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サブカルとサッカーの話題っぽい

【漫画】マジキュー4コマ 真・恋姫†無双 萌将伝1

2010-10-25 | 漫画
マジキュー4コマ 真・恋姫無双 萌将伝(1) (マジキューコミックス) マジキュー4コマ 真・恋姫無双 萌将伝(1) (マジキューコミックス)
価格:¥ 861(税込)
発売日:2010-10-25

 ああ、面白かったさ。ゲームの『萌将伝』より面白かったさ!
 喜ばしいことのハズなのに少し哀しい。
 表紙絵の愛紗が可愛すぎるのも哀しい。

 ちゅうわけで、『恋姫無双』のマジキュー4コマが『萌将伝』にクラスチェンジしました。作家陣はほぼ同じなので、前の4コマが好きだった僕みたいな人は買っちゃって間違いないと思います。や、ホント、どの作家さんの漫画も面白いという脅威の当たり率を誇るアンソロジーですよねコレ。
 今回巻頭を飾った相沢良彦さんや、ギャグ分多めの延川祐子さんはもはや鉄板の感がありますが、前回から加わった渡会あずささんの描く絵が好きで好きでタマンネエ。実は渡会さんは某『RO』のアンソロジーを読んでハマった作家さんで、自分がネトゲをまったくやらなくなったので自然と名前を目にしなくなっていたのですが、まさかこんなところで再び漫画を読めることになろうとはなー。
 まあでも、『恋姫無双』系のアンソロで一番ヤバイ(もちろん良い意味で)のはサオトメタキさんであることは疑いようがないです。この人の4コマはホントに面白い。ネタがスレスレすぎて面白い。他の作家さんはちょくちょく掲載順が変わるのに、必ずトリを務めている実力者というか、週刊少年ジャンプで言うところの『ジャガー』ポジションを完璧に近い形でこなしてしまってますよね。そういえば結構前に『ジャガー』も終わっちゃったんだよなあ。うすた先生新作描かないのかな。
 最後は少し話がそれましたが、ナンバリングされているし人気コンテンツなので、これから先も刊行が続くのは確定のようです。嬉しいなあ嬉しいなあ。


【ラノベ】カンピオーネ!Ⅴ 剣の巫女

2010-10-24 | ライトノベル
カンピオーネ! 5 剣の巫女 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) カンピオーネ! 5 剣の巫女 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
価格:¥ 630(税込)
発売日:2009-11-25

 読了。

 作者さん曰く今回は「学園編」とのことで、たしかにこの作品にしては珍しく日本国内が舞台の物語でした。で、最初に結論から言ってしまうと、今回はあまり面白くなかったです。その理由は二つありまして、

・護堂の同級生の言動が総じてスベっているため、読んでいてところどころキツイ箇所がある。

 具体的には、同級生が異性の好みについて熱弁を振るったり、プールの覗きを企てたり、モテまくる護堂をやっかむ描写など。こういうのって悪しき慣例というか、様々な媒体で似たような展開が使われすぎていて「またか」と思ってしまう感じ。特にこの『カンピオーネ!』の作者さんって、ヒロインたちとの絡みを書くと「質の良いエロゲライター」なのに、モブキャラを交えた賑やかしを書くと「質の悪いエロゲライター」になってしまうので、こう何というか、すごくもどかしいです。ちゅうか率直に言って、基本ヒロインたちがヤキモチを妬いて護堂が振り回されるだけという、日常描写の幅の狭さが気になりますね。
 あと、つけ加えるなら、この手のラノベである時期から示し合わせたように登場するようになった「オタク系の知識に精通したキャラ」は、そろそろ賞味期限切れじゃないかなあ。新たなキャラ様式の登場を望みます。

