かへたんていぶ(2) (ガンガンコミックスONLINE) 価格:¥ 440(税込) 発売日:2011-05-21 |
1巻は微妙だったのに、2巻になって色々とこなれてきたら面白くなってきました。
おぼろげな記憶を辿ると、たしか『ながされて藍蘭島』もこんな感じだったので、藤代さんの作品にそういう傾向があるということなのかもしれないなあと思ったりも。スタートダッシュがイマイチなのはともかく、尺さえ取れればしっかりキャラクターを立てられるのはさすがですね。
で、いちおうメインキャラは5人いるようですが、藤代さんにとって美由とななが動かしやすいタイプなのか、この二人が優遇されているように感じました。あくまでも僕はね!
ちゅうか、トウマ絡みでななの出番が多くなっているせいで、必然的に当て馬役を請け負うことになるえみながワリを食っている感があるんだよなあ……。初期の『藍蘭島』におけるあやね(オチ担当)とまではいかないまでも、えみなは1巻のときみたいに〝主役〟的な立ち位置で動かないと他のキャラに埋もれてしまいますね、ハイ。
あと、美由はいわゆる「残念美人」系のキャラっぽいですが、なんでもかんでもあけっぴろげというわけではなく、羞恥心もあるんだよという描かれ方をしていたあたり、そのへんで差別化をはかろうとしている雰囲気があります。僕は最近こういうキャラがすげえ好きなので、もっと出番が増えると嬉しい。や、さすがに街を出歩くたびに芸能人スカウトに引っかかるってのはオーバースペックすぎる設定だと思いますけど。
そんなわけで、今回一番楽しかったエピソードは、美由がプールの授業にパンツを忘れてきてノーパンで過ごす話。スカートをめくって下の水着を披露したコマで、妙に股間がもっこりしているように見えるのは気のせいだと思いたい。
まー、ちょい『藍蘭島』が飽和状態でマンネリになっちゃってるんで、今後はこっちに期待かなということで一つ。