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サブカルとサッカーの話題っぽい

【漫画】みなみけ 9

2011-11-06 | 漫画
みなみけ(9) (ヤンマガKCスペシャル) みなみけ(9) (ヤンマガKCスペシャル)
価格:¥ 560(税込)
発売日:2011-11-04

 あー、この漫画ホントにおもろい。
 既に円熟期に到達したと言っても過言ではないだろうし、ここまできたら大外れすることもなさそうなので、このまったりした空気感を維持したまま、できるだけ長く続いてくれると嬉しいなあ。次で大台の10巻目ですしね!

 つーわけで、南家三姉妹の日常漫画、第9巻。
 元々余裕のあるペースで連載していたとはいえ、自作がアニメ化するとガクッとモチベの下がる作家さんが少なくない中、アニメ放映後もコンスタントに新刊が発売するのはとてもありがたいです。アニメは見てないんですけどね、僕(´ω`)
 さておき、少し前までは「キャラ増えたなあ。扱い切れるんだろうか」などと思っていたものですが、完全に杞憂に終わった感じ。初期は怪しかったアツコと吉野の描き分けなんかも問題なくなっていますし、ちゃんとキャラが立ってるおかげで一度に大勢のキャラが登場しても画面がうるさくならないのは密かに感心してしまったり。
 まあ、中には存在していた事実がなくなっていそうなキャラもいますが! チアキのクラスメイトの男友達(マコちゃんじゃないほう)とか。……あっれー、他にいなくね?

 ちなみに今回のマイフェイバリットは、おじさんに回転寿司を奢ってもらうエピソード。
 トウマとおじさんの「今食べた名前のわからない白いヤツうまかったな……」「寿司って白いのたくさんあるよね」というやり取りに頷きつつも、女騎士にかっぱ寿司を食べさせたとかいう動画を思い出してしまって。くくく……エンガワを食わせてやる。な、何なの……この脂っこいのは……らめぇー! ソレ系で。
 どうでもいい話、基本コメディの『みなみけ』において、吉野が本当に怖いのは僕だけではないハズ。常に笑顔で何を考えているかわからない、みたいなキャラは珍しくないですけど、吉野の場合はそれに女子特有の得体の知れなさがミックスされているのが空恐ろしいです。あの子の存在はホラー。
 あ、あと、『今日の5の2』のころから無意識エロスとでも呼ぶべき境地を垣間見せてくださる桜場コハル先生ですが、カナが藤岡の「蹴りグセ」を調査するエピソードで、その才能が健在であると照明していましたね。靴下を脱いで素足になった状態でスカート、というだけでもかなりのものなのに、そのあと地べたに座っているのもポイント高いのに、トドメとばかりにバケツをひっくり返して尻を濡らすところまでいってしまったからなあ。まさか下着が濡れていないとは考えられないので、ジャージを穿いたカナはノーパン状態なんだろうなー。はー、最高。
 そんな感じで、カナの「だらしなさ萌え」とでも言うべき要素って、『けいおん』の律も持ち得ている要素ですよねということで一つ。「だらしない」けど「品がない」わけではないという絶妙のラインに心くすぐられる男子は多いと聞く。僕です。