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サブカルとサッカーの話題っぽい

【漫画】魔法先生ネギま!36

2011-11-22 | 漫画
魔法先生ネギま!(36) (講談社コミックス) 魔法先生ネギま!(36) (講談社コミックス)
価格:¥ 440(税込)
発売日:2011-11-17

 ついに魔法世界編解決! そして物語は新たなステージへ。

 どうでもいい話、これで『ネギま!』も一区切りということで、年末恒例「一気に読み返す」がやりやすくなってすげえ嬉しいです。年末年始は、なぜか毎年『ネギま!』を1巻から読み直してしまうんだよなあ。この手のプロットがカッチリしている作品は、まとめて読み返すと印象が(大抵は良い方向に)変わることも多いので、魔法世界編をどういうふうに感じるか楽しみなのだわ。

 つーわけで36巻。物語の山場でいつも感じることですけどエヴァ無双ッスね。毎回わりと制限アリで力を振るっているキャラなのに、今回は全力で美味しいところを持っていったというか、これは「将来的にネギもこれくらい強くなります」という暗示を含んでいるがゆえの好待遇のような気がしないでもないなと思ったり。闇の魔術はべつにして元々師弟関係を結んでいますし、今回出てきた造物主の「我が娘」=エヴァ&正体がナギ=ネギの父親あたりで妙に符合がたくさん用意されている二人でもありますし。
 エヴァに関しては、作画にもすごく拘りを感じて、具体的には脇乳が非常にタマらないと思います。ともすれば、登場時のパンツに気を取られそうになりますが、もはやパンツの希少価値が下がってしまった『ネギま!』においては色々なフェチ萌えを追求していくことが必要不可欠だと思うのですよ。エヴァは脇! 脇乳! これで決定!









 しかしホント、クライマックスで学園の仲間はもちろん、それまで敵だったキャラも勢揃いして共闘するのは熱いよなー。ちゅうか、フェイトとの和解は魔法世界編でもすごく長い尺をとって行われ、36巻も導入から半分くらいは使ったのに、怒濤に次ぐ怒濤の展開が押し寄せてくるせいで影が薄くなってしまったのは不遇というかなんというか。
 今回一番気に入ったのは、すごくベタではありますけど、最後の最後にクラスメイトたちの呼びかけで明日菜が復活し、ネギと名前を呼び合うシーン。なんていうか、「ようやくここまできたなあ」という感慨が湧いてきました。
 このへん作中で千雨が言っていたように、明日菜を助け出すというのがこの魔法世界編のゴールだったわけで、栞との入れ替わりがあったこともあって達成感半端なかったです。
 さすがに魔法世界編は少し長すぎた気がしますが、こうやってしっかり「始点」と「終点」を定めて物語を構成するのは、話作りのお手本になりそうですね。ここに至ってようやく、修学旅行編あたりで感心した『ネギま!』のプロットの妙に再会できた気がして、そういう意味でも嬉しかったり。

 最後にコレは言おうか言うまいか迷ったけど、いいんちょのコスプレはちょっとセンスがキツイですね!wもうちょいシックなほうが似合うのに! 可愛いのに!
 アレはホント、設定的には中学生なのに「昔、魔法少女として活躍した女の子が、子供ができてからカムバックしました!」系に見えてしまうのは僕だけではないと思います。肩から出てる羽根がないだけでかなりマシになると思うんだけどなー。アレは欠かせない要素だったりするんだろうか。言うなれば「カードキャプターさくら(30)」みたいな。ひいい。
 とりあえず、次回から新展開ですねということで一つ。
 ラスボス=親父ってのは古き良きお約束ですが、どーなるんやろ。どーなってるんやろ。