・リリアナの扱いがヒロインの中で飛び抜けて悪い。

 ちょくちょくリリアナに対して向けられる「旧態依然とした尽くすタイプのヒロイン=都合のいい女どまり」という指摘は作者さんの(ハーレムモノに関する)哲学なんだろうし、おそらく後々リリアナが「都合のいい女」からの脱却を図るという展開が用意されていて、そこに繋がるネタ振りでもあるんだろうけど、ちょっとコレが微妙なのですよ。や、好きなキャラが冷遇されてるように感じるという以上の意味で。
 どういうことかというと、ぶっちゃけ護堂と万里谷の相性がいいという設定自体がかなり眉唾なんですよね。護堂自身の独白や、エリカや静花の指摘による「作中の登場人物の視点」では散々アピールされているけど、僕が「読者の視点」で作中の描写を見ている限りでは、わざわざ特筆するほど他のヒロインと相性の差があるとは思えないわけで。なんか「作者の見えざる手(=この二人はこういう関係なんですよーという説明)」が見えてしまっている感じで気持ち悪いんですよね。
 逆に護堂とエリカがツーカーの関係というのは、作中の描写を見ていて納得できるので異論を差し挟む余地はないんですけど、そのせいで余計に万里谷というキャラクターの薄さが目についてしまうんだよなあ。ようするに、僕が読者として見た場合の万里谷の評価(=エリカ以外のヒロインと比べて横ばい。むしろ下位)と、作中でキャラクターたちが下す万里谷の評価(=エリカに比肩するナンバー2)に開きがあるせいで、作者さんが「そういうことにしたいだけじゃん」と思ってしまうと。
 皮肉にも今回の5巻の内容そのものが万里谷をプッシュするものだったため、4巻まではヤキモチを妬く機械でしかなかった彼女がいきなり大きな発言力を手に入れてしまったことにすげー違和感を抱きました。僕がリリアナ贔屓ってのをさっ引いても、万里谷はキャラクターの立たせ方をミスったように思えるんだけどなあ。どうなんだろ。

 以上。証明終了。

 そういえば、今回はこれまでのような知識を与えるという体でキスするという展開がない代わりに、神の加護を与えるという体でキスをする描写がありましたが、加護を与えることによって熱くなる場所を「己の下腹部あたり」とか「東洋医学で丹田と呼ぶ場所」とか「体の最奥ともいうべき場所」とかボカしてたけど、もう性器って言っちゃえばいいのにって思ったのは僕だけではないはず。だから「錬成した」を「射精した」と見間違えたのも僕だけではないはず。このへんの、主人公とヒロインにどうにかしてエロいことをさせようって意気込みは素晴らしいよなあ。
 あ、あと、個人的にこの手の話で、男装の麗人的なキャラを好意的に受け止められた試しがないので、沙耶宮さんの今後の動きがとても気になります。『アスラクライン』にも似たようなキャラがいたけど、ああいう言動を好意的に受け止めるのは難しいし、だからといって突然「いい人」になられても困るし、動かし方が難しいワリにリターンの少ないキャラだと思うんだけどな。この手の話にはこういうキャラを出さないといけないルールでもあるんでしょうか。
 とりあえず、新ヒロインの恵那はまだキャラが掴みきれないのでよくわかりませんということで一つ。


web拍手レス

2010-10-24 | インポート

>>ヒロインに理不尽なことをされても「怒ってないっすよ(^ω^)」的な、いわばサンドバック式
>サンドバック式wwww愛する貴方のためなら何だって耐えられますwwww
>ってやかましいわwwww
>シナリオライター的には器が広くて包容力のある主人公なんじゃ・・・。


やっぱそういう表現なんすかね……(^p^)
もっと別の方法で器の大きさとか包容力を表現して頂きたいwwwwww
傍若無人な振る舞いをスルーし続けるのって優しさじゃないよなあ。


【サッカー】Jリーグ第27節

2010-10-23 | サッカー・アルビレックス新潟

 vsFC東京。アウェイで対戦。
 1-1のドロー。→スタッツ
 チームの若さが出てしまった試合。


東口:6.5 二度のビッグセーブでゴールを死守。PKも惜しかった。
西*:6.0 押しこまれる時間帯には守備で危うさを見せたが攻撃面では十二分に貢献。
千葉:5.5 セットプレイのマーカーを外す悪癖と判断の悪いシーンが散見された。
永田:5.5 PKは疑問の残るジャッジだがあれも経験にして欲しい。フィード精度も低かった。
酒井:5.5 他の選手とのコンビで攻め上がる機会が少なく効果的なプレイが少なかった。
本間:5.5 前半は大黒のチェイスに苦しんだが押しこまれる時間帯にも落ち着いて対応。
三門:5.5 幾度となく前線のスペースを突こうと試みたがFC東京の守備は揺さぶれず。
マル:6.5 FKの先制点と基点を作ることでチームに貢献。最後のPKを決めていれば満点。
チョ:6.0 突破する形こそ見られなかったがボール失わず周囲との連携が効果的だった。
大島:6.0 相手を背負う形でのポストは問題ないがシュートを打てないのは厳しい。
ミシ:5.0 ミス多くボールが足についていなかった。もっとシンプルなプレイが必要だった。

小林:5.5 相手がパワープレイを多用してきたことで持ち味を発揮しきれなかった。
鈴木:6.0 投入後に相手FWを押さえ込むことに成功。頭で繋げるのも大きい。
田中:-.- 出場時間短く採点無し。

監督:5.5 失点後のバタバタした流れにもっと有効な手を打ちたかった。


 マルシオがクラブ通算300ゴール目を決めたのはめでたい!!
 でも勝ちきれなかったのは勿体ない!!!!!!!!!!!!

