GA -芸術科アートデザインクラス- (4) (まんがタイムKRコミックス) 価格:¥ 860(税込) 発売日:2011-10-27 |
なんか久しぶりだなーと思って3巻の奥付を見たら実に二年ぶりの新刊という事実。そら記憶も薄れるわけだわ。
帯を見たら、アニメ化したタイミングで3巻が発売していたようなので、コレもまたアニメ化絡みで作家さんのモチベに影響があったりしたんでしょうか。『にゃんこい!』再開のニュースとタイミングが被ったのは不思議な符合というかなんというか。これに関しちゃ『GA』のアニメは見てなかったのでよくわかりませんが。
つーわけで久しぶりに読んだんですけど面白かったです。表紙のデザインといい、変則的にカラーページを使う構成といい、相変わらずセンス抜群だなと。そういう作風が、芸術系の学校を舞台にしているという設定とあいまって、作品の完成度を高めているのは見事の一言。
で、こういう作品は「眺めているだけでも楽しい」ため、得てしてキャラクターなどの要素は薄くなりがちですが、『GA』はそのへんもしっかりしているのがいいですね。メインの五人はもちろんのこと、上級生組のキャラクターも相変わらず立っていて、個別のエピソードが面白いというのは言うまでもないですが、たまに二組の日常がクロスするところでは思わずニヤリとしてしまいます。
個人的にはナミコさんが一番好きなんですけど、ワリと不遇なんだよなーこの人。不遇だからこそ気になるという部分は否定しません。あと胸が大きいから好きだというのも否定しないでおきます。
どうでもいい話、僕の薄れた記憶の中で印象に残っていた設定って、
・フラグが立ちそうで立たない外間先生と宇佐美先生
・キョージュには婚約者がいる
の二つだったり。後者は触れられていませんでしたが、前者はまさにピンポイントなネタがありましたね。外間先生の反応を見る限りでは脈アリと思えないけど、男は堕ちるときはアッサリ堕ちるからなー。
そんなわけで、四コマ漫画ってネタ出しが大変なイメージあるのに、毎回毎回美術ネタを絡められるのはスゲエやということで一つ。続きはまた数年後とかないよなー。ないよね?