海の青が目に焼きつく

海岸のすぐ近くまで行くこともできます

自然造形の美しさに惚れる断崖絶壁
よくロケが行われるそうだがやはりサスペンス・・・

 門脇吊り橋。下を覗くとちょっとこわい 

 岩場から眼下を覗く 

灯台から岬を見下ろす 



灯台から伊豆高原。左奥には雲のかかる大室山


大室山 浅間神社

2013-12-23 01:20:38 | 東海地方



伊豆半島の大室山は富士山を小さくしたような形をした標高580mの草に覆われた黄緑色の美しい噴火山です。
毎年2月に山焼きの行事が行われ、常若の姿を保っています。

山頂付近は遊歩道が整備されており、気軽に散策する事が可能。

噴火口中腹には朱に塗られた浅間神社が建っています。
富士浅間信仰において祭神は木花咲耶姫命ですが、ここでは磐長姫命が祀られており、全国的にみても珍しい神社です。









古事記のなかにこんな話があります。
大山祇神の娘、木花咲耶姫と磐長姫は姉妹でした。
地上に降り立った最初の天つ神であるニニギに見初められた͡妹の木花咲耶姫は父の配慮で姉の磐長姫と共に
ニニギのもとに嫁ぎますが、醜悪な磐長姫は疎まれて送り返されてしまいます。

しかしこの姉妹は互いに異なる象徴性を持っていました。
妹の木花咲耶姫は美しさと有限性、姉の盤磐長姫は醜さと永遠性です。

盤長姫を送り返してしまったためにニニギ以降の天皇の命が短くなってしまった、と。

その後、木花咲耶姫はニニギの御子を身籠りますが、
ニニギに疑いをかけられ潔白を証明するために火中出産を三柱の子を生み落します。

このことから火の神、火山の神とリンクして日本一の火山である富士山を神体とする浅間神社で祀られるようになりました。
現在、全国にある数多の浅間社で木花咲耶姫は祀られるほど栄えています。


しかし、
 この大室山に祀られているのは表舞台には立つことを拒まれた姉の磐長姫なのです。
この神様が祀られているのには何か理由があるのでしょうか、、、



ちなみに伊豆半島を南下した下田富士にはこんな伝説があります。

下田富士と富士山は姉妹であり、妹の富士山は形が美しく讃えられていたのに対し、形の悪い姉の下田富士は悲しみ妬んで
妹の姿が見えないように天城山を隔てて隠れてしまいました。
富士山の標高が高いのは、姉の事を気にかけ、姉の姿が見たいと毎日背伸びをしたためです、と。


この伝説はふたつの富士の姉妹物語となっているのですが、これに似た話が「2人妻伝説」として大室山にも残っているようです。


先述した古事記の物語と下田富士の伝説を併せ持った内容で、姉妹の優劣と対峙が語られています。
天孫に嫁入りする事を歓迎された美しき妹の木花咲耶姫が富士山、その醜悪さから拒まれてしまった姉の磐長姉が大室山。
姉は妹に劣等感を抱いており、両者の中は良くはありません。
そのために、大室山山頂から富士山を望み、その姿を愛でると大室山の磐長姫が嫉妬するといわれています。


ところで、美と醜の対比という点では疑問が残ります。
美しさと有限の象徴である木花咲耶姫が岩石に覆われた富士山、
醜さと永遠の象徴をもつ磐長姫が常に1年サイクルで新たな植物の生える常若の大室山なのです。

黄緑色に覆われた大室山が美しく見えるのは私だけではないでしょう。
下田富士とも異なり、形の整った美しい山なのです。


形は似れど異なるふたつの山に祭られる姉妹神。
この話は駿河と伊豆という近くも山地を隔てた異なる文化を持つ地方の郷土意識から生まれたのでしょうか。

全国では〇〇富士といったように、富士山に似た山はご当地富士山として富士への同化(見立て)が試みられますが、
大室山は信仰という立場から決して富士山と同化しようとはしていません。

富士への憧れとは別に、大室山への信仰があったと見ることもできます。