 結論から言うと、今日の試合ではFC東京のプランを打ち破れなかった感があります。
 新潟のウリは最終ラインからボランチを経由してのビルドアップ、もしくは精度の高いフィードの両刀をチラつかせることで、じわじわとポゼッションを高めて相手を押しこんでいく戦い方なんですけど、大黒が実に見事なチェイスで新潟のボランチ(勲)を追い込んでいくせいで、なかなかリズムを握ることができません。またFC東京は、最終ラインの四人、特に両サイドバックの二人が攻撃に加わりながらも、守備に回ったときの帰陣が早いため、永田さんのロングフィードで揺さぶることも難しくなっていました。
 ただ、ここでオオシが絶妙のタイミングで降りてきて楔を打ち込ませる形を作ってくれるお陰で辛うじて防戦一方にならなかったのが救いでしたね。そのため、ボランチからの展開とロングフィードという武器を封じ込まれたにも関わらず、新潟はじわじわと相手からペースを奪うことに成功するわけです。
 新潟にとって誤算だったのは、今日のミシェウがイマイチの出来だったということ。ミシェウが本来のパフォーマンスを発揮してくれば、千葉ちゃんや永田さんがオオシに楔を入れたタイミングでチーム全体がスピードアップして、マルシオ、ヨンチョルあたりが前を向いて勝負できる形を作れていたと思うんですけど、ミシェウのところでミスが重なったせいで、FC東京のペースを崩すことには成功しても、自分たちのペースになるところまではいかない、みたいなもどかしい状況が続くことになります。
 だからこそ、前半終了直前にマルシオがFKからクラブ通算300ゴール目となる先制点を挙げたときは、新潟が落ち着いて自分たちのリズムを作り、このまま後半も押し込めると思ったんですが。焦りから自滅しようとしていたFC東京を救ったのは、主審の吉田さんによる微妙なジャッジでした。たしかに競り合いの後で平山に永田さんの腕がかかっていたけど、あの時点で平山はトラップミスしてボールを失っていて、新潟の他の選手がフォローに回っているんだから、普通はあんなんで笛吹きませんよねえ。前半にも、吉田さんの目の前で大黒の足が勲に入ったのに笛を吹かなかったあたりで嫌な予感がしたんですが、判断力と視力がすごく悪くなってますね。数年前にウズベクの歴史的誤審を犯し、優良主審から一転してダメ主審に格下げされた吉田さん。そんなどん底から時間をかけて立ち直りつつあると思っていたのに、まーたダメ主審の仲間入りしちゃったwwww
 結局、同点に追いついたことである程度自信を取り戻したFC東京の選手が息を吹き返すことになり、新潟は30分近く押しこまれっぱなしになります。新潟もカウンターからチャンスを作れなかったわけではなく、68分、90分のリカルジーニョと椋原のイエローカードは、完全にチャンスを潰すためのプロフェッショナルファールでした。その後、マルシオから大伍に大きなサイドチェンジが入って決定機→リカルジーニョが止めてPKを獲得というところで、勝ち越して試合が終わると思ったんですが、マルシオが蹴ったボールを権田が魂のセーブを見せてホイッスル。FC東京は押しこんでこそいたものの、PK以外で二本しか枠内シュートがない惨い状態だったので、新潟としては勝ち点2を逃した痛い引き分けだったと考えて構わないでしょう。
 とりあえず、失点したあと30分間ずっと相手のリズムを断ち切れなかったのは反省点だと思います。オオシがアウトしてたので、新潟としては前半みたいに楔が入らなくなって厳しかったと思うんですけど、だったらヨンチョル(ミシェウ)とマルシオを両サイドに張らせて、執拗にサイド攻撃を続けるやり方を取るべきだったんじゃないかなと。FC東京の勢いが増したことと、大熊直伝放り込みで腰が引けてしまったのがマズかったですね。
 あと、三門はもっと早い時間帯に中盤に上げて、梶山へのチェックをもっと厳しくするだったと思います。マルシオ、ミシェウ、ヨンチョルの三人も守備を頑張らない選手というわけではないんですけど、自分のサイドからボールが離れたときのポジショニングを見ていると守備の意識があまり高くないので、梶山を90分通して比較的自由にさせてしまったのはベンチの失策だったのでは。

