ストライクウィッチーズ2 (2)天空より永遠に (角川スニーカー文庫) 価格:¥ 600(税込) 発売日:2010-09-30 |
読了。
以下雑感。
・ミーティングの風景の比喩として「まるで中学生のような~」ってのは『スト魔』の世界観を考えるとおかしいよなあ。地の文が"作者"視点での説明になると萎える。そりゃ読むのは現代人なんだけどさあ。
・直後の「担任の先生、もといミーナが~」ってのも同上。ちゅうか「学校であること」と「ミーナが教師然としていること」を文章で表現すればいいだけなのに、考証なんてまるで考えずに一番安易な方法で書き出すとこうなるという悪例。作者はコレを面白いと思ってそうなのが余計にイラつくwwwww
・ペリ犬がもっさんと風呂に入るのを妄想って表現はどうなんだろ。一期はともかく、二期のペリ犬は(スタッフの必死のテコ入れにより)もっさんに対してガツガツいく感じじゃなくなってたけどなあ。このシーンもアニメじゃむしろ宮藤たちに誘われて嬉しそうだったし、作者さんだけ頭の中が一期のままという印象。
……………………っつー感じで。コレ、導入の二ページ内の内容です。まあ、最初の二ページで既に「突っ込んでいたらキリがない」状態なので頭を空っぽにして読むことにしましたよっと。
しっかしこの南房さん? ってヒト、巻を重ねるごとに酷くなるな。あとがきの悪乗りっぷりなんかと照らし合わせると、興が乗ってくるとダメになるタイプの作家さんっぽい。
今回はラノベ版唯一の利点であったはずのアニメ補完エピソードも酷くて、エーリカとバルクホルンが一緒にロンドンに行くなんて美味しい話を、おかしな三老人が現れてセクハラするなんて誰得展開にしてみたりと、まあ真面目な話、金出す価値のない一冊でした。表紙を合わせて三枚のフミカネ絵に600円出せる人にはお薦め。
や、ほんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっとにひっでー本でした。スト魔じゃなかったら破り捨てるレベルナンダナ。好きな作品のノベライズがこんなだとガッカリですね。
あ、唯一、巻末の島田フミカネさんのインタビューだけは読む価値あると思います。
それだけのために買うのもアレですし、うっかり直前のページが目に入ってしまうとあとがきにイラッとすること請け合いなので、本屋で見かけた方はあとがきを見ないように気をつけつつチェックしてみてくださいませ。