コミック百合姫 2012年 01月号 [雑誌] 価格:¥ 880(税込) 発売日:2011-11-18 |
これまで、あれほど買うのに(見つけるのに)手間取った『百合姫』だというのに、今回は比較的楽にゲットすることができました。売れてるね!
しかしまあ、なんだかんだで新しく雑誌を購読するようになってしまい、雑誌を買うためには目当ての作品が一つ二つあれば十分なんだなというのを改めて思い知らされる結果になりましたねと。『ゆるゆり』パワーすげー。でも買ってない人間が言うのもなんですが、BD・DVDの売り上げが右肩下がりになっているみたいで心配です。大丈夫かなあ。
さておき、今号から表紙担当がなもり先生ということで、また少し雑誌のカラーがライト層向けに変化したような気が。なもりファンってのを置いておくとしても、特に百合が好きというわけではない人間にとってはありがたい変更かも。まあ、表紙の絵柄程度でレジに持っていくのを躊躇する段階はとうの昔に踏み越えましたが。いい歳して恥ずかしがってたらそっちのほうが問題アリよね。この際いい歳して漫画雑誌を買うことの是非は問わないでおくとす。
ちなみにこの表紙は特殊仕様になっており、一見すると「百合少女Aが思い人である少女Bの着替えをついうっかり覗いてしまってドキドキ」系のイラストなんですが、めくってみると「少女Bも実は百合少女で、べつの百合少女Cと情事を終えたあとでした」という衝撃の展開が待ちかまえています。すげー物語性のあるイラストですよね。
この表紙絵に関してはネットで見かけた、「自分が思いを寄せる相手は、いつも孤独に見えるもの」という言葉が非常に印象に残りました。もっとも、印象に残るかどうかと感銘を受けるかどうかというのは別問題で、思わせぶりなワリに(個人的には)ちっとも実感できない言葉なんですけど、秘めた想いってのはそういうものなのかなと納得できなくもないかなー。
表紙の話ばかりするのもアレなので中身にも触れますが、やっぱ『百合男子』最高。百合談義みたいなネタが面白いのはもちろんのこと、普通に宮鳥の過去になにがあったのか気になってしまうっつーのが何とも。続きが早く読みたいっすなあ。
今号は『ゆるゆり』休載ということで残念でしたが、百合に興味のない人間なりに『きものなでしこ』は楽しいですし、今回収録されていた漫画の中で一番気に入ったのは意外にも『ぽろぽろメランコリック』でした。百合姫コミック大賞受賞作ってことは新人さんなんですよね。こういうS気の表現いいわー。
あと巻頭のイベントレポも面白かったですし、満足度の高い一冊でしたということで一つ。