 まあ次は鹿島なので緩い感じで頑張って欲しいです。


【雑記】エロゲ(笑)

2010-10-23 | 雑記

 絶賛プレイ中の『星空へ架かる星』があまりにも酷すぎる。
 以下ツイッターで呟いたのをそのままコピペ。


星空へ架かる橋ヤベエ。なんだこのクソシナリオ。

個人的に、ファーストインプレッションがあまりよろしくなかったキャラから攻略はじめるんですよ。美味しいモノは最後に取っておく派なものでね。

だから「理不尽暴力」を「ツンデレ」とはき違えているような悪しきテンプレを背負った日向伊吹から攻略をはじめたわけなんです。

そしたらもー、すごいね。まさか共通より個別のほうがイラつくとは思わなかった。

1.主人公は伊吹やかさね、こよりなどのダメヒロインに無責任な噂を流されることで「プレイボーイ(笑)」として悪評が広まっていたんだけど、噂の先頭に立っていた自分(伊吹)と付き合ってるってのが体裁悪いから、伊吹は交際を周囲に隠したいと言い出す。

2.周囲の目に触れないように付き合うのは、田舎では至難の業。なので、主人公は、毎日放課後に一度帰宅してから、伊吹の部活の終わる時間に再び登校するという行動を繰り返し始める。朝は部活の朝練がある伊吹に合わせて早い時間に家を出るようになる。

3.この主人公の行動を受けて伊吹の考えたこと。「こいつって意外と私のこと考えてくれてるんだ……ポッ」オイオイオイ、そんなレベルじゃねえだろ。全然いい話じゃねえし。

4.その後、周囲に交際を隠したいと言い出したのは自分なのにも関わらず、親友である初に主人公が取られると思い込み、今度は必要以上に周囲にベタベタするところを見せつけるような奇行に走る。極端から極端に走るねえ。

5.伊吹の様子があまりにもおかしいので、主人公と初が相談をしていたら、その場面を目撃した伊吹が公衆の面前で初を罵倒しはじめる。そこからの流れがまた信じられない。伊吹「私たちしばらく距離を取りましょう」えええええ、すげー自己完結型。

6.そしてここからが本番。伊吹のことを諦めきれない主人公が一計を案じる。その内容は、他の人間の目につくところで初に自ら引っぱたかれることで、かつての自分の悪評を更に上乗せし、その悪評が伊吹の耳に入るように仕向けるというものだ。

7.ようするに、伊吹とサシで話し合うための時間を作りたかったということらしいんだけど。主人公が自ら流した悪評に、他のヒロインたちが踊らされすぎ。デカイ女「見損なった」とか。こっちもお前を見損なったよ。攻略する気なくなったわwwwww

8.その後、噂を聞きつけた伊吹が教室で主人公をビンタ(笑)いちおう、直後に「あのときは気が動転した」「よく考えたらあんたがそんなことするはずない」というフォローは入るけどさあ。もうこの時点で伊吹がどうでもよくなってる僕。

9.伊吹「もう一度……私と付き合って下さい」ココ選択肢用意してくれよ。

10.そして最後は、何故か主人公と伊吹の後をつけてきていたこよりが、「女を泣かせる不届き者め!」とレールガンを放って勘違い暴力オチで締め。金払ってストレス溜めるエロゲユーザーは業が深いわ。このメーカーの作品は二度と買わねえ。


 注目集まってる作品内に、このレベルのシナリオがあるのはキツイですねえ。
 若者のエロゲ離れが進むのでは。

 ちなみに上記したシナリオにおいて、僕は何気に、伊吹以外のヒロインの株がダダ下がりになることが一番の問題だと思っていたり。や、ぶっちゃけ共通シナリオの時点で、伊吹自身にはある程度の諦めがついてるのですが、まるで茶番のような展開で他のヒロインの魅力まで損なってしまうのは、誰得な状況じゃないですかね。
 で、なんとなく思ったんですけど、コレ例えば丸戸さんだったら、同じ展開でも、攻略ヒロインたちは主人公のことを信じ続ける立ち位置に置く(悪評が流れたときに「きっとなにか事情があるに違いない」みたいに言わせる)んだろうなと。別に主人公が顰蹙をかってフルボッコにされる展開そのものを否定したりはしませんが、やっぱこういうところでフォロー役を用意するってのは絶対必要なバランス感覚だよなあ。
 あー、しんどかった。